ネイプルス・ニュースcom
2007年2月1日
サンプラスの復帰はテニス界に波を起こす
文:Tom Rife


3月7〜11日にリーリー・リゾートのプレーヤーズ・クラブ&スパで開催されるオリバーグループ・チャンピオンズカップに、ピート・サンプラスは出場しないが、競技テニス――シニアレベルだが――への彼の復帰というニュースは、何らかの波を起こしている、それは確かだ。

サンプラスと、アウトバック・チャンピオンズ・シリーズの共同開催者ジム・クーリエは今週、ネイプルスで行われる開幕戦の後、サンプラスがツアーにデビューすると発表した。

サンプラスは5月2〜6日にボストンで開催される、2007年の第2戦に出場する予定である。

2人が今週始めにメディアセッションを行った時、サンプラスへの質問は、スイスのロジャー・フェデラーの支配について、そしてアメリカのアンディ・ロディックについてが大半だった。

チャンピオンズツアーについては、サンプラスがプレーする場合の目標などが語られた。

ボストンへの参加が今のところ唯一契約したものだと、サンプラスは正式に認めた。

「どんな具合か見るつもりだ」とサンプラスは語った。「その後のプランは、まだ何も立てていない。ボストンでプレーして、どんな感じか見てみるよ。もっとプレーしたいと思う。取り敢えずは成り行きまかせでプレーするよ」

サンプラスは現在35歳で、史上最高の選手とも言われる地位を確立した。男子記録である14のグランドスラム・シングルス・タイトル――7つのウインブルドン・タイトル(1993、1994、1995、1997、1998、1999、2000年)、5つのUSオープン・タイトル(1990、1993、1995、1996、2002年)、そして2つのオーストラリアン・オープン・タイトル(1994、1997年)を獲得した。64の ATP ツアー・シングルスタイトルを獲得し、記録である286週間ナンバー1の座に就いた。これには同じく記録である1993〜1998年の連続6年が含まれる。加えて、サンプラスは1992年と1995年に、合衆国のデビスカップ優勝に貢献した。

競技的なプレーを再びするというアイディアは、タイミングの問題だったようだ、とサンプラスは語った。

「基本的に、昨年は少しばかり手を染めて、チームテニスを少しと、あちらこちらで何回かエキシビションに参加した。この2年ほど、ジムと彼のイベントについて話をしてきた。それについて考えた。今年はいわば、次のレベルに進むチャンスのように感じたんだ。より高いレベルでプレーし、過去の偉人であるジムやジョン、他の人たちと対戦するチャンスとね」

「トーナメント的なテニスはしている。エキシビションに参加する機会はある。だが大会となると賞金も付き、我々はみんな、もう少し刺激的な気持ちで臨むだろうね。僕は次のレベルに進むのを、楽しみにしている感じだ。もう少し真剣に準備をするよ。5日間で4試合プレーできるようになるには、少し体調を整えなければね」