私は今、非常に心配しています。それは世界中のクリスチャンが“時代の変化”に気付いていないのではないかということです。
キリスト教会はそれぞれの時代にそれぞれの闘いをしてきました。初代教会は福音宣教を、次にニカエアの会議に見られるような正しい信仰の確定を、次に世俗の権威となって形骸化した信仰と、次に宗教改革を、次に再び世界宣教を、次に聖潔を求めて、そして今は聖霊体験によるペンテコストの体験を求めています。しかし、私は新しい時代が来ていると思います。それはサタンとの直接対決の時代です。
今、世界で起こっていることの背景には、かつてないほど具体的なサタンとその陣営の活動があるのです。それは一見人種間の問題とか、戦争とか、自然現象の形を取っていますが、その背景にはサタンの組織的で綿密な計画によって長い時間をかけて準備されたものがあるのです。しかし、ほとんどのクリスチャンはその事実に気がついていません。
例えば、911のテロを考えてみてください。あのテロがイスラム原理主義の破壊工作だと本当に信じている人々がたくさんいます。しかし、まずあのビルは航空機の衝突ぐらいで崩壊するはずは無いのです。(設計者は日系人)しかも、強固な鉄骨まで粉々に吹き飛ぶなんて有り得ません。そんなことは物理学の常識から言って不可能です。ジェット燃料はガソリンではなく灯油に近いもので、そんな高温にはならないのです。さらに犯人たちがアメリカの警察や、FBI、空港のセキュリテイを突破して一度に4機もの旅客機をハイジャックするなど絶対に不可能です。さらに犯人たちが習っていた飛行訓練はせいぜい小さなセスナを操縦するくらいで、何億円もかけて高度の訓練を必要とするボーイングの旅客機を操縦することなど不可能もいいところです。こんな明白な事実がわからないのです。このテロの背景には壮大な闇の計画があったのです。
私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。エペソ6:12
一体、世界のクリスチャンたちはこの御言葉をどれだけ理解しているでしょうか。パウロ先生は、私たちの闘いは目に見えるものではなく、目に見えない勢力とのものだとはっきり言っています。今、世界の支配者や王たちの後ろにはサタンと悪霊の指示があります。それが見えていないと混乱します。最善の牧師、伝道者と言われる人々でさえ、これら闇の勢力への正確な知識が無いため混乱し、肝心のこれからの見通しが出来ないでいます。一見、華やかな教会、大きな教会を牧していても、それはまるで薄氷を踏むような危うさです。一旦、サタンが動き出したらメルトダウンしてしまうのではないかと心配です。
光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。ヨハネ1;5
私たちは闇の中にいるのです。光に満ちた天国にいるのではありません。光の中に闇があるのではなく、闇の中に光があるのです。これからは、ますますこのような危機感を持たなければなりません。
自然現象と思われるものでさえ、実は人間が作り出せることを覚えてください。地震はすでに60年前、日本に使うかどうかが検討されたと言われます。結局、そのための原爆は空中で使うことになりました。地下核実験で人工地震のノウハウは完全に掌握されています。どこにどれだけのエネルギーを与えればどれだけの地震、津波が起こるかもすでに調べられています。あるいは人工的にハリケーン、台風さえ作り出せるという報告があります。またウイルスや細菌もすでに兵器として貯蔵されています。
そんな馬鹿なと言われることが現実にあるのです。そういう無知の中に居ることが健全で純粋な信仰だとされていますが、どちらが正しいのでしょうか。
わたしはもはや、あなたがたに、多くを語るまい。この世の君が来るからである。だが、彼はわたしに対して、なんの力もない。ヨハネ14:30
そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。エペソ2:2
主イエスは「この世の君」、パウロ先生は「空中の権威」と呼ぶこの力は多くの部下と、嬉々として彼に従う多くの人間を使って最後の働きをしています。
それゆえ、天とその中に住む者たち。喜びなさい。しかし、地と海とには、わざわいが来る。悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒って、そこに下ったからである。黙示録12:12
今は終わりの日です。サタンが最後の戦いを挑んでいる時代です。だからと言って恐れる必要はありません。ヨブ記に見るようにサタンも、神に愛されている人には、神の許可がなければ指一本触れることも出来ないのです。ただ、無知であって欲しくないのです。のほほんと過ごしていれば良いというのではないのです。
いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。マタイ10:16
主イエスは「蛇のように聡くありなさい」と言われています。新しい危機の時代に、強く生きるために神の武具をもう一度確認しましょう。
悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。
では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。 これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。 すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。エペソ6:1〜18