第81回全国高校野球選手権大会

全試合対戦予想

48 試合中 27 試合,約56 %が的中

学校名は勝利校,学校名は敗退校,背景色   は勝利予想校

優勝:群馬代表・桐生第一(初)

回戦 対戦日 対戦カード 予 想
1回戦 第1日 第1試合 九州学院 2−3 青森山田 九州学院の4番・高山がその力を存分に発揮,青森山田も粘るが浦部の前にあと一本が出ない
九学はスクイズで先制したが,青森山田が7回に逆転.松野の力投で反撃を1点にくい止め,締まった好ゲームを制した.九学は昨年に続いて無念の初戦敗退
ハズレ
第2試合 仙台育英 14−0 佐賀東 仙台育英は,昨秋県大会制覇,今春東北大会制覇と実力十分.序盤から優位に試合を進めて圧倒
初回に一挙5点を奪った仙台育英は,その後も佐賀東に付け入る隙を与えず完勝
ズバリ的中!
第3試合 比叡山 0−2 桐生第一 今大会No.1投手と評される比叡山・村西と,プロ注目の左腕・正田の投げ合い.投手戦が予想されるが,打力で勝る桐生第一が終盤に村西を捕らえる
まさに予想通りの展開.8回裏に2点を先制した桐生第一が,正田の1安打完封で勝利をあげた.比叡山・村西も評判通りの実力を見せた
ズバリ的中!
第2日 第1試合 倉吉北 0−8 静岡 春の経験を生かして静岡が冷静に試合を進め,徐々に点差を広げて貫禄勝ち
静岡はサウスポー・高木が17奪三振の好投,打っては倉吉北のエース・柏の制球難と守りのミスにつけ込んで,14安打で8点を奪い圧勝
ズバリ的中!
第2試合 甲府工 4−3 北陽 5点勝負か.北陽は梅野−山本の継投が成功するかどうかにかかっている
初回に1点ずつを取り合い,打ち合いになるかと思われたが,甲府工・木内は丁寧なピッチングで北陽を抑える.一方の北陽は,先発・梅野がわずか15球でKOされ,1回途中から山本が登板.そのときのピンチは乗り切ったが,活発な甲府工打線に3回,6回と得点を許す.最終回,北陽は2点を奪ってなおも走者2人を置いたが,最後の打者が三振に倒れて力尽きた
ハズレ
第3試合 宇和島東 5−10 新潟明訓 新潟明訓も力を付けてきているが,宇和島東が効率よく加点して逃げ切り
新潟明訓の打力は予想を遙かに上回っていた.中盤集中打で逆転すると,さらに2本の本塁打などで大量点を奪い,投げては途中救援の池田が踏ん張った.宇和島東は最終回に粘りを見せて2点を返すが,あまりにも点差が開き過ぎていた
大ハズレ
第4試合 旭川実 5−1 久賀 堅実な野球を信条とする両チームの対戦は締まった好ゲームとなるが,小技でチャンスをものにした久賀が僅差で勝利
5回までは予想通りの投手戦だったが,6回に旭川実が敵失と適時打で3点を先制.久賀も1点を返すが,旭川実は追加点をあげ勝負を決める
ハズレ
第3日 第1試合 福知山商 6−2 盛岡中央 盛岡中央が先制したのち,両チームとも決め手に欠けて得点に結びつかないが,中盤同点に追いついた福知山商が最後に試合をひっくり返す
先制したのは福知山商.打線がつながった中盤の3イニングで6点をあげると,盛岡中央の反撃を2点に抑え,藤原が完投
勝敗は的中!
第2試合 柏陵 2−0 如水館 3年連続出場で徐々にレベルアップしている如水館,柏陵を中盤に突き放す
柏陵はエース・清水の好投で如水館に得点を許さず,春初戦敗退の雪辱を果たした.如水館・小町も力投したが,6回まで無安打など味方の援護がなかった
ハズレ
第3試合 都城 7−4 四日市工 打線活発な都城が序盤に得点を重ねて守りきる.四日市工も終盤粘るが及ばず
序盤に先制,中盤に追加点をあげた四日市工に対してなかなか得点できなかった都城だが,終盤に救援登板した三谷を攻めて逆転すると一気に打線爆発.四日市工は最終回に粘りを見せ地方大会決勝の再現かと思わせたが,9回に許した追加点が大きく届かず
ちょっと違ったけど的中!
第4試合 酒田南 4−8 沖縄尚学 沖縄尚学,連覇へ向けて途中苦しみながらも初戦突破
沖縄尚学の攻撃力は健在で常に先手を取るが,守備の乱れ等から酒田南もすぐに取り返す.しかし救援した照屋が好投,中盤から後半にかけてじわじわと差を広げて逃げ切る
ズバリ的中!
第4日 第1試合 小松 5−9 新湊 隣県同士の対戦は,序盤から中盤にかけてシーソーゲームとなるが,安定した力をもつ小松が終盤突き放す
小松は序盤に先制,終盤にも追加点をあげ,竹田は完封かと思われた.しかし9回表,新湊は相手のミスに連打を絡めて一気に同点.そして今大会初の延長となった11回表,9回同様小松の守備の乱れを足がかりに4点を勝ち越し逆転勝利.大応援団をバックにミラクル再来
ハズレ
第2試合 秋田 0−4 樟南 序盤は秋田が優位に試合を進めるが,守りの乱れで逆転を許し樟南が逃げ切る
序盤は秋田ペースで試合が進んだが,得点がないまま中盤へ.樟南は5回に本塁打で先制すると,その後も小刻みに加点.秋田も終盤チャンスをつかむが,得点には結びつかず上野に完封を許す
勝敗は的中!
第3試合 徳島商 5−1 北海 徳商・牛田のフォークの前に北海打線あと一本が出ず.金谷も好救援
徳商は初回,死球の走者をバントで送った後に連係の乱れを突いてノーヒットで先制.4回には初安打とボークで得た好機に連打で2点を追加.北海打線は,予想した通り牛田のフォークに大苦戦,まさに「あと一本が出ず」.牛田は毎回の13奪三振で完投
ほぼ的中!
第5日 第4試合 東邦 5−6x 滝川二 1回戦屈指の好カードは,中盤以降滝川二が東邦先発の岡本を攻略.兵庫県勢の連敗を7でストップ
滝川二は5番・今村の4打点の活躍などで,3回途中に岡本をマウンドから引きずり下ろす.しかし東邦も5回に怒濤の攻撃で同点に.その後両チームとも得点なく迎えた最終回,滝川二は2死3塁から3番・中村がサヨナラ打
勝敗は的中!
第1試合 長崎日大 5−0 日大三 日大対決は,春夏連続出場の三高が2年連続出場の長崎を打力で粉砕
日大三は,ある程度の失点なら計算できたはず.当てが外れたのは崎田に完封を喫した打線.中盤まで再三チャンスがあったものの,ホームベースが遠かった.対する長崎日大は機動力でチャンスを広げ勝負強い打撃で得点し快勝
大ハズレ
第2試合 栃木南 1−9 明徳義塾 明徳が実力を遺憾なく発揮,打線爆発で大勝
明徳は3回・4回と相手のミスなどで2点を奪うが,その後は石本の前になかなか得点できない.一方の栃木南打線は走者は出すが得点には至らず.逆に疲れの出てきた石本が8回に7失点と打ち込まれ,初勝利はならず
ほぼ(?)的中!
2回戦 第3試合 尽誠学園 6−3 松商学園 投打にレベルの高い尽誠が主導権を握って離さず.森本は完封
初回に3点を先制した尽誠は,4回にも妹尾の3ランで突き放す.松商学園は5回以降尽誠打線を封じ込め,打っては8回にようやく3点を返したが,反撃が遅かった
ほぼ的中!
第6日 第1試合 智弁和歌山 5−2 城東 試合巧者の智弁和歌山,都立初勝利を目指す城東を一蹴
序盤から中盤は城東ペースだったが,智弁和歌山は池村の緩い球に苦しみながらも少ないチャンスをものにして勝ち越すと,終盤には本塁打などで突き放した.両チーム無失策と,非常に締まったゲームだった
ほぼ的中!
第2試合 桐蔭学園 11−7 敦賀 得意の機動力野球で桐蔭が敦賀をキリキリ舞い
桐蔭学園は初回に先制すると3回には4点を加えて引き離し,機動力を生かして着実に追加点をあげていった.敦賀も7・8回に1点ずつ,そして9回に5点を返すなど,最後まで素晴らしい粘りを見せたが,中盤までの失点と拙攻が響いて追いつけなかった
ほぼ的中!
第3試合 智弁学園 9−2 県岐阜商 智弁は序盤,中盤,終盤と着実に得点して県岐阜商を寄せ付けず
3回表,突然制球を乱した県岐阜商・黒井を智弁学園が一気に攻めて大量9得点.県岐阜商は4回と6回に1点ずつを返したが,点差があまりにも開きすぎていた
勝敗は的中!
第4試合 水戸商 15−5 浜田 軟投・三橋の前に,浜田打線も沈黙.エース・浅野の戦線離脱が響く
浜田は初回にセンバツ準優勝投手・三橋を攻めて4点を先制するが,水戸商打線が中盤から火を噴き,5回以降は毎回の15得点で見事な逆転勝ちをおさめた.浜田は浅野の穴を2人の下級生投手で埋めようとしたが,相手がそれを上回っていた
勝敗は的中!
第7日 第1試合 岡山理大付 5x−4 学法石川 打力に自信のある学校同士の対戦だが,破壊力では岡山がリード.序盤の得点で試合を決める
先制したのは岡山理大付だったが,その直後に学法石川が逆転.岡山が再度逆転したが,粘る石川は8回に本塁打などでまたも同点に追いつく.しかし9回裏,岡山理大付は無死満塁からサヨナラ勝利
勝敗は的中!
第2試合 聖望学園 3−5 日田林工 実力に大差なく,中盤から終盤にかけてが勝負.昨年の埼玉栄と滑川同様,埼玉の初出場校は並でないところを見せてほしい
序盤は聖望学園ペース.3回に先制し,エース・池田も無難な立ち上がりだったが,5回に守備の乱れで走者を進められると,一気に日田林工のペースへ.この回に4点を奪って逆転すると,藤内が最後まで投げ切った
ハズレ
第3試合 東福岡 3−9 青森山田 東福岡注目の田中に一発.松野は今度も力投するが打線が応えられず
青森山田・松野はやはり好投.そして打線も3回に東福岡エース・宮崎を攻略し,4点を先制.7回には本塁打などで一気に差を広げた.東福岡は6回以降3点を返したが,松野を捕らえきれずまさかの大敗
ハズレ
第4試合 仙台育英 2−11 桐生第一 正田はこの試合でも絶好調,初戦で14点を奪った仙台育英の強力打線に的を絞らせず,3失点でくい止める
桐生第一は4回に連打と失策で仙台育英の好投手・真山を攻め,一気に6点を奪う.一方の正田は1回戦同様の好投を見せ,強力打線をわずか1失点で抑え,点差が最終回は2年生投手にマウンドを譲る余裕の勝利
まずまず的中!
第8日 第1試合 静岡 3−2 甲府工 静岡・高木の前になかなか得点できない甲府工だが,中盤以降徐々にタイミングを合わせて辛勝
3回に静岡が2点を先制した後は,高木,木内ともに好投して両チーム得点なく迎えた9回,甲府工は土壇場で高木をとらえて1死から同点.しかし静岡はここで2番手・市川にスイッチして後続を打ち取る.そして10回2死から勝ち越し,そのまま逃げ切った
惜しくもハズレ
第2試合 新潟明訓 1−4 旭川実 雪国同士の対戦.旭川実はコツコツと加点するが,新潟明訓は集中打で逆転し突き放す
序盤から中盤にかけては投手戦.5回に新潟明訓はランニングホーマーで先制するが,旭川実・加藤を攻められない.逆に終盤になって旭川実が新潟明訓先発の池田を攻め,7回,8回と2点ずつをあげて逆転勝利 →ハズレ
第3試合 福知山商 1−3 柏陵 福知山商はシュアな打撃で走者を出すが,春以降確実に力をつけている柏陵が堅守で守りきる
2回表に福知山商が先制したが,3回裏に柏稜がノーヒットで出した2人の走者をタイムリーで返して逆転.福知山商はその後チャンスを掴むがものにできず,柏陵・清水の前に屈した
まずまず的中!
第9日 第1試合 新湊 1−10 樟南 樟南が先制し終始主導権を握るが,終盤新湊が再度粘りを見せる.しかし今回はあと一歩のところで樟南・上野が踏ん張る
樟南は序盤から中盤にかけて,相手投手の制球難や失策につけこんで大量点をあげる.樟南はエース・上野が初回に1点を失った以外は安定した投球で,新湊に粘る隙を与えず完勝
勝敗は的中!
第2試合 徳島商 1−3 滝川二 徳商・牛田はこの日も力投するが,強力な滝川二打線は止められず.逆に福沢に抑え込まれて惜敗
優勝候補の滝川二に対し,徳商は先制されたものの互角な戦いぶりを見せる.牛田は走者を許すが要所をフォークでの三振で締めてなかなか追加点を許さず,6回には同点に追いつく.しかしその裏に勝ち越されると,福沢の力投とバックの堅守に阻まれ,また走塁ミスなどもあって得点できず惜敗
ズバリ的中!
第3試合 長崎日大 6x−5 明徳義塾 初戦はなかなか得点できなかった明徳打線,この試合も前半は静かな立ち上がりだったが,中盤から火を噴きはじめる.長崎日大も追いすがるが届かず
最初に火を噴いたのは長崎日大打線.初回に3点,2回に1点を奪って主導権を握る.しかし明徳は4回に同点に追いつくと,崎田をリリーフした山中を攻めて逆転.ところが8回に同点に追いつかれる.そして延長11回裏,1死3塁から明徳バッテリーはまさかのパスボール.2年連続のサヨナラ負けを喫した
ハズレ
第4試合 都城 4−0 沖縄尚学 照屋がこの日も好投し都城に反撃の隙を与えず.打線は相変わらず活発
都城は序盤に比嘉公を攻め3点を先制.楽になったエース・安田はそれに応えて12奪三振の力投.センバツ優勝の強力な沖縄尚学打線をわずか3安打に抑えて完封勝利
大ハズレ
3回戦 第10日 第1試合 尽誠学園 0−2 智弁和歌山 尽誠が常に先行.智弁和歌山は走者をためるが大量点にはならず
智弁和歌山のエース・井上が予想以上の好投,尽誠打線に安打すらなかなか打たせない.打線は3回に久米の本塁打で森本から2点を奪う.その後,両チームともチャンスを掴むが得点ならず.智弁和歌山はベスト8一番乗り
大ハズレ
第2試合 桐蔭学園 9−5 智弁学園 打撃戦の様相.取りつ取られつの展開は,終盤に智弁が相手のミスで得点して逃げ切り
予想通りの打撃戦.智弁学園は先制されるが4回に四球と連打で4点をあげ逆転.しかし桐蔭もその裏すぐにスクイズ,押し出しなどで大量7得点.智弁は6回に本塁打で1点を返したが,後が続かなかった
ハズレ
第3試合 水戸商 0−6 岡山理大付 打線に思ったほどの元気がない岡山理大付を,三橋が粘りのピッチングで3失点以内に抑えて僅差でかわす
岡山理大付は前半から着実に加点.三橋の甘い球を見逃さず,森田の特大本塁打を含む14安打を放つ.投げては早藤が緩急をつけたピッチングで,初戦15得点の水戸商打線を零封した
大ハズレ
第4試合 日田林工 4−7 青森山田 松野と藤内の投げ合い.3点前後で勝敗が決まるだろう.一球の怖さを思い知る展開
青森山田が初回に2点を先制.日田林工はなかなか松野をとらえきれなかったが,4・8回にそれぞれ1点を返し同点に追いつく.延長10回に2点を勝ち越した青森山田だが,その裏日田林工があわやサヨナラかという勢いで再び同点.しかし延長11回,青森山田が今度は3点を勝ち越す
ハズレ
第11日 第1試合 桐生第一 4−3 静岡 好投手を擁する両チームの対戦は,打線に元気のある桐生第一に軍配.高木も好投するがそれ以上に正田が良い
静岡は,2-1とリードした7回裏1死2塁の場面で,11奪三振で4安打1失点と好投してきたものの,やや疲れの見えはじめた高木から市川にスイッチ.ところがこの継投が裏目に出て,桐生第一は怒濤の反撃.満塁から押し出しで同点とし,さらにタイムリーが出て逆転.正田は最終回の静岡の反撃を1点にくい止め,苦しみながらもベスト8進出
勝敗は的中!
第2試合 旭川実 0−6 柏陵 数少ないチャンスを確実にものにするチーム同士は,接戦となるが終盤柏陵が点差を広げる
柏陵は序盤から打線が好調で,走者をためてからの長打で3回までに4点をあげ,さらに6回に2点を追加して突き放す.投げては清水の鋭いカーブが冴え,被安打4,奪三振15の快投.旭川実をまったく寄せ付けなかった
勝敗は的中!
第3試合 都城 1−2 樟南 九州勢同士の対戦は,投打がかみ合った都城が中盤以降樟南を引き離す
樟南が4回にスクイズでまず先制,さらに6回に青野の本塁打で追加点.都城はその裏の満塁のチャンスを生かせなかったのが最後まで響き,最終回に1点を返すのがやっとだった
ハズレ
第4試合 滝川二 3x−2 長崎日大 粘り強いチーム同士の対戦は延長戦となるが,滝川二が優勝候補の意地を見せる
崎田と福沢の投げ合い.3回裏,滝川二は2死3塁から相手のミスで1点を先制する.長崎日大が5回表に同点とすると,その裏滝川二は本塁打で勝ち越す.7回表,長崎日大は無死から1点を奪って再び同点とし,さらに2死2塁から安打が出て逆転かと思われたが本塁タッチアウト.滝川二は7回裏から崎田をリリーフした山中のナックルに苦しめられたが,9回裏にあわや本塁打かという当たりの二塁打などで得た2死満塁のチャンスに,3番・中村公がライトへサヨナラ打
まずまず的中!
準々決勝 第12日 第1試合 桐蔭学園 0−4 桐生第一 桐蔭学園はやや疲れの見える正田を攻めるが,桐生第一打線も負けてはいない.5点勝負は投手力の差で桐生第一
予想に反しまったく疲れを感じさせない正田は,桐蔭学園打線を6回まで無安打に抑える好投.一方の松本祥も粘投するが,6回裏に打者一巡の猛攻を受け3点を失う.8回,桐蔭もチャンスを掴むが正田の力投に阻まれ,桐生第一が準決勝一番乗りを果たした
勝敗は的中!
第2試合 柏陵 2−7 智弁和歌山 智弁和歌山の打線は相変わらず活発だが,清水が連投の疲れを感じさせない力投で要所を締める.一方の井上も好投し,終盤まで勝負の行方はわからないが,ワンチャンスを大事にして小技で得点した柏陵が辛くも勝利
柏陵・清水は直球主体でカーブを有効に使い,打者に的を絞らせない.打線も2,3回に1点ずつを取って清水を援護する.しかし終盤8回,智弁和歌山はそれまで1安打に抑えられていた打線が眠りから覚め,4連続長短打などで5点を奪い逆転.9回にも2点を追加し,柏陵に引導を渡す.井上は中盤以降丁寧なピッチングで得点を許さず
ハズレ
第3試合 岡山理大付 4−2 滝川二 滝川二が序盤から着実に加点.岡山理大付は福沢をとらえきれず
滝川二の先発は背番号10の田中.岡山理大付は2回,2・3塁から大北の三塁打で2点を先制.滝川二も4回に3連打で1点差に迫るが,その裏岡山理大付は代わった前田を攻めて2点を追加.ここでエース・福沢が登場して後続を断ち,6回表にまた1点を返すが,7回に理大付はまた1点を追加してそのまま逃げ切る.バックに助けられ早藤も力投した
ハズレ
第4試合 樟南 4−0 青森山田 青森山田は4試合連続九州勢との対戦.上野−松野の投げ合いは,中盤の得点を樟南が守りきる
樟南は3回に連続死球からチャンスを掴み,エラーと犠飛で2点を先制.4回・6回にもそれぞれ1点を追加し,上野が青森山田打線をわずか2安打に抑え完封
だいたい的中!
準決勝 第13日 第1試合 智弁和歌山 4−5x 岡山理大付 井上・早藤が登板しなければ,ともに破壊力のある打線を誇るチーム同士だけに,激しい打撃戦が予想される.二人が登板したとしても,5点前後の勝負になるだろう.予想は難しいが,先手を取る岡山理大付を智弁和歌山が逆転か
今日も両エースが先発,ともに安打は打たれるが粘りのピッチングで大量点は許さない.初回に岡山理大付が吉備のドカベン・森田のタイムリー二塁打で先制.しかし智弁和歌山は3回に逆転し,5回には久米の2ランで2点を追加.一方,岡山理大付は7回に葛城,松下の適時打で2点を返す.そして9回裏2死満塁のチャンスに,5番・馬場の当たりが左中間を破って逆転サヨナラ.岡山県勢として初めての決勝進出
惜しくもハズレ
第2試合 樟南 0−2 桐生第一 上野−正田という,ともに準々決勝で2安打完封劇を演じた好投手同士の投げ合い.ともに4点前後が期待できる打線だが,さすがになかなか点は取れない.1点を争う好ゲームは,終盤に疲れの見えた上野から桐生第一が苦しみながらも勝ち越す
樟南・上野は上々の立ち上がり.一方の正田は,2回,3回と2死満塁のピンチを迎えるが,無失点で切り抜ける.その後,両チームとも好機を得るがホームベースが遠い.そして0−0のまま迎えた9回表,上野にそれまで3安打に抑えられていた桐生第一打線が目覚める.安打と二塁打で2死2・3塁とし,7番・高橋が粘りに粘った末に右中間の真ん中を破る三塁打.好投の上野から2点をもぎ取ると,正田が執念の投球で樟南の反撃を許さず,群馬県勢初の決勝進出を決めた.息の詰まる素晴らしい投手戦だった
ズバリ的中!
決勝 第14日 第1試合 岡山理大付 1−14 桐生第一 岡山理大付の打線と桐生第一・正田の対決が見どころ.4連投となり,確実に疲れはあるはずだが,ここまで来たら後には引けない.先制されて苦しい展開となるが,前日同様後半に立ち直りを見せると打線も元気づいて正田を援護,理大付・早藤を攻めて逆転.群馬県代表として初の優勝を飾る
岡山理大付は,前日に続いて馬場が適時打を放ち初回に先制.しかしこの時点で正田は笑みを浮かべるほどの余裕.打線はその裏,1番・斎藤が早藤の初球を三塁打すると,犠飛を打ち上げてすぐ同点に追いつく.そして2回裏,下位打線でチャンスを作ると連打で2点を勝ち越す.連投で球威の落ちた早藤の直球をことごとく弾き返し,4回にも3点を追加.その後もリリーフした3投手を攻め立て,相手の4失策などもあって14安打14得点をあげる.一方のエース・正田は,2回以降を散発の4安打と本来のピッチングを取り戻し,落差のあるカーブと低めの速球で8三振を奪う活躍.本命なき戦いといわれた今大会を,県税として初の優勝で飾った
少しだけ(笑)的中!


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