個性的な名車「フォルクスワーゲンtype3バリアント」のダッシュボード（右ハンドル用）のレプリカ制作に挑戦してみました。
type3はたいへん古い車なので、元々台数が少ないことと、ダッシュボードの作りが特殊なため（鉄板をベースに硬質発砲ウレタンで厚みをつくり、表面は合皮でコート）、ひび割れなどが生じ、綺麗な状態のダッシュボードがあまり残っていません。
特に右ハンドルのモデルは日本やオーストラリア仕様なので極端に台数が少なく、アメリカのカスタムパーツなどでも制作されていないのが現状です。
それならいっちょ作ってみようかということで制作してみたのですが…
これがなかなか大変でした。
まずは本物のダッシュボードから、FRP製のメス型を作るところから始まり、ひたすらオリジナルを参考にしながら、車体にビス止めする部分をアルミで、本体は硬質発泡ウレタンで、表面は弾性のある塗料でコーティングました。
３連メーター取付け部分の微調整など、ひとつひとつをかなり微妙な手作業で調整しなければならなず、技術はもちろんのこと、非常に時間と労力が必要なため、最後にとうとう一つの答えを導き出しました…
限定1個で生産終了です！

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