《温薫》

摂氏30度〜80度の温度で、数時間薫煙する方法を温薫といいます。最初は低い温度で薫煙し、だんだん温度を上げていきます。温薫は冷薫と違ってそれほど厳密に温度管理をする必要はありません。スモーカーの中のできぐあいをみながら薫煙時間や温度を調節することもできます。風乾が十分できなかった場合には、薫煙時間を長くすることで調節します。

温薫は冷薫と違って食材の水分含有率が高く、常温で3、4日しか保存できませんが、できあがりはジューシーで、あつあつのできたてを食べる楽しみがあります。できあがりを楽しんだあとは冷蔵庫に入れて保存します。

温薫は一年中どこでもできますし、薫製といえば温薫というくらいレパートリーは豊富です。スモーカーや熱源にこだわる必要もないので、気が向いた時に簡単にできます。ぜひ試してみて下さい。