Sifty スポーツ
2003年8月25日
テニス界の偉人達がピート・サンプラスを語る


●ポール・アナコーン● 
1997年サーベイズ・オープン
人々は常に何かを期待している。彼はごく普通の、あなたの友人と同じような人間だ。例えば、自分が昨日の夕食で何を食べたかになぜ人々が興味を持つのか、彼には理解できない。彼はまさに実在である。ピートと一緒だと、見えるものが彼そのものなのである。

ポール・ドハティ
「ボストン・グローブ」紙コラムニスト

我々へのサンプラスの義務は、近頃スポーツでの成功と同一視されているようなカリスマ性、あるいはエゴ、けばけばしさではない。彼の義務の全ては、優れたテニスである。ピート・サンプラスとは何者なのか知りたい? 彼がプレーするのを見なさい。

ハロルド・ソロモン
かつてのプロ。現在はシニアでプレーし、何人かのプロを指導している。
1997年8月
アメリカ人は常にショーを楽しまないと気が済まない、というのが私には分からない。ピートはもしかすると、我々が見られる最高のプレーヤーかもしれない。しかし彼らにはそれでは充分でないようだ。人々はすぐに退屈するのだろうか。しかしピートは途方もない才能のアスリートである。そして彼は最初から良い人々に囲まれていた。彼が幾つのグランドスラム・タイトルを獲得できるかは、神のみぞ知る。

バド・コリンズ
「Tennis Encyclopedia」著者。NBCテレビ解説者。「ボストン・グローブ」紙ライター
なぜ彼に夢中にならないか、私には謎だ。彼は私を夢中にする。彼は驚くべきショットメーカーである。
テニス界には叫んだり喚いたりして、なかなかの人気を得てきた者達がいた。人々はテニスに珍奇な見せ物を期待するらしい。しかしピート・サンプラスのプレーを見た事がなかったら、何を見逃しているかも分からないだろう。

トム・ガリクソン
もしピートのゲームのビデオを撮ったら、どんな子供にもそれを与え、「これは君がプレーすべきやり方だ」と言えるだろう。

アレックス・コレチャ 
1997年8月
彼はコートでは、ボールを使ってしたい事は基本的になんでもできる。

マーク・ウッドフォード 
「サンフランシスコexaminer」(サンノゼ。その時点でサンプラスはウッドフォードに対し9-0の対戦成績)

彼がネットの反対側にいる僕を見るのに飽きてくれたら、と思うよ。対戦者の熱意の欠如は、僕を助けてくれるかもしれないからね。

ボリス・ベッカー 
1993年ウインブルドン準決勝
時々、彼はファーストサーブとセカンドサーブの違いを忘れてるんじゃないかと思うよ。

マグナス・ラーソン 
ピート・サンプラスのサーブをブレークする方法について。
1998年シンシナティ

幸運で、コーナーを推測し、目を閉じて、そして神の存在を願いたまえ。彼のサーブを破るには、少しばかり信心深くなければならない。

ボリス・ベッカー 
「スポーツ・イラストレイテッド」誌1997年7月14日号
私にとっては、彼は常に最も完成されたプレーヤーであった。彼にはパワーがある。彼にはスピードがある。彼はタッチを有している。彼は史上最高のプレーヤーだ。

ジミー・コナーズ
私が彼について好きなところは、来る日も、来る日も、来る日も、彼はプレーする準備ができているという事だ。

アンドレ・アガシ 
史上最高の選手を5人挙げるとしたら?という質問に対する答え。
1998年10月30日、シュツットガルト

サンプラス、サンプラス、サンプラス、サンプラス、そしてサンプラス。