ソフトウェア関連発明の演習問題>
 
(演習)ソフトウェア関連発明1
 
 シャドーマスターの発明分析を行ったAさんは、シャドウマスターに画像処理装置を応用することを考えた。
 構成は以下の通りである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                    


 

ビデオカメラ
 


 
  


 

画像処理装置
 
 
ディスプレイ
 


 

 
 
 
 
 
 
  スクリーン     プレーヤ 
 
 スクリーンには、中島選手等、一流プロゴルファーの連続スイングの輪郭が描かれている。使用者はスクリーンのスイングを模して素振りをする。その際、ビデオカメラでスイングを撮像し、コンピュータからなる画像処理装置に撮像データを入力する。
 画像処理装置では、プレーヤの撮像データを2値化し、スイングの輪郭を判定する。得られたスイング輪郭は、一流プロゴルファーの連続スイングの輪郭と比較される。比較した結果、輪郭の重なり度合いに従って、評価を出力する。出力に当たって、輪郭の一致しない部分を画像に示す。
 以上の情報から、発明の静的分析を行った後、これを動的に分析し、特許明細書を作成せよ。
 なお、分析に当たっては、従来例の特開平2−249566号(添付資料参照)との差異を特に明確にする。
分析例
 静的分析(自己の開発した発明を目的・構成・作用/効果に分けてありのままに記載する)
 
 動的分析(下記表の★部分)

  目 的

   構    成

  作 用 ・ 効 果

一流プロゴルファ
ーのスイングをマ
スターする。






























 

@スクリーン
 ★なくともよいか?
 




Aビデオカメラ


B2値化によるスイング輪
 郭抽出手段
 ★スイング抽出手段



Cスイング比較手段








D出力手段
 ★紙、画像(ディスプレイ)
 スピーカ





 

@スクリーンと光源の間に
 立ち自己の影をスクリー
 ンに映す。
A自己の影をスクリーンに
 描かれた模範スイングに
 合わせるようにして、ス
 イング練習する。
Bスイングの撮影
(同時にスクリーンも撮
  影)
C輪郭の抽出
 ★2値化は必要か?他の
 抽出手段はあるか?
 ★重心・軸の抽出でもよ
 いか?

D自己のスイングと模範ス
 イングとを比較
 ★比較すべきリファレン
 スは予め記憶した模範ス
 イング画像データ
 ★同時に撮影したスクリ
 ーン上の模範スイングと
 比較

E出力を見て確認
 ★どのように出力する?
 ★異なる点を色で示す
 ★ブザー等の音で警告


Fその結果、模範のスイン
 グを覚えることができる