シャーロット・オブザーバー
2007年9月30日
サンプラス、マーチンが決勝で対決
文:Rick Bonnell


ピート・サンプラスがアウトバック・チャンピオンズシリーズに加わった頃、サンプラスのゲームに合わせるため、シャーロット大会をクレーからハードコートに替えようかという話があった。

日照り続きの時に、誰がハードコートを必要とするのか?

乾燥するにつれてクレーは硬くなり、パリセーズ大会のコートは乾ききっている。従って、サンプラスがアンダース・ヤリードに6-1、6-2の勝利を挙げた時には、コートは彼の好みよりもさらに速いほどだった。

その勝利によりサンプラスはラウンドロビンで3勝0敗とし、本日午後12時30分からの決勝戦でプレーする事が確定した。対戦相手はトッド・マーチンである。彼は土曜日の夜に、昨年の決勝戦の再来となった試合で最終タイブレークを10-5で制し、ジム・クーリエを下した。

マーチンは主導権を握っているようで、第2セットでは3-0リードとしていた。しかしクーリエは挽回して第2セットのタイブレークを7-4で勝ち取り、ツアーが採用する最終セット10ポイントのタイブレークに持ち込んだ。

マーチンは7-3までリードしたが、その後クーリエはサービス・ウィナーで9-5とした。

普通なら、一貫したサーブ&ボレーのプレーでウインブルドンを支配したサンプラスは、できる限り速いコートを望むと考えるだろう。だが実際は、ここのクレーでのように、彼はもう少しゆっくりプレーする方が好きなのだ。バウンドは、特に午後の試合では、時おり奇妙な具合になった。

「もちろん、それは僕のサーブに手を貸してくれる」と、サンプラスは速いサーフェスについて語った。「だが同時に、僕は思い切ってスイングしたい」

サンプラスに不満はなかった。むしろ彼は、シャーロットのドライな条件がどれほどグリーン・クレーを変えるかに言及した。彼の対戦相手も気付いていた。そしてコートの状態はサンプラスを有利にすると考えた。

「ボールは本当に、本当に高く跳ねるが、それは彼のゲームに適している」とヤリードは語った。そしてクーリエとマーチンのいずれが勝ち進もうと、今日はサンプラスが勝つと予想した。

土曜日の他の試合では、ウェイン・フェレイラがミカエル・ペルンフォースを6-3、6-2で下し、アーロン・クリックステインはジミー・アリアスに6-3、6-3で勝利した。