2004・3・21 メッセージ 小 石 泉
宗教は危険なものか
想像してごらん、天国が無いことを そんなに難しいことじゃあない
地獄なんてない 僕らの上には空があるだけさ
想像してごらん人々がみんな 今日を生きていることを
想像してごらん国が無いことを そうすることは大変なことじゃあない
国のために殺すことも死ぬことも無いんだ 宗教だってないことを
想像してごらん 人々がみんな 平和に生きていることを
想像してごらん 個人財産がないことを
貪欲も飢餓も必要ないことが想像できるかい、人はみんなが兄弟なんだ
想像してごらん みんなが世界を分け合っていることを
僕が夢想家だって言うかもしれない
だけど僕は一人じゃあない いつか君も仲間に加わって
世界が一つになることを 望んでいるんだ
これはビートルズのジョン・レノンが作って歌った「イマジン」と言う曲を私が訳したものです。この曲は9・11の時に世界中で歌われました。この中でレノンは明らかに宗教、それもキリスト教を非難しているのです。レノンは、本当は神なんて居ないと言いたかったのです。レノンは18世紀に始まった反キリストの組織イルミナティの計画をそのまま歌っています。それはアダム・ヴェイスハウプトという人物によって提唱され、世界の統一のために国家、宗教、家庭を破壊せよと呼びかけています。
最近、宗教に伴う紛争が多いと思いませんか。イスラエルとパレスチナの紛争、アメリカの9・11もイスラム教の過激派と言われていますし、それはイラク攻撃の口実にもなりました。(これは真っ赤な嘘です)インドとパキスタンの紛争も宗教がらみです。日本でもオウム真理教以来宗教は危険だと言う考えが固定化しつつあります。
確かにヨーロッパでは宗教の名の下で、血で血を洗う戦争が何百年も続きました。またスペインを中心に異端審問によって魔女と言われるだけで多くの罪もない女性たちが殺されました。その他、数え上げればきりがありません。一体、宗教のもつ底知れぬ残虐さはどこから来るのでしょうか。
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。 ヨハネ3:16
これがキリスト教と言われている宗教の全てを集約した言葉です。神がこの世を愛して、ご自分のひとり子を十字架につけて人間の罪の身代わりとして下さったために、それを信じるものは罪を許されて永遠の命を与えられると言うのがキリスト教です。この信仰のどこに他人の命を奪うことを良しとする可能性があるでしょうか。
神の与えた信仰はこのように人を救うものですが、世界には神の業を憎み、破壊しようとするサタンがいます。そして多くの宗教はサタンによって人間を破滅させるために作られたか、変質させられたのです。歴史の初めからサタンはありとあらゆる手段で神に反逆して来ましたが、特に宗教の中に最大の砦を築いてきました。
それゆえに、天とその中に住む者たちよ、大いに喜べ。しかし、地と海よ、おまえたちはわざわいである。悪魔が、自分の時が短いのを知り、激しい怒りをもって、おまえたちのところに下ってきたからである。黙示録12:12
この御言葉は現在の世界を現していると私は信じます。正にサタンは激しい憤りを持って世界に下ってきています。このことに対して世界と教会はあまりにも無知であり、無防備です。特に教会はまるでサタンなど居ないかのように振舞っています。指導者は敵の現在地を知りません。今は本当に終わりの時です。サタンはありとあらゆる手段で世界と教会を惑わしています。教会はまるで赤子のように無邪気にその手の中で眠っています。
あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている。彼は初めから、人殺しであって、真理に立つ者ではない。彼のうちには真理がないからである。彼が偽りを言うとき、いつも自分の本音をはいているのである。彼は偽り者であり、偽りの父であるからだ。ヨハネ8:44
悪魔であるサタンはこのように偽り者です。そして彼に導かれた宗教も偽りものです。かつてノストラダムスが盛んだったとき、いくつかの新興宗教団体の指導者が盛んにノストラダムスの預言を話題にし、本を出しました。しかし、その後、彼らは決して自分の間違いを正さず、口をぬぐって知らん顔をしています。私はそれを見たとき宗教家と言うものは実に恥知らずなものだなあと思いました。まさに、彼らもまた偽り者であるのです。ちなみに、私は10年前に出した本の中で、ノストラダムスの預言は決して当たらないと書きました。そんなことは正しい信仰に立つとはっきり判るものです。
宗教は危険なものか。と聞かれたら、そうだと答える他はないでしょう。それはサタンの惑わしの手段となっているからです。しかし、冒頭に述べたように、キリストの救いは神の愛の賜物です。ここに真理と偽りの宗教を見分ける冷静な目が必要です。
今は、「悪魔が、自分の時が短いのを知り、激しい怒りをもって、おまえたちのところに下ってきたからである。」という時代です。あらゆる偽りと惑わしが世界を駆け巡っています。テロリストと言われる、得体の知れない言葉。本当にそんなものは居るのでしょうか。それとも何らかの目的のために作り出されている蜃気楼のような言葉ではないのでしょうか。そして本当にテロを行っているのは実は全く別の人々、思いもかけない人々かもしれません。アラブ人の無辜の心を巧みに操っている人々が居るのではないでしょうか。
今、宗教は危険だという意識を植え込むためにわざと紛争の種をまき、戦火を拡大しているのは誰でしょうか。イスラエルを擁護し、キリスト教への憎悪の火を焚きつけているファンダメンタリストという人々は無知なのかそれとも欺瞞なのか。そのようなシナリオを作っている人々が居るのではないだろうか。
はっきりしていることは、今、宗教に起こっていることは世界を統一するためのサタンの作戦の一部だと言うことです。これはすでに300年前から計算され、立案され、実行されていることの実例です。私は、もっと詳しいことを知っていますが、ここではあまりにも限られていて述べることが出来ません。
真理と欺瞞、それを見分けることが、今、求められています。