PM6, TOKYO


すっかり秋を感じるにはまだ早いこの時期。
それでも、少しずつ夕暮れに近づく時間は早くなっている。

いっしょにドライブしている相棒も、実に気持ちよさそうに走っている。
同じ風を受けたくて、キャンパストップを全開にする。
心地よい風が、季節感のないこの街の僅かな秋の匂いを運んでくる。

青空と夕暮れの境目はどこにあるのだろう。
夏と秋の境目はどこにあるのだろう。
いつも気が付くと変わっている。
すこしずつすこしずつ変化している。
どこまでもつづいている道を、すこしずつすこしずつ走っている。
そんなゆっくりしたテンポには、やっぱりこの相棒がぴったり。
ゆっくりと同じものを見てゆきたい。

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