ジンベース
マティーニ
(ドライベルモット)
レシピが268種類もあるという「カクテルの王様」。「カクテルの中の最大傑作」とも。ヘミングウェイはジンとドライベルモットの入った二つの水筒をぶらさげて戦場を駆け回ったとか。グラスに注いだベルモットを捨ててジンを注ぐなど辛口が好まれている。チャーチルはベルモットのビンを眺めながら飲んだという。スクルージ味は?
ネグローニ
(カンパリ+スイートベルモット)
イタリアのネグローニ伯爵が食前酒として好んだのがカクテルの由来。ベルモットの甘さがジンとカンパリのほろ苦さを和らげている。透き通った深紅色の液体越しに地中海の明るい太陽を眺めながら飲むのがこのカクテルの正しい飲み方とか。「スクルージ」ではウッドデッキで夕日を眺めながらその味を楽しんで欲しい。やや甘口だが、アルコール度は強。
ギムレット
(レモンジュース)
「ギムレットには早すぎる」で一躍有名になったカクテル。チャンドラーの小説「長いお別れ」で、主人公はこのカクテルの味を「やわらかさと甘さと鋭さがいっしょになっていた」といったが、味はシンプルな辛口だ。
ジントニック
(トニックウォーター)
イギリスの植民地でマラリア避けに飲まれていたトニックウォーターに、ジンを入れて飲んだのが始まり。ジンベースでは最も有名。トニックウォーターは熱を冷ます効果があるので真夏の飲み物としては最高だ。
ホワイトレディ
(ホワイトキュラソー+レモンジュース)
ちょっと口をつけただけではレモンジュースと変わらないシンプルな味。それだけに決して飲み飽きることのないカクテルとして有名。色も味も貴婦人?
青い珊瑚礁
(グリーンペパーミント)
ペパーミントの味と香りが口にさわやかなカクテル。鮮やかな緑色が青い珊瑚礁をイメージさせる。やや甘口だが、アルコール度は強。
パリジャン
(ドライベルモット+クレームドカシス)
やや甘口の食前向きのカクテル。黒すぐりを原料とするクレームドカシスが上品な味と香りを出している。パリジャンを連想させるお洒落な味だが、アルコール度は強。
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