モデル : DeVILBISS(デビルビス) JGX-502 いわゆるスプレーガンというジャンルのものです。 ノズルからは塗料が平たく噴出されるので、広い面を均一に塗るのに適しています。ノズル口径が大きいため、ハンドピースのように細かい絵などは描けません。このDeVILBISS JGX-502は私が最も気に入っているスプレーガンです。 気に入っているポイントは… ・名前がファンキー系ですが、実は老舗で、細部までしっかりと丁寧に作られています。 ・噴霧パターンが、普通は【>】←このように直線的ですが、このモデルは【⊃】←こんな感じで、端が湾曲し、塗装面に対して均一にスプレーできます。仕組みがわからないけどすばらしい! ・エアキャップがアルミ削出で、見た目もかっこいい。 ・カップにスタンドが付いていて、ガンが自立する。 とまぁ、こんな感じでしょうか。 逆に不満なところは、塗装中にエアキャップに塗料が付着しやすいところですね。 |
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モデル : アネスト岩田 W-71 1971年発売開始された、当時はアネスト岩田を代表するスプレーガンです。 なんといっても、その独特の超合金的エアキャップ形状が魅力的で、一度目にすると忘れられない斬新なデザインです。 各種調整ダイヤルが小さめなところも、個人的にはポイント高いですね。 性能的にはどうかというと… まぁ、特にすばらしいというところはないですが、標準的で扱いやすいモデルです。主にベースのソリッドカラーとトップコートのクリアー塗装に使用しています。 岩田の重力式スプレーガンは、この他には現行モデルの代表格であるW-100と、アネスト岩田キャンベルのVXガンPROを使っています。 |
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モデル : アネスト岩田 W-88 私が持っている唯一の吸上式スプレーガンです。 車の天井など、下に向かって塗装する際にコンテナ部分が塗装面に触れたりすることがあるので、下向きで塗装する際には全く使っていません。 ただ、塗料が多く入るので、高い足場の上で壁画を描く場合は塗料の補充の回数を減らせるので重宝する場合もあります。 上のW-71と同様、ヴィンテージモデルですが、W-88の方は現在はもう生産されていないようです。 岩田のスプレーガンは長い間使っていると表面がグレーがかってくるので、時々無性に磨きたくなります。 時間を忘れてピカールで、ただひたすら… |
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モデル : オリンポス アリーズSGA-6309 オリンポスから発売されている、ノズル口径0.9mmの小型スプレーガンです。細部までの構造的なこだわりと美しい鏡面仕上げはさすがで、見た目がすでに芸術品です。 ボディーは真鍮製で、ステンレスコーティングしてあり、そこにロゴなどが彫り込んであるので、彫り込み部分だけゴールドでカコイイですね。 エアキャップを45°回転させることで、丸吹きと平吹きを切り替えることができます。ただし平吹き状態にしても思ったほど平吹きにはならず、パターン幅はかなり狭いです。塗料の粒子もそれほど細かくない印象です。 小型スプレーガンを使用する際は、実際のところこのガンはあまり使用せず、同じくノズル口径0.9mmの明治塗装機の小型スプレーガンを頻繁に使用しています。 ただ、オリンポスの場合、自動車補修塗装などとは用途が違いますので、カセットボンベや超小型のコンプレッサーでも、ある程度美しい塗装ができるようです。 部屋の中でプラモデルの塗装などをするのにはいいかもしれません。 |
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モデル : オリンポス HP-100C いわゆる「エアブラシ」とか「ハンドピース」と呼ばれているジャンルのものです。 ノズルの口径は0.3mmで、絵を描いたり細かい物を塗装する際に使用します。 このモデルは、調整ダイヤルなどはなにもなく、機能も最小限、構成パーツも最も少ないシンプルなモデルで、私の一番のお気に入りです。 塗料カップが直付で、洗浄のしやすさも魅力ですが、マイクロカプラをすべてに装着しているので、ハンドピース自体を切り替えながら絵を描いています。私はこのモデルを4つ持っているので、4色まで同時に使用することができるというわけですね。 また、ダブルアクションという機構(仕組み的には単純)なので、塗料の吹き始めと吹き終わりの切れが良く、ダイレクト感の強い使い心地も魅力です。 私の場合、保管時は写真のようにニードルキャップを付けていますが、絵を描く時は必ず外します。 細い線を描く時、ニードルを壁にギリギリまで近づけるので視覚的に邪魔になるのと、乱気流をできるだけ防止するためと、塗料溜りを防ぐためです。しかし、壁にニードルを突き刺す事も良くあるので、砥石を使ってのニードル修正だけは、我ながらかなり上達したと思います。 |
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モデル : 棒 建築塗装で外壁を塗る時によく使用されるのが、ローラー(塗料を染み込ませてコロコロ回すときれいにベタ塗りできる道具)です。 カスタムペイントの作業中にローラーを使うということはまずありませんが、壁画やエイジング、デコレイティブペイントなどでは、下地作りやベース色塗装によく使用しています。 そこで便利なのが、私が「如意棒」と呼んでいる、このどこにでもありそうな棒です。 ところがこの棒はただの棒ではありません。 そう、500円します… じゃなくて、なんと長さが自由に変えられるのです。 私がこの「如意棒」の存在を知った時、正直「こんな便利な道具があったのか!」と大きな衝撃を受けました。 ローラーの柄の部分に、これを装着するためのネジ溝が彫ってあるのも、この時気が付きました。 こんなにシンプルで、直接的で、使い勝手の良い道具は他にはなかなか見当たらないと思います。 |