2003・6・8  小石 泉

角 笛(今週の説教はお休みです)


 シスコさんと一緒に来たシェリー・アンさんは山羊の角で出来た角笛、ショーファーを持ってこられました。彼女は吹くのはあまり上手くはなかったけれど、意外に大きな音が出て驚かされました。そしてシスコさんは角笛の持つ特別な役割について話されました。角笛は神の臨在を表す楽器だそうです。

三日目の朝になると、山の上に雷といなずまと密雲があり、角笛の音が非常に高く鳴り響いたので、宿営の中の民はみな震え上がった。モーセは民を、神を迎えるために、宿営から連れ出した。彼らは山のふもとに立った。シナイ山は全山が煙っていた。それは主が火の中にあって、山の上に降りて来られたからである。その煙は、かまどの煙のように立ち上り、全山が激しく震えた。角笛の音が、いよいよ高くなった。モーセは語り、神は声を出して、彼に答えられた。出エジプト19:16〜19

また、敵に対する宣戦布告の意味を持っているということです。

エリコは、イスラエル人の前に、城門を堅く閉ざして、だれひとり出入りする者がなかった。主はヨシュアに仰せられた。「見よ。わたしはエリコとその王、および勇士たちを、あなたの手に渡した。あなたがた戦士はすべて、町のまわりを回れ。町の周囲を一度回り、六日、そのようにせよ。七人の祭司たちが、七つの雄羊の角笛を持って、箱の前を行き、七日目には、七度町を回り、祭司たちは角笛を吹き鳴らさなければならない。祭司たちが雄羊の角笛を長く吹き鳴らし、あなたがたがその角笛の音を聞いたなら、民はみな、大声でときの声げなければならない。町の城壁がくずれ落ちたなら、民はおのおのまっすぐ上って行かなければならない。」そこで、ヌンの子ヨシュアは祭司たちを呼び寄せ、彼らに言った。「契約の箱をかつぎなさい。七人の祭司たちが、七つの雄羊の角笛を持って、主の箱の前を行かなければならない。」ヨシュア6:1〜6

 だから私たちは神の臨在を求め、サタンに宣戦布告するために角笛を吹き鳴らすのです。町でも村でもその一番高いところで吹き鳴らすと良いということです。しかし、サタンは角笛を聴くと怒り狂うそうです。だから信仰を持って敬虔な思いで吹き鳴らさなければなりません。

あなたはその第七月の十日に角笛を鳴り響かせなければならない。贖罪の日に、あなたがたの全土に角笛を鳴り響かせなければならない。レビ記25:9

 とありますが、旧約の月日にこだわらずに、毎月の初めに礼拝のときに吹き鳴らすと良いといいます。まあ、旧約聖書の決まりを守ることが必ずしも現在の祝福ではないけれど、角笛のなんともいえない力強い音色は、確かに何かをもたらすようにも感じるものです。感謝です。