エロゲカウントダウン
ゴールデン・汁ゲ・アワード2002
 


●大賞●
DISCIPLINE
〜The record of a Crusade〜

(アクティブ・8/30)

はっきり言いまして、未だに使ってます!もう何も文句はない。

 


●金賞●
KISS×200 とある分校の話

(Winters・4/26)

DISCODE-1異常性愛
(ソフトさ〜くるクレージュ・8/11)

後で書くけど、今年のエロゲ界のキーワードは「個の力」と「同人」。平井次郎の脳内フェチ世界大爆発の前者と、CG20枚足らずであれだけモチベーションの高いエロゲを作った後者。ともに今年を象徴する傑作。


●特別賞●
実姉妹 〜濡れた相姦図〜
(アナログファクトリー・7/12)

まあ、同人ソフト時代の本格化の一つ象徴的な出来事として忘れがたいので取り上げておく。発売時点では非常に意欲的だと思ったけど、上の「DISCODE」とか見ちゃうと一気に色あせてしまうなぁ。ましてやこんなのまで出てしまうとなると、この程度の内容にあれだけの大枚をはたいたことが悔やまれてしまう・・・。


●ベスト汁ショット●
DISCIPLINE
〜The record of a Crusade〜

ほんに、今年は「DISCPLINE」一色だったってことで・・・。


●最優秀原画家●
聖少女
(DISCPLINE)

2年連続。去年はあからさまなえこひいきやったけど、今年は文句ないだろ?次点はおにぎりくん(エスカレイヤー)で〜っす。この二人は立ち絵が既に勃起させる。最近のエロゲの絵柄はどんどん単純化が進み、無味無臭なものになってきているので、この二氏のような肉の重さを感じさせる絵師は相対的に輝きがズンドコ増す仕組み。


●最優秀ブランド●
ソフトさ〜くるクレージュ

これからへの期待を込めて。1500円で神のコストパフォーマンス。来年もよろしく。ワーストブランドは・・・またスクープにあげたいところやけど、もう期待してないから・・・という訳でちんちん発言を無くしたRUNEかな(オレの不利益になることをしたところは勝手に断罪!「サイキッカー美々」で汁者を裏切った創美研究所も斬!)


●商業誌ベスト3●
1・ストリンジェンド(世徒ゆうき)
2・奥様は少女(甘詰留太)
3・アナルジャスティス肉棒射精編(上連雀三平)

総合汁サイトを目指して、エロゲ以外も取り上げることにした。今年は商業誌は豊作。1つに絞れないので3つ。一人で書く商業誌は、まさに個人の欲望がそのまま本になっている。しかも同人と違って規制が緩いという逆転現象のおかげで絵面的なインパクトも大きい。特に1の欲望の重さはすごい。デッサンがきちっととれているようなリアルさじゃなくって、どうやったら絵から欲望が伝わるかという観点で執拗に描かれた描写の数々に圧倒されますぜ。2は逆に的確な画力に裏打ちされた濃厚描写で誰にでもエロさを感じられる良作。3は、「KISS200」と同じで狂人にペンを持たせた作品。でも、絵がかわいいからめちゃギャップが・・・。


●最優秀同人誌●
空飛ぶ妹2(宝魂)

今年はオレにとっては同人誌開眼とも言える感じで、過去最高の金を使った。しかし、同人は意外と商業誌よりも欲望が浅いってのが不思議。上連雀も同人の方が穏やか。本来ならもっととぐろを巻いたものが出てもいいと思んだけど・・・。そのなかではやっぱりダントツでこれ。ゴージャス氏にはこのトロトロ路線でどこまでも突っ走ってほしいですよ。後、今でも書店で買えるものなら、ふらすぴの「おしゃぶり学園ピンサロ科2」が良かったね。絵はヘボいけど、エロは大パワー。


●最優秀汁ビデオ●
ビップシャワー2

一方、エロビデオは停滞。というか、今はそこそこかわいい娘が汁濁になるのが普通になってしまった。紋舞らんとか天野こころとか美少女って触れ込みやのに、デビュー作から食ザーやっとるしなぁ。従って、相当なええおなごやないと記憶に残らないようになってきた。贅沢な話や・・・。紋舞らんの「知らぬがホットケーキ」とか宝来みゆきの「ドリームシャワー39」、及川奈央の「DREAM WOMAN 5」等、良作と言えるものはあまた出たけど、何年も後まで愛せるほどの傑作であるかどうかはわからん・・・そういう点を考慮して「ビップシャワー2」に冠を。光月夜也がちゃんと汁にまみれたということで、おっさんAVファンとしてはたまらないすなぁ

●2002年汁ゲ総評●

去年よりもさらにプレイ本数は減ったが、個人的な満足度は決して低くなかった本年。
今年のキーワードは「個の力」とでも言えましょう。

個人的には満足と言ったが、エロゲシーン全体のことを考えると充実してただろうか?引き続き、地盤沈下の進むエロゲ界。今やほとんどの作品がコンセプトのみで中身がほとんどないというものになっているような気がする。少なくとも、オレが今年プレイし、かつレビューを書かなかったゲームはそんなんばっかりだった。作り方としては、まず「○○○○アドベンチャー」という独自の名称をつけ、後、何もしないという・・・。昔「サルマン」でやっていたファミリー4コマの作り方みたいになっとる。

しかもそれでそこそこ本数出るからね、「はじいしゃ」みたいに。まあ、そういう作り方のおかげで、エロだけゲームが増えたのは一つよかったことでもあるんやけど、こんだけ無尽蔵に妹ロリ系のヌキゲーばっかり見せられるとさすがに食傷気味。プレイしてもストーリーもキャラも通り一遍やし、結局全部一緒に見えんねん。

それでいて、今年はシーンを席巻するようなソフトは一つも出ず、アリスが頑張ったぐらいで全体としては流れがなかった感がある。圧倒的なブランドがゲームを出さないという状況で、ゲーム性やストーリー性が沈み、一点突破的な作品ばかりになってくると、必然的に圧倒的なコンセプトを持った個人の輝きが目だってしまう。

もちろん、「DISCIPLINE」と「KISS200」のことを言っているのだが。

小さい独自ジャンル分けだけでコンセプトを出したような気になっている凡作のなかで、口吸いがしたいんじゃ〜!口淫!口淫!口淫!口淫!口淫!口淫!口淫!口淫!口淫!右翼の街宣車よろしく大音量でゲーム画面から平井次郎の叫びが聞こえてくる「KISS200」の何と輝いていることよ。聖少女の放水機のごとく吹き出す精液やウンコの何とインパクトのあることよ。研鑽が違う。他作品との差違を出すためだけのコンセプトじゃなく、この人たちは自分自身が生まれながらのバンディエラなのである。こういうビッグな欲望を持った連中のメガパワーに勝つためにはトータルゲームで対抗するしかないのであるが、今のエロゲ界でそんなものを作れるところはそうそうなく、結果的に狂人たちが大手を振って通りを闊歩するという状況に。

そういう意味では、今年に関する限り、エロゲは同人誌と同じ享受のされ方をしていたような気がする。そうなると、最近とみに充実し始めている同人ソフトとの距離がさらに近づいて・・・・。

もう今の同人ソフトは声が入ってるなんて当たり前だし、そこそこゲーム性もシナリオも用意されている。まあ、オレが無知なだけで、既に去年一昨年から同人ソフトの時代はやってきているんだよねぇ。KBOOKSのランキング壊れてんじゃないの?ってぐらい「月姫」が今でも人気があるが、それが今年はさらに質量ともに広がってきた感じだ。特にエロ関連では、将来的にかなり明るいものが見えてきた。

そもそも、コンセプトだけあって後は大したことないってんなら、同人の範疇でも収まってしまうんだ。同人では実現できない大がかりなゲームシステム構築や、ボリュームあるシナリオを用意することが、一般エロゲブランドに期待される役割。しかし、今年のエロゲ状況では、同人との圧倒的な差を見せつけるようなことをエロゲブランドに期待はできない。そして、「DISCODE-1」をプレイするに至って、こういうのがポンポンと出てくれるなら、もうソフ倫エロゲの大半必要ないなーぐらいまでに思えてしまう。対価格エロ効果を考えると、「A.A.A」や「花の記憶」みたいな実質CG集に6000円も7000円も出すより、同人ソフト買う方がなんぼかマシってことになる。来年はさらに同人ソフトが大攻勢をかけてくるような予感が。まあ、そうなってくれる方がユーザーとしては喜ばしい訳だが・・・何だか切なくないか?この状況。頑張ってもらいたいです>各エロゲブランド

2003年はどういう年になるのだろう。来年は今年よりは流れのある「健全な」シーンになるかも知れない。話題作がそれなりに出る予定だし・・・。アージュの新作やら、リーフの起死回生なるかという「Routes」とかね(まあ、ここら辺はオレには関係ないけど)。後、テリオスの新作もあるし、ストーンヘッズの「SEX FRIEND」もやりたい、「LOVERS」も来年中に出さないことには2004年はまたもやサッカーイベント目白押しでゲーム作りどころじゃなくなるしな。そして、個人的には何といっても天津堂の新作だろう。マーヤとやんやんとの3Pとかできます?できますよね?よろしくしくよろ46494946!

という訳で来年もしょうこりもなくエロゲ三昧なのであった。