知財コンサルティング&カウンセリング
弁理士 遠山 勉
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★知財の優先順位今昔(ある税理士との会話で・・・)
知財って昔はあまり知られていなかった。なぜかと思うと、企業経営の中の優先順位として、ファイナンスや営業などは最も重要であり、知財を保護するということは、後回しでも何とかなっていたからではないか。自分の権利を保護すると言う意味では知財は今も昔も変わらない。特許権等が経営の後回し的保護にのみ意義があるとするならば、知財はこれほど脚光を浴びなかったであろう。
現在なぜ、それほど重要視されるようになってきたのか。それは実は、優先順位が上がったのではなく、優先順位の高いものをより付加価値的にかつ戦略的に考えたとき、例えば、同じ営業戦略、ファイナンス戦略を作るにしても、知財の要素、あるいは、知財的発想を入れると、それらの価値(優位性)が高まるからであろう。
そういう事を、税理士さんとの会話で気づいた。知財は既存の経営戦略を活性化させるのだ。(04/01/27)