プロビデンス・ジャーナル
2007年7月16日
サンプラスとレーバーのおかげで、チャリティは成功
文:Mike Szostak


ニューポート――昨日、切れたストリングスと2人の殿堂入り選手のサインが55,000ドルで落札され、ティム&トム・ガリクソン財団へ寄付された。

土曜日に「国際テニス名誉の殿堂」入りしたピート・サンプラスは、昨日の午前に名誉の殿堂クラシックの開幕試合として、トッド・マーティンとシングルスのエキシビションを行った。

持っていた唯一のラケットのストリングスが切れると、誰かがロッド・レーバーのウッドラケットを手渡し、彼は最新のモデルを使う前に、そのラケットで数ポイントを勝ち取った。

後でサンプラスは自分のラケットにサインをした。イベントに参加していたレーバーも自分のラケットにサインをし、入札が始まった。2人のラケットには55,000ドルの値がついた。「名誉の殿堂」の職員は、落札者の情報を明かす事はできなかった。

サンプラスは7-5でマーチンを下した。

混合ダブルスでは、同じく土曜日に殿堂入りしたアランチャ・サンチェス - ヴィカリオとマーチン組が、地元出身のジル・クレイバースと元ツアープロのリッチー・レネバーグ組を3-1で下した。

そしてダブルスのエキシビションでは、トム・ガリクソンと元プロのブライアン・ゴットフリード組が、サンプラスの前コーチだったポール・アナコーンと殿堂入りのスタン・スミス組を3-1で下した。ガリクソンは1985年に33歳で名誉の殿堂選手権に優勝している。彼のATP ツアーにおける唯一のシングルス・タイトルである。

イベントは3,671人の観客を集めた。収益は名誉の殿堂とガリクソン財団に役立てられ、脳腫瘍患者と家族のためのプログラムを支援する。



昨日、オーストラリアのジョーダン・カーと合衆国のジム・トーマス組が、オーストラリアのネイサン・ヒーレイとロシアのイゴール・クニツィン組を6-3、7-5で下し、 3年連続で名誉の殿堂ダブルス・タイトルを獲得した。

トップシードのチーム、南アフリカのウェスリー・ムーディとフランスのファブリス・サントーロ組は、シングルスに集中するため1回戦の後に棄権した。サントーロは準決勝でムーディを下し、シングルス・タイトルを獲得した。

「2人で話し合って決めたが、良い決断だったと思う」とサントーロは語った 。

ビッグネームには欠けても、キャンベル名誉の殿堂テニス選手権は高い人気を博し続ける。土曜、日曜のセッションも、昨日午前の名誉の殿堂クラシックも完売だった。週全体の観客数は22,132人だった。