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ユダヤ暦と天体異変

 2014年から2015年にかけて、重要なユダヤの祭りの時に月食と日食が立て続けに重なることが判りました。これは大変珍しい現象で多くの人々の関心を呼んでいます。

2014年4月15日 ニサンの月15日   皆既月食  過越しの祭り初日
2014年10月8日 テイシュリの月14日 皆既月食  仮庵の祭り前夜
2015年3月20日 アダルの月29日   皆既日食  宗教暦新年前日
2015年4月4日  ニサンの月15日   皆既月食  過越しの祭り初日
2015年9月13日  エルルの月29日   部分日食  政治暦新年前日
2015年9月28日  テイシュリの月15日 皆既月食  仮庵の祭り

 今から2000年前の過越しの祭りの最中に主イエスが十字架に付けられた時、皆既日食と思われる天体現象が起こりました。
そのときすでに十二時ごろになっていたが、全地が暗くなって、三時まで続いた。太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。イエスは大声で叫んで、言われた。「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。ルカ23:44〜46
 これを日食と考えるのが当然でしょう。神の子の苦難に宇宙も共鳴したのです。大地は暗闇に閉ざされました。一方、皆既月食は月が完全に見えなくなるのではなく、地球の影に入った月が赤くなります。
 その後の歴史においても月食と日食がユダヤの暦との係わりがあったと思われるのですが、そのような記録を見つけることは困難だし、大体そんなことに関心をもつ人が居なかったのでしょう。そしてわずか1年半の間にこんなに続いて起こる天体現象の下で世界には何が起こるのでしょうか。今年から来年にかけて重大な出来事が起こるかもしれません。こんなことは今世紀には二度と起こりません。
 20世紀にも同じような現象が2度起こりました。1948年と1967年です。1948年にはイスラエルが建国しました。1967年には「六日戦争」の結果、エルサレムがイスラエルのものになりました。この二つはイスラエルの存亡に関わる重大事態です。共に天体の異変がありました。しかし、数年に2度です。今回は1年半に6回も起こるのです。聖書には主の再臨に伴う天体の異変が書かれています。
主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。使徒2:20
 これは今回のものではなく、もっと大きな現象を指すと考えられますが、今回の異変がイスラエルと世界になんらかの大きな変動をもたらすと考えるのは自然でしょう。
 歴史上、これほどの頻度でユダヤの祭りと天体の現象が共鳴するのは恐らく初めてです。と言うことはよほど大きな出来事が起こると見ていいでしょう。
 聖書は主の再臨の前にサタンの王国が現れると預言しています。この現象はそのことを預言しているのでしょうか。私はその前にエゼキエル書38〜39章に出てくるゴグ・マゴグの戦乱が起こると信じています。そしてそれは、ロシアによる中東侵攻とアメリカへの攻撃のことだと信じています。それはいつ起こっても不思議ではありません。イランの核開発にイスラエルは神経を尖らせています。今は少し和らいでいますが、いつ反転するか判りません。そしてイランをイスラエルが攻撃する時ロシアは動きます。そしてアメリカとの壮絶な戦いが起こるでしょう。
 しかし、何が起きても驚かないで居ましょう。私たちは未来に関する正確な情報を持っているのです。そして主の約束があります。
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。ヨハネ4:27
 そんなわけで、私は少なくとも来年までは死なないと思います・・・?













*ユダヤの暦と天体現象については、久保有政著「2014年 ユダヤの大預言」(ムーブックス)という本があります。