ホームページ・メッセージ131027 小 石 泉
大洪水前夜
主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。そして主は仰せられた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」創世記6:57
地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。6:11
近頃の天候異変を見ていると、ノアの洪水を思わされます。日本の至るところで起こる大雨、洪水、土砂崩れ。もちろんノアの洪水の規模はこんなものではなく、もっともっと大規模で破壊的なものだったのでしょうが、毎日のテレビ画面からはそれを髣髴とさせる映像が映し出されます。(私はノアの洪水が全地球的なものだったのか、メソポタミア地方だけのことだったのか判りません。あるクリスチャンの科学者は「もし全地球的なものなら、たった一年で回復することはありえない」と言っています。)
ここで恐ろしいのは、「暴虐が地に満ちていた」という言葉です。毎日起こる殺人事件は、翌日のもっと凶悪な事件によってすぐ忘れられます。次にはどこでどんな事件が起こるのでしょうか。世界に目を向けると、毎日どこかで戦争があり、アメリカの無人航空機によってパキスタンなどでは450人以上の民間人が殺されたと言う発表もありました。まるでゲームのようにアメリカ本土でコントロールされてミサイルが打ち込まれます。時には結婚式のパーテーにまで。
イエス様はこのことを予言しています。
ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。ルカ17:26
もう一度、大洪水が起こるわけではないでしょうが、世界の破綻と神様の裁きのときが来るのです。
神様は喜び楽しみながら天地を創造されたのです。
主は、その働きを始める前から、そのみわざの初めから、わたしを得ておられた。
大昔から、初めから、大地の始まりから、わたしは立てられた。
深淵もまだなく、水のみなぎる源もなかったとき、わたしはすでに生まれていた。
山が立てられる前に、丘より先に、わたしはすでに生まれていた。
神がまだ地も野原も、この世の最初のちりも造られなかったときに。
神が天を堅く立て、深淵の面に円を描かれたとき、わたしはそこにいた。
神が上のほうに大空を固め、深淵の源を堅く定め、
海にその境界を置き、水がその境を越えないようにし、地の基を定められたとき、
わたしは神のかたわらで、これを組み立てる者であった。わたしは毎日喜び、いつも御前で楽しみ、神の地、この世界で楽しみ、人の子らを喜んだ。箴言8:22 〜31
これは神様の傍らで、創造の御業に従事した御子なる神の言葉ですが、この御言葉と、冒頭の御言葉の落差の大きさに注目してください。
「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」
口語訳では
「わたしは、これらを造ったことを悔いる」。
地震、津波、台風と、まるで日本は災害の見本市のように多くの災害に見舞われています。これは神様からの警告ではないのでしょうか。本当なら、ここで全国民的な悔い改めが行われなければならないのです。
最近、私は、色々と病気になって日本の医療に向き合うことが多くなりました。そこで知ったのは、日本はすごい医療と福祉の国だということでした。世界最高の医療技術で、何百万円と言う医療費がほとんどただになる。こんな国は世界にもあまり例が無いと思います。世界をリードする科学技術。世界中の食文化が味わえる国。貧富の差があまり大きくない国。何十年も戦火がない国。アメリカにもない保険制度。私たちはもっと感謝すべきです。しかし、これらの全ての利点が神への信仰なし行われていると言う不思議。むしろ神を信じると言うアメリカよりも優れた国家。一方で起こる災害と暴虐な事件。今のうちです。恵みの時、救いの日にはタイムリミットがあるのです。
神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。Uコリント6:2
神を求めよ日本。悔い改めよ日本。時は短いのです。