ScooP
中折れキング

 
     

 

デリシャスらんちぱっく
1996
オムニバスADV/ゲームC/精液A−(顔3:口0)
キーワード:エレベーターガール・ウェイトレス

3本のストーリーが入っているオムニバス。

SCOOPも関西軍団。このゲームはつまらん。はっきりいってクソ。CGはいい。フェラ・パイズリ指向でスバラシイ。ここは精液ブランドだから俺は好きだ。1000円なら買うぐらいのゲームかなあ。オレは4000円台で買ったけど。

 

 

魔法少女B子
1996
ADV/ゲームB/精液A+(顔8:口0)
キーワード:地味な主役・すぐに寝たがる女の子

ゲーム3級、システム2流、精液CG1流というスクープ本領発揮の代表作。フェラ・顔射CG連発。・・・どんな話だったっけ?

「お嬢様を狙え!」でついにコンシューマにも進出したスクープ。ここは精液ブランドだからオレも後押ししたい気持ち。Hシーンには力が入ってる。ただし、それはCGだけの話。それ以外ははっきり言ってほめられたものではありませんなあ。ストーリーがお粗末。Hシーンのテキストが10行ぐらいで終わってしまう(大げさじゃなく)、主役の魔女っ子軍団にHがない。マップ上を移動する形式だが人物の登場パターンに矛盾がある。やたら重いシステム。欠点を挙げていったらキリがない。

でも、不思議とこのゲームそれほどけなす気にならない。それどころかオレはボヤきながらも何度もプレイしてしまった。「まじょっ子パラダイス」は全然やる気起こらないのに。やはりCGというのは大事だと実感するね。精液は万物に勝るというか・・・。これから先もスクープはぶつぶつ言いながらもプレイするんだろう。

 

 

お嬢様を狙え!
1997
ADV/ゲームB/精液A+(顔3:口1)
キーワード:レズ・女教師

あこがれの美少女に告白し、フラれる主人公。しかし実は・・・。

WIN時代になってもスクープは変わらない。ちょっとメジャーになってきたんじゃないか?

でも相変わらずストーリーはしょぼいぜ(昔よりは良くなった、と一応フォロー)。CGの方はますます好調でアニメまである。精液もほんと回を追う事に大量に出てるなあ。この作品、コンシューマ移植したそうだけどエロ抜きで大丈夫?しんどいぜよ。

99年、現在告知されているスクープの新作は芸能界ものと学園もの。ベタ!やっぱりCGとエロだけでごり押しする気か?しかし、ここの場合、本当にそれだけでイケそうなとこがスゴい。意外と2年後は想像もつかない展開になってるかもね。気になるブランドだよ。オレ、ここに就職したいわ。

 

 

カオスQUEEN遼子シリーズ
1997−1999
STORY#1:二宮美衣編
STORY#2:杉浦夏澄編
STORY#3:森山郁美編

デジタルノベル
フィニッシュ
顔2:口3(#1)/顔3:口2(#2)/顔7:口0(#3)

悪のカウンセラー御堂遼子が「治療」と称して自らの欲望を成就する。フルボイス+パートアニメで送る関西ヌキゲブランドの雄SCOOPの3部完結のシリーズ。で、売れたのか!?

・・・何か、こんなゲームあったよなあ。メイビーで。ね!霧島センセ!しかし、さすがに日本一HなブランドのひとつSCOOPが作るとこうなるんか、という感じ。

もう、エロ以外ありまへん。

ストーリーとか、ゲーム性とか、もう全部シカト。ただただやって、出す。この連続。洋ピンか。この手の名作としては「花の記憶」があるが、オカズゲー界の覇権を狙うSCOOPとしては眼前の敵、FOSTERを真っ向勝負で叩いておきたいという目論見があったのだろう!と、思う!

従ってこのゲームの評価点は感動とかそういう部分ではなく、ただただヌけるかどうかの一点。その点についてはこの順位でもわかるようにヨシッ!です。「お嬢様を狙え」あたりではストーリーとの兼ね合いから不完全燃焼の部分もありました(このブランドのわりにはね)。しかし、ここではSCOOPエロの三本柱フェラ・パイズリ・ザーメン全開。CGはもうこの会社の生命線なので相変わらずスバラシイ。しかも今回は名物の「異常にさっぱりしたHシーンのテキスト」も幾分マシです。やっぱりこういうゲームの方が好きなんでしょ、スクープさん!確かに、「裸唇」のところで「エロゲはエロだけではだめ」ということを言いました、私。しかし、このゲームに関してはエロの存在感はケタ違い。エロ好きなら、みんなやろう!

ま、ストーリーもあるにはありますがあってなきが如し。システムもDOS同然です。エロ以外ないってことはエロ以外ないと言うこと。ちなみにこのゲームシリーズ3作全てのキャラデザ・原画が違うヒトという、何かよくわからんやり方。#1坂野龍宏、#2風明生、#3薩摩隼人という布陣、といってもイメージわかんでしょうけど。1作目はすごいオレ好みのかっちりとしてカワイイ絵。クセがない。でも止め絵は素晴らしいものの動画はいまいち。スクープにしては精液が少ない。2作目は何かバタくさいんでちょっとイヤ。乳首が長い!アニメは幾分よくなってた。女の子がオシッコをかけられるシーンをアニメでやっているのは私はこれで初めて見たね。

で、第三作目は・・・・、

(99/1/9加筆)
「森山郁美編」インプレ!

カオスQUEENの第3作目にして完結編、「森山郁美編」をプレイ。いや、あっぱれ!前の2作が完全に色褪せた。

最高のエロバカゲー。

登場人物が全員バカ。しかし、もう3作目ともなるとこっちもなれたもんでむしろキャラが立ってきてるように思えるのは変な感じだが。ストーリーは会ったばかりの深窓の令嬢の処女を一日で奪う(しかも和姦)という、最終回らしく一番ありえない話。遼子の助手、真一とお嬢様、郁美のやりとりがとにかくバカ。エロバカ。何も知らない彼女に性の手ほどきという、オレが大好きなシチュエーション。で、「おしべとめしべ」の話からいきなりフェラチオに持ち込む展開。なんだそりゃあ!?不審(異常)な彼の行動に、躊躇する郁美。それを口から出任せを連発してゴリ押す真一。これがジェームズ・ブラウンのステージアクションの如く延々と繰り返されるあたりもう最高。

ここの部分を捉えて、冗漫な上にバカすぎるともっともな批判が渦巻いているが、オレはめちゃめちゃ楽しいぞ。初対面の男がチンポを出したのを見て、警察を呼ぶかどうかよりその臭いがキツくてくわえられないことに悩む郁美このバカさ加減、実は天然じゃない。明らかにスクープは確信犯としてやってるな。このゲームに出てくるキャラは全て「エロバカ」と言う世界観をわかった上で行動してるのだ。だから、一見お嬢様をだまくらかしている酷い話のようだか、その実コンセンサスはできあがっている。だからこれは鬼畜ではありえない。これっていわばイメクラなんだね。「ぺろぺろCANDY」みたいなもんだ。

このゲームはエロバカお嬢・郁美につきる。キャラデザ・原画良すぎるしボイスも良好。そもそもこの作品、CGがシリーズ3作ではダントツの出来。未だVIPERに譲るものの、前2作ではイマイチだったアニメも、「ラブ・エス」程度には動くようになってきた。しかも、かなりエロい。しかし、もう一人のサブキャラ、執事の松原がいきなり脱ぎまくりなのに、郁美は出し惜しみ。もういっちいち邪魔が入る。邪魔が入らなくても真一の奴がやたらとしょ〜もないこと考えやがるので、「お前、これで郁美のHつまらなかったらダンプで会社突っ込むぞ!」と思ってたが、それは杞憂に終わった。「お嬢様を狙え!」では汁責めを免れたヒロインも、ここではダメだった。ご愁傷様です。

しかしなあ、郁美より執事の松原の方が濡れ場が多いのはどういうことや?遼子を押しのけて出番を与えるほどのキャラじゃない。これはピンボケ。郁美のアニメももっと入れてほしかったぞ。あと、この作品の大きな穴は「愛」の要素がないこと。ラブ入れて、回想モードをつけ、さらにわけわからんメガネ女を出さないで代わりに遼子と真一と郁美の3Pを倍の量にしたら1位にしても良かったよ。フルアニメだったら「ルビーの指輪」なみの連続1位記録も可能だっただろう。

これで現在中古価格3500円。「花の記憶」より1000円も安い。みんな買おう!ええぞええぞ〜!

残念な事にPIL、ZYX、アイルなど、エロ中心にゲームを組み立て、更に出来のいいものを作るところはいずれも鬼畜系。このHPが本来プッシュすべき「非鬼畜系ラブエロゲーム」、その分野のスペシャリストはあまりに少ない。とりあえずソニア。そしてそれを追う2番手グループは、

ショタ主人公の受け身Hとメガネっ娘、卑語専門のメイビーソフト
テキストのエロさとペラペラいやらしい描写をしゃべるボイスがウリのフォスター
精液とCG原画で圧倒的強さを誇るスクープ

これら中堅3強。いずれも作品作りの詰めが甘いのでB級ヌキゲーブランドという地位に甘んじている。しかし「カオス」や「お嬢様を狙え」をやって思うのはダンゴ状態からスクープが一歩抜け出したんじゃないか?ということ。CGがどんどんグレードアップしてるし、声優もいつもウマい。ストーリーも確信的バカに限定すれば、そこそこイケる。少なくとも底が見えてる他の二つと違って、「次はもっとスゴいんじゃないか?」というポテンシャル感がある。天津堂が頼りない今、スクープががんばって停滞気味のソニアから汁ゲの王座を奪って!

SCOOPは大阪中津の会社。これは応援するしか無いだろう。いまわかってる99年発売予定の2作品もかなり期待できると思う!
・・・と言ったとたん、全然音沙汰なくなったなあ。何やってんの?

 

 

Baunty Hunter ルディ+
1999
ADV/ゲームB−/精液A−(顔5:口0)

「ルディとアンナのハチャメチャコンビ−ここに再び!・・・って書いてありますね。96年の「バウンティはんたぁルディ」のリメイク版。音声を入れ、CGを256色化、シナリオとHシーン2つが新たに追加されている。

DOS版の時からこのシナリオは評判悪いよね。オレも改めてやってみたけどしょぼい。「壊し屋」の宇宙賞金稼ぎとか本気が狙いかわからん設定とかはまあ、「だってScooPだから」ということで許そう。でも、このかったるさはちょっとしんどい。何かわかりにくい展開をするねん。起承転結じゃなくって起起起承承承承承承承承承結(字一色四暗刻単騎テンパってます)っちゅう感じの話なんよ。何か、物事がだらだらと起こって、人物がだらだら出てきて、ルディはうわごとみたいにノリツッコミを喋り続けてるしね。読んでて何が起こってるのか全然わからない。声優さんはまあ平均的やと思うけど、ど〜もフワフワ浮いてるというか。そのせいでキャラがしっくり心に来ない。これじゃあルディがなんぼオモロイこと言っても笑えん。

でも、それもこれも音楽のせいかも知れない。というのもこのゲームって音楽が6つしかないのよ。だからオープニングとエンディングと戦闘とHシーンと日常シーンそれぞれひとつずつしかない。これってゲーム殺しの仕様ですよ。ゲームの前半とかほとんど1つのBGMでゲームが進むんやで。初期ファミコンレベルですわ。ルディってめっちゃ喋るんやけど、そういう時のBGMはもうず〜〜〜〜〜っと一緒。そうなると、ルディの声が段々お経のように聞こえてくるんだな、これが。かなりキツい。リメイクでシナリオ追加してあっても、そんなもんお経が12インチシングルバージョンになっただけで尚始末が悪いわ。このゲームをやると演出というものがどれだけ大事かわかりますわ。

唯一、CGはキレイ。CG原画は荒木英樹という人。どうもアニメーターらしいな。「マクロスII」とかに作監で名前があったけど、同じ人なんやろうか?ストーリーと合わせてるんか知らんけど、画風が古くさいのが気にかかるけど、絵自体はウマい。汁もちゃんとスクープ汁で、真っ白な汁がビュビュンと飛び散っていますわ。Hシーンに関してはセリフもエロいし良かったよ。ここが守れてるから見限れないというか・・・。

要するに、VIPERのゲームにフォスターのシナリオを更に冗漫にして載っけたようなゲームですな。こう書くと貶してるみたいやけど、実際あんまりおもしろくないね。ま、オレみたいな汁ファン以外はスルーしてもいいんじゃないかと。折りも折り、今日来たエロゲの通販会社のメールに「特売品バウンティはんたぁルディ:98版5インチ 300円」と書いてありましたわ。そういうゲームであります。

なんちゅ〜か、ScooPの99年は「学園え〜じぇんと」やったんちゃうん?何でいきなり「ルディ」なんやろ?こういうところがどうもオレを不安にさせるというか・・・。来年はちゃんとしてや。色々素敵なタイトル用意してあるけど、フタを開けたら「インモラルスタディ・パーフェクトコレクション」とかやったら怒るで、しかし。

 

 

SUCCESS!サクセス
2000
日本一の無責任ADV/ゲームB/精液B+(顔7:口2)
キーワード:バブリーエロゲ、プリーズカムバック!

自らの開発した「バイオジェル」を片手に売り込みをしてしてまわる、主人公・時田。しかし、自慢の発明品はどこにいっても門前払い。失望する彼がふと出会った学生時代の先輩・麗奈。それがきっかけで彼女の経営する女性ばかりの下着会社で働くことになった時田だったが、社内を二分した権力争いに巻き込まれ・・・。

「コツコツやるヤツが日本を支えてるんッスよー!!!!」

と。高橋克典が叫ぶ昨今。
が。
敢えて言おう、それこそ「違ぁ〜う!!!!」と。世の中、ノリとチンポで渡っていけるんッスよ!もうホント、「コツコツやるヤツぁ〜ご苦労さん!!!」なんッスよ、金太郎よ!我らがスクープがそう言ってます!楽して出世ッスよ!摩天楼はバラ色ッスよ!

という訳で、この「サクセス!」なんだが。いや〜、待ちに待ったね〜。スクープの完全な新作となると、1998年春の「CQ遼子3」以来、丸2年出てない。その間、「アイドル・メ〜カ〜」、「学園え〜じぇんと」、「隣家」と様々な新作が告知されたが、全てオクラ!まるでエロゲカウントダウンのコーナーみたい。で、その末、出たのはリメイクだけ・・・。大山鳴動して「ルディ」一匹。それでようやく出たのがこれ。突然現れて発売されたって感じであんまり期待してなかった。アニメもないし、そのクセ細かく延期ばっかりしてたし。

でも、まあ、いかにもスクープというゲームには仕上がってますな。

もうストーリーとかね〜。相変わらず、DOSぽい。偶然出会った女社長に拾われ、下着デザイナーに!そこは女の子ばっかり!で早速バイオジェルで専務をイテコマす!それで対立する専務グループからも一目置かれ、な〜んも下着とか作ってないのに急に買いかぶられてキーパーソンに!ほんま植木等まんま。オレもこんなんだったら就職活動しとくんだったなあ。

恋愛に関しても全くもって能天気に進んでいきまんなぁ。最初は受付嬢にホレて、あの娘をペットにしたくってニッサンするのはパッカード骨のずいまでシボレーでアタックするものの、両想いになった瞬間、ひじてつクラウン。しかし、それでヘコむことなく次の女へ。文句あるかよあるはずぁない!それを後押しするのが医務室の村雨先生。彼女が作るお茶にはいつも妙なクスリが混ぜられていて、飲むと絶対Hなトラブルに巻き込まれてしまう。それじゃあ、ジャガジャガのむのもフォドフォドにしておけばいいんだが、もちろん主人公はバンバン飲んでHしまくり。それでも事態はどんどん好転。なんだかなあ。

しかも主人公、何か知らない間に女社長に手玉に取られて言われるがままになっとるし・・・。とっちめちゃおうとマツダけど 逢えばやっぱりオースチンてな感じで。何か、これって・・・と思っていたら、あ!効果音がいつの間にやら「カオスクイーン」に!そういう訳なのね・・・。やっぱり受身主人公。それでまたHなトラブルに巻き込まれE気持ちですわ。

で!女社員全員を斬ってやることが無くなったら、ワーゲンうちだよ色恋を忘れて勉強セドリックとココロを入れ替えて、コンペで勝利!最後はめでたくフェラ・素股・SMプレイまでこなすクセになぜか処女の女社長と結ばれて、いままでの不埒を全て忘れてゴール!敵対していたはずの女社長の父親も「あのじゃじゃ馬を手なづけるとは見所がある!」と和解。一気に社長に!会社に行ってもHだけノゾキに顔射にアナル堀り、それで〜も社長になった!いや〜イキがいいっ。

小林旭やクレージーキャッツの歌詞が見事にハマッてしまうとは、何年前のゲームなんでしょうか?これは。でも、スキよ、こういうの。Hも後腐れなくってサバサバしてるし、明るいムードが心地イイ。それにやっぱり原画がいいからねっ。いつもながら良いアニメ絵ですなあ、ここは。すばらしい。Hが来るのが楽しみでしょうがないね。そのHシーンもしっかり音声・CGともにかなりエロってたし、満足満足。

汁もいつも通り。かなり汁汁。しかし、今回原画3人制(キャラデザはいるけど)ということで、絵描きによって汁が違うのが何とも・・・・。特に痛いのはメインキャラほど汁のかかりがイマイチなとこ。パケにもなっているメインの3人とも顔射があるものの、量的にはかなりの不満。サブキャラの方(白玄米原画かな?)がかなりよかっただけに、いつもの誰が原画でも同じのスクープ汁を見せて欲しかった。

総括すると「お嬢様を狙え!」よっかはHなんで上。でも「CQ遼子3」よりは汁が良くないので下、という感じ。ずっと待っている間に期待も高まったせいで逆に評価的にやや厳しくなったけど、まあ、スクープとしての平均はあるとは思う。他のゲームに比べたら遙かに汁だし。買いでしょう。

次回作は何になるんだろう・・・。また「カオスBABY」とか言うタイトルが出てきてるけどなあ。それより早く制作中のやつ片づけてよ〜。オレは「ウチは汁にはこだわってますよ〜」という冬コミでのスタッフの言葉を聞いて、もう一生ついていく決心はついてるんだから。がんばってや、ホンマ。

今回はいつもにも増して、例えが古い・・・。「自動車ショー歌」、どっかでレンタルしてないかなあ。

 

 

ChaosBaby 義美
2000
じらしADV/ゲームB−/精液B+(顔5:口0)
キーワード:包茎の皮いじりプレイは良かったっす

やっとのことで遼子の元から逃げ出した真一。たどり着いた先は遼子の妹・美鈴の家。貞淑な彼女のもとで安らかに暮らす真一・・・しかし、美鈴の娘・義美は遼子に育てられた生粋の女王だった。真一の不幸は終わらない・・・。

意地でもホームページを更新しない会社、SCOOP。さぞかしお忙しいんでしょう。このカオスベイベーもかなり待たされましたっ。しかし、この内容でなんでここまで待たされるんでしょうねぇ。う〜ん。

ゲームとしてはいつも通りです。もうカウントダウンの方にある「カオスクイーン遼子」のレビューを見て、その「遼子」というところを「義美」に変えていただければそれで全て説明終わります。アニメの出来も、いつも通り。でもまあ、そんなに悪くないと思うんですよ。不安視していた原画も良かったし、Hもそこそこ。汁もあるし。少なくとも「カオスクイーン遼子」の1、2よりは良かったです。SCOOPとしては平均的な出来と言っていいんではないでしょうか?

でもね。

どうも釈然としませんなあ。それは前回の「サクセス!」、「カオスクィーン遼子」シリーズでも感じたあの気持ち。SCOOPの作品ってのはどうにも不満が溜まる。すごく溜まりますよ。それはつまんないから、ってのとはちょっと違う。もどかしいんですよ。ほんとはもっと抜けるはずなのに!なぜ!?そういう感じ。それがSCOOPファンのワタクシとしては非常に辛いんです。

特にHシーンにおけるあのテンポの悪さ。これなら「花の記憶」の方がよっぽどマシっす(最大級の非難のつもり)。ヌキゲーブランドとしてはこれはいかがなものか。テキスト、効果音、アニメ。総動員で作品をかったるくしてます。いや〜、ほんとにマズいですわ。大して長いゲームでもないのに、なぜにかったるいんでしょうか?

余計なことしすぎなんではないでしょうか?

たとえば。
ラブホテルとかいくと、カラオケとかプレステとかみたいな設備あります。いつこんなん使うん?と思うでしょ。でも、そういうモンでも、Hの前に雰囲気を和らげるためとかそういう前フリには必要な時もある。(まあ、もしかしたらど〜〜してもアナログコントローラが必要なプレイとかあるんかも知れませんけど)。ゲームでHシーンに行くまでのイベントは、いわばラブホのカラオケみたいなもんですわ。こういうのもHシーンまでのムード作りには許してもいいかな?むしろ必要?って感じですわ。

しかし、しかしですよ。既に二人とも裸だった時はどうか?
生まれたままの姿になり、キスをし、お互いの身体をむさぼりあい、いざ挿入となったまさにその刹那。素っ裸のその女が「ねえねえ、劇空間プロ野球やろ?」とコントローラーを差し出してきたら?

男はプレステ2を掴み、松坂ばりの高速スライダーで壁に叩きつけるでしょう。

つまり、そういうことですわ。SCOOPのゲームを買う人ってのは、エロにしか期待がない、精神的に既に半裸なんですよ。ゲームを起動した時点でエレクト状態な訳で。少しの寄り道も許せない訳です。それなのに、SCOOPの作品、特にカオスシリーズはそのHシーンでかなりウザったい効果、ダラダラしたテキストを挟んでテンポを崩してきます。いわば、Hの間に本格的な中折れイベントを入れようとしよるんですわ。特に今回はアニメの途中キャンセルができないので、もうおとなしく見てるしかありません。完全に向こうペース。後期クリムゾンじゃあるまいし、わざわざこっちの上下運動にポリリズムで対抗して何のメリットがあるんでしょう?Hシーンなら「お嬢様を狙え!」のシンプルなのがよっぽど良かったですな。

SCOOPには「もっと男心を勉強しろ!」といいたいです。ルックス(原画)はいいんだから、ベッドで男を酔わせるテクニックを学びましょう。an・an読め!

 

 

誘惑
2001
イメクラ痴漢ADV/ゲームB/精液B+(顔5:口2)
キーワード:「あいどるめーかー」の場つなぎソフト、その4

義姉・葵は、経営する会社の敵対勢力から脅迫を受けていた。主人公・麻人は最愛の姉のために、彼女の障害になっている女性たちを次々と陥れていく。

スクープ、フォスター、それにミンクと言った辺り、俺が好んで買いたいようなところというのはなぜかおっさん臭いところが多い。いわゆる13cmのようなヌキゲーの路線と違って、Hシーンの趣味とかが同級生とか恋人相手というより、会社の同僚や部下をターゲットにしたような感じのが多いんだよねぇ。それでいてセンスの割に絵面だけは妙に可愛かったりするのが、テレクラのティッシュとかパチンコ屋ののぼりみたいで何となく良いですな。

「サクセス!」とか「カオスクイーン遼子」の3とか、もろにエロ劇画的趣味を脳天気なライトストーリー+ナイス原画で遊人的に処理するスクープは、ギャルゲーよりアダルトビデオを愛するエロゲーマーの私には絶妙のサジ加減でして。原画だけのゲームってわかっていても、パッチンガムを敢えて引くような真似を毎回していますわ。

そんな若作りなおっさんでやってきたスクープも本作で遂に鬼畜ゲームに参入。痴漢電車という題材といい、そのタイトルといい、全くもってインターハートなスメル漂う、激!お父さん向けソフトと相成りました。

しかしまあ、どんなことをやっていても手応えが一緒なのはいつも通りで、相変わらずゲームは・・・ですなあ。今回は痴漢ものということで、マウスクリック方式でターゲットの女性の身体を触りまくって女性の快感度を上げていって攻略、という形。現れたり現れなかったりする女性たちを捕まえるところからまず始めないと行けないので、結構めんどくさい。痴漢趣味ないから、何がいいのかよくわからん。それでもまあ、攻略性が無いことはないから、いつもの腰砕けストーリーを延々と読まされない分、精神的にはかなり楽ですわ。古典的な攻略→H型なんで、ご褒美さえあれば燃えられる。

そのご褒美、Hシーンに関して。これは、もしかして最近のスクープでは一番良かったかも知れない。オープニングで毎度おなじみ、一言セリフを話す事に餅つきの相方のように挿入されるキャンセル不能のアニメに目の前が真っ暗になったが、本編は目出度くアニメ無し(一応あるけど、無視できるレベル。もうすっかりアニメブランドじゃなくなったなぁ)。今回はHはHのみ。邪魔なモノローグは全く入りませんわ。これだけで一気にヌキやすくなりました。ホンマ、最初からやってくれよ。しかも原画が相変わらず良い。アニメ絵サイコー。やはり、おっさん臭いHが多いんやけど、俺自身おっさんなんであんまり気にならんわ。

汁はいつも通り完備されているし、ぶっかけもありまする(メガネだが・・)。音声もGOOD。最近のここの作品にしては結構ヌケたな、と思ったのですが・・・ここで問題が。マニュアル等では明記してあるシーン回想モードがクリアしても出ないんです。タイトルから行ける「付録」のコーナーでは「CG回想」と「BGM」の間にドラクエの道具屋よろしく意味深な空間が空いてるんですが・・・ここの部分に本来はあるはずなのか?ホントはあるのか?いや、無いのか?ろうやの鍵なのか?もしかしたら、まだ完全クリアしていないってことなんだろうか。回想シーンがないということは、見たいシーンを見るためにもう一度痴漢モードでターゲットを落とさないといけない。キツすぎる。

シーン回想さえ付けば、結構いいヌキゲーだと思うんだが・・・。この手のゲームはエロ本として買っているんであって、ネタとしていつでも使えないってことは、もう二度と起動しないってことと同値。これはほとんどゲームアイデンティティに関わる問題でっせ。 (その後、修正差分が出て回想モード使えるようになりました)。

 

 

ChaosBaby 義美2
富持奈津姫編
2001
アニメ(一部バタバタ)デジコミ/ゲームB−/精液B(顔4:口1)
キーワード:また来年もここは期待を裏切り続けてくれそう・・・。

学校の教師としての日々を送る真一は、相変わらず教え子の義美の肉棒奴隷として日々押さえつけられる毎日。そんなある日、真一は電車で変質者に襲われているところを偶然助けた大富豪令嬢・奈津姫に「白馬の王子」と呼ばれて、つきまとわれることに。

全国2兆人のスクープファンの皆さん、んちゃ!
さて、ここで聞きたいんだけど、スクープの魅力ってなんだい?そりゃ勿論、アニメと汁ですわ。たとえストーリーや音楽、更にエロ的にもそこそこ良かったとしても、アニメと汁がなかったらそんなもん、意味あらへんのドス!それが今回言いたいこと。

今回は決して悪い作品ではありません(当然、スクープのレベルで、ですよっ)。毎度毎度同じようなアーパー人間満載のお気楽ストーリーにエロづくし。何より原画が非常に良い。キャラクターデザインが「CQ遼子3」の薩摩隼人で原画が「誘惑」の田丸まこと。ばりばりのアニメ絵、しかも肉感的でエロい。これは歴代スクープ作品でもかなり上位に位置するヴィジュアルだと思う。こういうところは期待通り。

しかし、だからと行ってヌケるか、と言われたらそうでもない訳で。全体的にツボがない。数が多い割にやっていることが通り一遍だし、義美はともかく、せっかくのゲスト・奈津姫お嬢様のキャラ性を全く生かさない平凡そのものというエロシーンの連続で、全く次のエロシーンへの期待感が湧かない。テキストも淫語があるけど全然深みないしー。

しかしまあ、ヴィジュアル面以外の力不足ってのは昔から。そこでその弱い部分を補い、スクープをクソブランド一歩手前に踏みとどまらせていたのがアニメと汁だった訳ですわ。ところが今回は汁がダメダメなんだよー!ガッカリさせるんじゃねぇ、バカヤロー!義美にも奈津姫にもまともな顔射シーン全然無いやないかい!顔アップの顔射をかましてくれるのは年増のオールドミスのみ。しかも全体的に汁量汁質ともクオリティ低すぎる。コンデンスミルクよろしくだったスクープ汁が今や白湯同然じゃないかっ。アニメもショボイけど、これは最近の流れのなかである程度予想できた。でも、汁がこれだけ薄くなったのはかなり痛い。アイデンティティ喪失やんけ。原画がよくなってもこれじゃあ 美容整形は成功したけど、乳首もぎ取られたようなもんでんがな。

スクープをアニメと汁のブランドということを忘れたら結構エロいと思うんですわ。でも、全国2京人のスクープファンのうち、どれほどの人間がこれで満足できるんでしょうかー?アニメはもう期待薄やし、せめて汁だけは死守して欲しいわ。原画が今回かなり良かっただけに逆に惜しいことしたなあ、という気持ちがー。何とかして欲しいですタイ!

次回作は「誘惑2」か。どこのどいつが出せって言うとるんやろか、こんなん。
何でもいいから汁で!汁汁で!

 

 

誘惑 第2章 爪痕
2002
イメクラ痴漢ADV/ゲームB/精液B+(顔12:口1)
キーワード:痴漢・陵辱モノはやっぱり強い・・・。

とある学園に赴任した主人公は、ある日自分を慕う生徒からの誘いを受け、流されるままに痴漢を行い性交渉まで持ってしまう。しかし、先輩教師・真咲に呼び出された主人公はその光景の一部始終がビデオに録画されていたことを知る。このビデオをたてに、真咲は主人公に学園の生徒を痴漢陵辱していくことを要求する。逆らうこともできず、痴漢行為を続ける主人公は・・・。

オレは世の中からズレているのかも?ってことは時々感じるんだけど・・・。それがテレビとか音楽の話だったら、普段全然見てないから痛くもかゆくもない。しかし、それがエロゲのこととなると不安になることもある。去年のアダルトゲーム売り上げ100傑をみて、ベスト10に自分のやったゲームが1本(鬼作)しかない、カウントダウン入りした作品が100傑にほとんど入ってない、「注射器2」より「はじめてのおるすばん」の方が売れた等・・・ちょっとした衝撃を受けた訳で。しかし、そういう時は「オレ以外が間違っているんだっ!」といつも通り爽やかに解決したものだった。

しかしねぇ・・・「誘惑」が1万本売れたってのは、スクープファンを自認してるだけに辛かった。あんなもん誰が買うんや!・・・ま、オレなんすけど。でも、めちゃくちゃつまらんかったわ!スクープにしてはエロに特化されていたことは間違いなんやけど・・・しかしなぁ。

で、案の定続編ができましたわ。パケに誇らしげに描かれた「10000over!」の金色のエンブレム。ここまでいばることか?

ストーリー、システムは前作と同じ。ストーリー評価は省略。なぜなら、全然ちゃんと読んでないから(こんなレビューいいのか・・・?)。こういう陵辱だとか女の子にトラウマが云々ってストーリーは、スクープに絶対的に合ってないっ。ここはバカストーリーやから許されるんであって、しっかりとしたストーリー作れる基礎体力は望むべくもない。ちゃんとした話を作れるぐらいやったら、もうとっくにビッグになっとるちゅうの。ま〜、前作がものすごシオシオだったので、「2」を作るにあたって力を入れておこうって姿勢は評価できるけど・・・。ストーリーが真面目だと、「CQ遼子」シリーズみたいにHシーンで邪魔が入らないってメリットがあるけど、やってて退屈やしキャラが立たないから女の子攻略の推進力が湧かんわ。

痴漢システムも更に強化されてますなぁ。勿論、ウザい方向に。電車内の限られた時間で女の子を絶頂に導くためには、一回の無駄なく女の子の性感帯をストラックアウトよろしく突いていかなくてはならない。それだけでもかなりストレス溜まるのに、今回は女の子の気持ちが高ぶってくるとそれに従ってキャンセル不能のCGセリフ登場!出ました名物!これが1回の痴漢辺り5、6回は出てくる。これがうっとうしいのなんの。イライラしてマウスクリック連打したらいつの間にか元の痴漢モードに戻っていて、見当違いのところを押してしまって痴漢失敗したりする。恐ろしい勢いでヤル気を削いでくださいます。

ただ、エロに関しては正当的なパワーアップ。前作よりも攻略対象が2人増えたし、一人あたりのHシーンもかなり増量。これは良かった。そこそこ長いし、淫語もあり、田丸まこと氏の原画は相変わらず良い感じのアニメ絵だしと、ヌキゲーとしては十分なレベルにあると思う。まあ、個人的には前作の女の子達の方が大分可愛く見えるんだけど、これは好みの違いだろう。しかし、「義美2」ほどではないにせよ、やっぱり汁が低調ですなぁ。今回もフィニッシュ回数だけは多いけど、半数は全身ぶっかけで顔アップの顔射で「おお!」ってのは無かった。量も出ないし、汁質もイマイチ。あの多汁白濁ぶりはどこに行っちまったんだい?!そろそろ帰ってきておくれよ!

ま〜、文句は言ってるけどスクープで文句なしの作品なんてありえないし、急作りの続編にしてはそれなりに出来てますな。少なくとも、売れたからただ作った続編って感じはしない。作品の性格を考えたら、結構なヌキゲーだとは思う。

ただねぇ、どうなんだろうか。オレは、こんなんスクープじゃないやい!って思ってしまうんですけど・・・。バカでもないし、アニメもクソやし、汁もイマイチ。オレが好きだったスクープはこの作品には存在していないぞ!スクープファンはこの作品を良しとしてんのか?・・・・と言いたいところやったんやけど、前作が売れてしまったことで何だか歯切れ悪くなる。スクープの購買層イメージが全然浮かばない。オレみたいにエロバカ汁アニメゲーを求めている奴より、おっさんエロ趣味の方に反応している人の方がマジョリティなんすか?これで今回も売れちゃったりすると、もういよいよ「あいどる・め〜か〜」発売は絶望的じゃねーかよー!こりゃヤバいっすよ!ヤバいっす!

 

 

カオスQUEEN遼子 episode.4
森山由梨&郁美姉妹併呑編
2002
ダメアニメデジコミ/ゲームB−
精液B(顔5[うち顔アップ5]:口1[うち顔アップ1])
キーワード:そもそも、由梨なんか出さんでもええんじゃ。

遼子先生が満を持してカムバック。真一のインモラルスタディの罠に落ちた妹・郁美の仇討ちに意気上がるノーテンキお嬢・森山由梨。しかし、百戦錬磨の遼子先生の前に由梨は瞬く間に性の奴隷に・・・。

オレが知っている限り、エロゲ界で最もオクラになった作品の多いブランドはここじゃないだろうか。白米玄の「あいどるめ〜か〜」、薩摩隼人の「隣家」、詩夜月笹の「学園え〜じぇんと」etc、etc。しかも、これがまた期待作に限って消息不明になる。ワクワクと待っていた私達がこの数年でお会いできたのは、トホホな新作とど〜〜〜でもいいリメイク。とびきりの美人がいますよ〜と言いながら、やってくるのはタンク女。風俗の広告みたいなマネやめぃ!いつになったら上玉を拝めるんじゃい!

思えば、オレが唯一回行ったコミケである00年夏コミ、オレが一番に向かったのがスクープのブースであった。「あいどるめ〜か〜、どうなってんの」というオレの質問に、「いや〜原画家さんがこだわっちゃって、ちょ〜っと延びちゃってます」というスタッフの言葉は今にして思えば「もう出す気ない」という意であったのだな。しかし、その直後に聞いた「うちは汁にはこだわってますよ!」という言葉に嬉しくなってしまったオレは様々な疑念を忘れて、すっかりいい気分になってしまったのであった。バカだ。

そういえば、その時そのスタッフが合わせて言っていたのが、「CQ遼子の郁美編の続編を企画している」ということだった。これもその時はすごく喜んだのを覚えている。しかし・・・・その後のスクープの余りの荒廃ぶりにす〜っかり忘れていた。それが、まさか今頃実現するとは!しかも、ほとんど延期なし!奇跡としか言いようがない。

しかし、無事発売されたということだけで持てる力を全て使い切ってしまったようで・・・。

まあ、全体としてはいつも通りというか。ストーリーは例によって、女王遼子と下僕の真一くんが世間知らずのお嬢様を籠絡して好き放題にするというもの。これに関してはオレ的に大いに好みだから、別にいい。一方、ちゃらりらり〜ん☆という人を小馬鹿にしたような効果音とともに画面エフェクト連発という、名物のチンポ萎えさえ攻撃も相変わらず。こういうところを「これが遼子の味だから」とマジで思っていそうなところがこのブランドの恐ろしいところだ。

しかし正直な話、ゲーム序盤の展開にはかなり期待が高まった。いきなり、おばはん教師と真一くんの長尺のエロシーン。こんなザコキャラでも結構な分量のエロをぶつけてくる。「CQ遼子3」の薩摩隼人氏のキャラクターデザインが余りにも印象深かったのでどうしてもそっちの残像が残ってしまうとはいえ、田丸氏の原画も力量的には全く問題ない。構図的にもなかなかエロいし、ボイスも淫語バシバシ(消しはキツイが)。これはもしかしたらいい線行くか?と思ったりもした。

しかし!これがゲームが進むに従って、その期待はどんどんしぼんでしまった。問題はアニメだ。アニメがかなりキツイ。序盤は例によって子供の絵本でおなじみパタパタアニメで「またこの偽アニメか!」と思ったが、終盤はちゃんとムービーアニメになる。これが・・・・。一番酷い時のソニアのアニメを3倍録画したと言う感じ。しかもスクープにしてみれば、アニメは自分とこの売りな訳で。ここぞというシーンに限ってアニメをぶつけてくる訳でねぇ。エロ度に比例してチンポの硬度が下がるというエロデフレスパイラル状況に。郁美ちゃんの出番は当然見せ場であるからして、もうアニメのオンパレード。トホホー!それに、あの清楚なおバカお嬢様郁美ちゃんが、今回はセックスキチガイになって再登場なのです。これじゃ、ホンマの阿呆やないか。切ないよなぁ。

結局、尻すぼみ。このアニメさえなければ・・・。スクープは基本的に女やり捨てゲームばっかりで、やり終わったら印象に残らない作品ばっかり。そのなかで、ほぼ唯一のエネルギーのあるキャラものである「遼子」は、やはり他のスクープ作品に比べるとやっている時の気分が全然違う。むしろ、アニメを排除してアニメ絵一本で勝負していたら、エロの分量とボイスに関してはなかなかのものなので、近年のスクープでは一番充実した作品になったのではないだろうか。昔は売りであったアニメが、今や足を引っ張っているとは。

それしても、汁、全然こだわってねぇじゃね〜か〜よ〜。泣くわ。