炉辺夜話情報科学編

長い冬の夜は,気の置けぬ仲間数人と暖炉の傍で,遠い宇宙に想いを馳せたり,文学を論じたり,心の向くまま気の向くまま,語り合うのも楽しいものだ.

人は,穏やかな揺らめく炎を前にすると,心が和み,想像の翼が羽ばたき始めるもののようだ.いつもの見慣れたことが,別の陰影に彩られて,違った姿で立ち現れてくる.

情報科学っ! なんて肩肘張らずに,暖炉の前で,グラスでも傾けながら,思いを巡らせてみると,情報科学の世界の違った姿が見えてくるかも知れない.

さぁ,暖炉の前に集まり,子供たちに世界の話をしよう.情報科学のトンネルを抜ければ,もう気分は「情報の国のアリス」.情報科学の目で見た "bit" な話.

  1. ディジタルとアナログ

    ディジタルと冗長性の話

    1998--4-23

  2. (続)ディジタルとアナログ

    メディア・ミックスの話

    1998--4-27

  3. 2進法と10進法の変換

    底の変換の対称性について

    1998--5-14

  4. K と k

    単位系の話

    1998--5-25

  5. 微分法と物理学

    情報科学の原理とは

    1998--6--2

  6. 情報とパルサー

    原理の課す制約の強さの話

    1998--6--5

  7. ズボラのすすめ

    整列法とローカリティの話

    1998--6-21

  8. 何と自然な自然数!

    人間言語とペアノの公準の話

    1998--8-10

  9. 表現は力

    人を動かす表現の話

    1998--9-23

  10. 日本語入力法の功罪

    かな漢字変換の心的負担について

    1998-11--9

  11. ドイツからの二通の手紙

    SMTP の話

    1998-11-17

  12. スヌーピー・ワールド・ツアーの統計学

    シミュレーションによる分析

    1998-12-26

  13. ロミオの嘆き

    情報量の話

    1999--3-17

  14. 夢魔との対話

    情報量の定義の話

    1999--4-18

  15. 絶対値の隠れ蓑

    プログラミングの構造

    1999-12-18

  16. 弱者バンザイ

    ネットワークと弱者

    2000--7-20