ホームページ・メッセージ051211 小 石 泉
幼子たちの受難のために祈ろう
わが目は涙のためにつぶれ、わがはらわたはわきかえり、わが肝はわが民の娘の滅びのために、地に注ぎ出される。幼な子や乳のみ子が町のちまたに息も絶えようとしているからである。エレミヤ哀歌2:11
ここは預言者エレミヤが、自分の預言通りにユダ王国がバビロンによって滅ぼされ、エルサレムが死と飢えとに苦しんでいる時に書いた詩です。この幼子たちは飢えで死のうとしているのです。エレミヤは最も弱いこれらの幼子の苦しみを嘆き悲しんでします。
今、日本でいたいけな少女たちが恐ろしい変質者の毒牙にかかって次々と死んでいます。本当に信じられない事態です。少女たちの受けた恐怖と痛みを思うとたまりません。どんなに恐ろしかったことか、どんなに痛かったことか。自分を守る何の手段も持たない、このような幼子たちを、わざわざ選んで残虐に殺す人々、それも次々と起こるのですから、異常としか言いようがありません。これは普通の心理ではない、サタン的な犯罪です。
今、日本は世界でもまれに見る奇怪な国となりつつあります。もちろんアメリカでもこのような幼児殺人は起こっていますが、日本もその真似をするようになったということなのでしょうか。神様はこのような罪を許しません。必ず報復します。
愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」ローマ12:19
私はこれらのニュースを見ながら涙があふれてきました。可愛そうに。そしてエレミヤのように祈らなければならないと思いました。私たちは無力ではない。祈るという手段が残されているのです。
シオンの娘よ、声高らかに主に呼ばわれ、夜も昼も川のように涙を流せ。みずから安んじることをせず、あなたのひとみを休ませるな。夜、初更に起きて叫べ。主の前にあなたの心を水のように注ぎ出せ。町のかどで、飢えて息も絶えようとする幼な子の命のために、主にむかって両手をあげよ。2:18〜19
エレミヤの場合、もう遅かったのです。王も民衆もエレミヤの警告に耳を傾けないどころか、エレミヤを非国民、売国奴、卑怯者とののしり、命さえ脅かされました。時には枯井戸に投げ込まれました。子供たちの歌とさえなりました。
主よ、あなたがわたしを欺かれたので、わたしはその欺きに従いました。あなたはわたしよりも強いので、わたしを説き伏せられたのです。わたしは一日中、物笑いとなり、人はみなわたしをあざけります。それは、わたしが語り、呼ばわるごとに、「暴虐、滅亡」と叫ぶからです。主の言葉が一日中、わが身のはずかしめと、あざけりになるからです。
エレミヤ20:7〜8
それにもかかわらずエレミヤは祈れといいます。そしてエレミヤの預言通りにユダの民は70年後に帰ってきました。
かつて日本人がこれほど残虐で非道な犯罪を重ねたことがあったでしょうか。たしかに戦国時代は敗北した国の支配者は女性も子供も殺されましたが、今、起こっていることは、ただ楽しみのための殺人なのです。
ソドム、ゴモラのときも神は裁かれました。ある国や民族が道を見失い、虚無と暴虐に走るならば神様は必ずその国を清めるために大きな災難に合わせます。
今、アメリカでは堅固な塀に囲まれ、厳重な警備に守られた特別な町が出来ています。そこは豊かな人々だけが住むことができるのです。門には銃を持ったカードマンがいて、出入りをチェックします。
しかし、私たちには神の守りというガードがあります。
主は今からとこしえに至るまで、あなたの出ると入るとを守られるであろう。詩篇121:8
子供さんを学校やどこかに送り出すとき、この言葉を覚えて子供と一緒に祈ってください。そして、幼子たちがもうこれ以上、むごい死に方をしないように神様に祈りましょう。もう沢山です、神様、この国を救ってください。