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ガレージキットとは?

WHAT IS GARAGE KIT

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解説

 ディスプレイを目的とした、少量生産の大人向け精密模型。 昔からの大人向け精密模型には、大手メーカーの木製の帆船やメタルパーツを多用したクラシックカー等があった。
 しかし、'60年代以降のプラモデルで育ったユーザーは、色々な分野のアイテムで自分の欲しいキットが無いか、あるいは子供向けにしかないのにあきたらず、自らフルスクラッチの一点物として作成をし始めた。 そして、そのモデルを型取りし、複製品を知人等に配りはじめたのがガレージ・キットの始まりである。
 トイに代表されるマスプロダクツ・メーカーによる大量生産品では、日本玩具協会の安全基準やコスト、大量生産の型抜きの問題から、鋭利なパーツや逆テーパーとなる造形を避けたりと様々な省略や置き換えが行われる。 例えば、ゴジラのソフビトイでは尖った歯は児童には危険なため、一体成形され塗装で表現される。 アンギラスのトゲなどは、技術的に可能でも、そのままの形で再現される事は無い。 また、ポージングも最もオーソドックスなものが選ばれる。
 一方、元々一点物の複製品として登場したガレージ・キットでは徹底したプロポーションとディティールの追求が可能である。 製品は、模型と言うより立体作品としての側面が強く、ディスプレイ・モデルのため、モチーフとなるシーンの選択やポージングなども重要な要素である。 そういった、原型を製作する原型師の作家性が色濃く作品に反映されるため、ほとんどの製品には原型師の名前が付記され、いわゆる名工が存在する。 '80年代初頭に登場したこのガレージ・キットは、1つの型から30個程度しか生産ができず、その分高価になるが、マスプロ製品では決して出されないマニアックなアイテムやリアルさが受けて、ホビーの確固たる一分野に成長した。
 登場から20年たち、'90年代終盤には組み立てキットの他、ハードディティールを活かしたまま塗装済み完成品やアクション・フィギュア等への展開などガレージ・キット・メーカーによる様々な試みがされている。

補足

 原型師や材質については、「ガレージキットの歴史」をご覧下さい。