2006年10月29日
「デュアル・アンダー・ザ・オークス」で、サンプラスはマーチンを破る
バトンルージュ――ピート・マラビッチ・アセンブリー・センター（ルイジアナ州大学の体育館）にて開催された「デュアル・アンダー・ザ・オークス（樫の下での決闘）」大会のメインイベントで、ピート・サンプラスはトッド・マーチンを破った。
この日の慈善イベントは、サンプラスの勝利で成功裡に締めくくられた。後援は Irene W. と C.B. Pennington 財団で、2005年にルイジアナを破壊したハリケーンにより被害を受けた LSU 健康科学センターの学生を援助するため、40万ドル以上の義捐金が集まった。
 |
| 子供たちへのクリニック中。 |
「今日は勝ち負けではなく、有意義な目的のために、ファンの皆に楽しい試合を提供したかったんだ」とサンプラスは語った。「写真と映像を見たが、ハリケーン・カタリナとリタがもたらした被害は信じ難いほどだった。トッドと僕でファンにすてきなショーを提供でき、嬉しいよ」
「クリニックは実にうまく行き、素晴らしい１日の良いスタートとなった」と、LSU男子ヘッドコーチのジェフ・ブラウンは語った。「子供たちは我々のチームとだけでなく、トッド・マーチン、ピート・サンプラスと一緒にテニスができた。彼らが子供とヒッティングをしてくれたのは、望外の喜びだった。子供たちにとって、決して忘れない思い出になる」
クリニックに引き続き、会場をマラビッチ・センターに移してテニス・エキシビションが行われた。最初は、男女のチーム・メンバーが白チーム、紫チームに分かれての試合だった。ダニー・ブライアンとミーガン・ファルコンが紫チームの、ケン Skupski とハンナ・ロビンソンが白チームの代表を務めた。試合は６対６の同点で終わった。
マーチン・チームが１-０と早いリードを取ったが、フォーリーのプレーにコーチの Minnis は満足せず、マーチンのために新しいパートナーを探しに行った。ハリーという幸運な若い女性ファンが観客から選ばれ、テニスプロとペアを組む事になった。ハリーは自分のサービスゲームをキープし、サンプラス - ウェブスターも弟のために新しいパートナーを探さねばならなくなった。ディランという若者がブラウンに代わって選ばれ、14回のグランドスラム・チャンピオンのパートナーになった。
有名人ダブルスに続き、メインイベントのサンプラス対マーチン戦が行われた。
マーチンが２-１リードとした後、サンプラスは追いついて３オールとした。２人のテニスプロは次の４ゲームを分け合い、スコアは５オールとなった。そこからサンプラスは勢いを得て、７-６で第１セットを取った。
第２セットではマーチンが優勢となり、７-６でサンプラスを抑えた。
テニスプロは熱い戦いを続け、試合はタイブレークに持ち込まれた。しかし最後はサンプラスが主導権を握り、タイブレーク11-９で試合に勝利した。
「誰もがハリケーンで何らかの被害を受け、我々も多くの人々と同じく、何か手助けせずにはいられなかったんだ」とマーチンは語った。「長い１日だったが、とても楽しかった。すてきなショーを催す事ができて嬉しいよ」
 |
 |
 |
＊samprasfanz メンバーが観戦した感想をご紹介します。
テニスにとって、本当に素晴らしい日でした。私は会場にいましたが、人生で初めて、我々の素晴らしきピートに会うチャンスを得たのです。彼は私の期待以上でした。
私たちは試合を楽しんだだけでなく、彼とトッド・マーチンはあらゆる観客、特に子供たちに、それは親切でした。
記事では触れられていませんが、試合の後にチャリティ・オークションが行われ、トッドとピートのラケットが出品されました。トッドのラケットは2,500ドルで、ピートのは5,100ドルで落札されました。
ピートはこの地方では、とてもとても人気があると言えるでしょう。マルコム・ファーリーがピートを描いた絵も、6,100ドルで落札されました。
とにもかくにも、バトンルージュで夢が叶いました。もし私が明日死ぬとしても、我々のヒーローを見たからには、幸せな女性として死ぬでしょう。
メアリー