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2006年11月14日
クーリエは2007年へ向け、サンプラスを誘う
文:Charles Bricker / スポーツコラムニスト


1シーズンは終わろうとし、ピート・サンプラスを参加させる。

それは2006年の残り、ジム・クーリエが最後の請求書に署名し、開催した5カ所でのシニアツアーについて、初年度の成功に関するより包括的な査定を行ないながら、
彼が唱えたマントラであっただろう。

そしてサンプラスは翌年の3月7〜11日、ネイプルスで初登場するだろうか?

「我々は口頭、そして電子メールで話し合ってきた」とクーリエは語った。

「ピートはプレーにとても興味を持ち、その途上にいる事を望んでいるようだ」

しかし契約はまだない。推察するに、クレーはサンプラスの得意なサーフェスではないので、リリー・リゾートのクレーコートで行われるネイプルスの大会には、恐らく彼は出場しないだろう。

私は確認するつもりはないが、クーリエは、インサイドアウト・スポーツ&エンターテインメント――彼が設立した会社で、今年は5大会(ネイプルス、ボストン、シャーロット、メンフィス、ヒューストン)を開催した――が財政的に健全で、2007年には6カ所でのツアーに乗り出す準備ができていると請け合っている。追加の都市は、来月に発表される。

これはジミー・コナーズによって創始されたグループが行き詰まった数年後に、合衆国で試みられた2番目のシニアツアーである。このグループによるプレーの質はより高く、賞金の分配はネームバリューに拠らない。

クーリエのイベントでは、ラウンドロビンで1敗もせずに優勝すると4,8000ドルを受け取る。そして姓がコナーズあるいはマッケンローでない事は、重要ではない。

クーリエは今年2大会で優勝した。そしてトッド・マーチン、マグナス・ラーソン、ウェイン・フェレイラが各1勝し、日曜日のヒューストン決勝戦ではフェレイラがラーソンを倒して勝利した。

この事が証明するのは、もしツアーが適正に運営されるなら、合衆国にはこれらの選手に対して市場が存在するという事である。恐らく、過去数年間ヨーロッパに存在してきたのと同じくらい大きな市場が。そこでは2006年、マルセロ・リオスがツアーを席巻した。

むら気なリオスは、これらのシニア大会でスポンサーとの話題にしたい人物ではない。それでも、彼は質の高いテニスをしている。うち続く脚の怪我で ATP ツアーから去らねばならなかったが、彼はまだほんの30歳で、ジョン・マッケンロー、ゴラン・イワニセビッチ、 セルジ・ブルゲラを始め、ヨーロッパ・ツアーの出場者を倒すには充分な強さである。

ツアー間の東西対抗戦といったプレーオフに、あるいは個々の参加者としてでも、リオスがこちらに誘われる可能性があるのかどうか、私はクーリエに尋ねた。

「最良のプロダクトを整える事が全てだ」と、彼は含みのある答えをした。「素晴らしい選手たちに参加してもらったが、来年は若干の新しい名前を加えたいと望んでいる」

1人はサンプラスだろう。そしてもう1人は、マイケル・チャンだろう。チャンは3月にネイプルスでプレーした。そして試合中にアキレス腱を切るまでは、非常にフィットしているように見えた。彼はまだ手術からの回復途上にある。

クーリエはタイトル・スポンサーのアウトバック・ステーキハウスと、3年間の契約を結んでいる。そして今年は恐らく、ATP ツアーにいた頃とほぼ同じくらい旅に明け暮れた。彼は36歳で、体調も素晴らしく、今すぐ男子ツアーの小さな大会にカムバックして、何試合か勝てそうだ。

「うん、それは常に心の中に忍び寄ってくる」と彼は言った。「例えばアンディ・ロディックなどと比べて、自分がどれくらい上手くプレーしているのだろうと思うよ、特にクレーでは。まず第一に、5セットは除外するとして。それができるほどには激しくトレーニングできない。3セットマッチなら、可能性はある。だがそれは、真剣に考慮している事ではないね」

それでは、来年もしブッチ Buchholz から電話があり、キービスケーンのソニー・エリクソンオープンにワイルドカードを提供されたら、考慮するだろうか?

「イエスと答えるとは思わない」とクーリエは言った。「だが、ありがたい事だと感じるだろうね」