2003・4・27 小石 泉

命預けます(今週の説教はお休みです)


 金曜日のテレビでロシアの元高官が北朝鮮は日本に核兵器で攻撃する必要はない、日本にある50基の原子力発電所を通常兵器で攻撃すればチェルノブイリが再現されると言っていました。そうしたら日本のどこかの原子力発電所の近海に5隻の小型潜水艦が現れたというニュースが流れました。
 私は前からこのことを心配して何度か自分の機関紙「カウントダウン」に書きました。しかし、それを読む人々から、よく怖いことばかり書くからいやだと言われました。いやだですむことかなあと思いましたが、何かが起きなければ人間は判らないから仕方がないのでしょう。
 キリスト教会ではこういう話題はタブーです。もっと美しいこと、魂の潤いになること、互いの徳を高めることを話すべきだと言われます。しかし、それだけで良いのでしょうか。そんなことで済む時代なのでしょうか。
 ではどうしたら良いんですかと聞かれます。答えは簡単、それこそ信仰ですよ。改めて神様に「命預けます」と言うべきなのです。

五羽の雀は二アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の一羽でも、神の御前には忘れられてはいません。それどころか、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。ルカ12:6〜7

 私たちの内の誰一人神のゆるしなく滅びるものはいません。わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。イザヤ43:4

とあるではないですか。また、

主の聖徒の死はそのみ前において尊い。詩篇116:15

 とあるではないですか。私たちの内の誰一人、無駄に、何かの弾みで、死んだりしません。
これからの時代、ますます信仰が輝きを増すでしょう。信仰なくてはどう生きて良いかわからないことでしょう。不安で不安でたまらないでしょう。これからは本当の信仰が試されるのです。あの網の中の魚のようにえり分けられるのでしょう。

また、天の御国は、海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網のようなものです。
網がいっぱいになると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。マタイ13:47〜50


しっかりと神さまを見つめなさい。本物の信仰を持ちなさい。