第83回全国高校野球選手権大会

全試合予想と結果

勝敗的中率:58% 48試合中 28試合

学校名は勝利校, 学校名は敗退校,背景色    は勝利予想校

強打の日大三(西東京)が最高チーム打率で初優勝!

Disclaimer
 ここに掲載した予想は、雑誌や各サイトの情報をもとに筆者の主観で分析し、いくらか(かなり?)の直感を加味したものです。 今回は初戦で有力校がぶつかる試合が多く、予想は過去最高に困難なものになりました(はっきり言って、自信はありません)。 いろいろ書いている試合とそうでない試合がありますが、後者は迷っているうちに時間がなくなってしまった、というだけのことです。
 なお、当サイトの情報は正確性を保証するものではありません。当サイトの情報を利用することによって何らかの不利益を被ったとしても、 筆者は一切責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
 あとはあまり堅苦しく考えず、高校野球を楽しみましょう!

回戦 対戦日 対戦カード 予 想 と 結 果
1回戦 第1日 第1試合 上宮太子 4-15 常総学院 【予想】選抜優勝校と激戦区大阪の代表校という、初戦でぶつかるにはあまりにも惜しいカード。最後の最後まで悩んだが、常総が序盤のリードを守って辛くも逃げ切るのではないか…と予想。しかし上宮太子も常総同様、地方大会で何度も逆転劇を演じてきただけに、最後まで油断はできない。勝ち負け云々よりも、とにかく「見たい」試合である
上宮太子が「らしさ」をまったく出せなかったのに対し、常総学院はその持ち味を十二分に発揮した。継投も見事に成功し、反撃の糸口をつかませなかった。逆に上宮太子は継投が裏目。大阪大会で大活躍した田村投手の乱調が響いて大量失点となってしまった
勝敗は的中!
第2試合 花咲徳栄 12-0 宇部商 【予想】埼玉の初出場校はだてじゃない。花咲徳栄は、今まで出場経験がないほうがおかしいぐらいである。左打者が多い分、宇部商の左腕・城美との対戦が注目される。宇部商は地方大会でよく打っているが、強豪校との対戦が少なく、数字がどこまで信頼できるかわからない。どちらかというと守りのチームのようだ。接戦が予想される
花咲徳栄打線は予想以上に強力。一方の宇部商は守りが堅い印象があったが、序盤から失策がそのまま失点に絡み、まさかの大敗。花咲徳栄は宮崎−岩崎の完封リレー
勝敗は的中!
第3試合 樟南 7-11 日大三 【予想】投打ともレベルが高くほとんど差もないと考えられる両校だけに、この試合もかなり悩んだ。一時は樟南に傾きかけたが、打撃戦になれば日大三が有利か、と考え直す。しかし投手戦なら…。う〜ん、わからん。最後は運か?
序盤から日大三打線が川畑をとらえ、代わった岩崎も攻めて差を広げる。樟南は最終回に代打・我那覇のスリーランなどで詰め寄ったが、差が広がりすぎており及ばなかった
勝敗は的中!
第2日 第1試合 宜野座 7-1 仙台育英 【予想】選抜準決勝と同カードという、1回戦にするにはもったいない試合。宜野座は選抜で活躍した比嘉裕に加え、仲間という好投手が復活している。仙台育英は芳賀が順調な仕上がりで、見応えのある試合になりそう。個人的には宜野座に肩入れしたいのだが、春の雪辱と優勝旗の白河越えに燃える仙台育英が粘り勝ちか?
スコアは奇しくも春の準決勝と同じ。しかし勝者と敗者は入れ替わっていた。宜野座は長短打に犠打を絡め、思う存分自分たちの野球をしていた。仲間投手はヒットを許しても要所を締め、またバックも好守でもり立てた。完勝といっても過言ではないだろう
今大会初のハズレ!
第2試合 日本航空 11-1 鳴門工 【予想】申し訳ない。ここだけは私情が入っている(筆者は徳島出身)。打線が元気な鳴門工が、日本航空・八木を打ち崩せるか、が見どころだろう
鳴門工は初回に押し出しで先制したものの、それ以降は終始日本航空ペース。中盤で大量失点すると、そのままズルズルと最後までいいところなく敗れ去ってしまった
残念ながら完璧にハズレ!
第3試合 九産大九州 9-2 弥富 【予想】総合力では九産大九州に分があるが、「逆転の弥富」に期待
前半は投手戦だったが、中盤以降九産大九州の打線が爆発。弥富も最後に粘りを見せたが、点差があまりにも開きすぎていた
3試合連続でハズレ!
第4試合 駒大苫小牧 6-7 松山商 【予想】両校とも接戦を勝ち抜いての甲子園出場。勝負の分かれ目は守備力にあるかもしれない。優勝した78回大会以来の出場となる松山商は、攻撃力に不安があるものの、堅守には定評がある。何よりも夏に強いチームだ。駒大苫小牧は、守備力に不安が残る。先発岡本が打たせて取るタイプだけに、序盤に失策から崩れることがあれば苦戦するだろう
今大会初の、追いつ追われつの展開となった。駒大苫小牧も見事な戦いぶりだったが、わずかに及ばなかった
勝敗は的中!
第3日 第1試合 智弁学園 13-2 静岡市立 【予想】智弁は何といっても秦投手に注目が集まる。静岡市立は打撃戦ならお手の物だが、好投手・秦の前に持ち前の破壊力を封じ込まれてしまうのではないか。付け入る隙があるとすれば、智弁の守りの粗さだが、勝利を奪うには壁が厚いか
智弁は序盤から効率よく得点を重ね、常にペースを握っていた。静岡市立は前半に再三チャンスをつかむがあと一本が出ず、差を縮めるには至らず。終盤は尻上がりに調子を上げてきた秦投手に押さえ込まれ、持ち味の打力が発揮できずじまいだった。智弁打線は最後まで攻撃の手を緩めず大勝
ほぼ的中!
第2試合 前橋工 7-6 福井商 【予想】福井商打線の破壊力は抜群。前橋工はいつも投手力のチームという印象があるが、今年は少し苦しいかもしれない。打線にもややムラがあり、絶対的な力を持っているわけではない福井商の投手陣も攻めあぐねるのでは
福井商は序盤にリードを奪うが、前橋工も長短打をつなげて追いすがる。そして4-6で迎えた7回、福井商の守りのミスなどもあって一気に逆転に成功。後半は前橋工・江原も踏ん張り、福井商打線を封じた
ハズレ!
第3試合 尽誠学園 1-3 習志野 【予想】習志野も厳しい戦いの中を勝ち抜いてきており侮れないが、尽誠学園がすべての面で一枚上手ではないか
習志野・佐々木投手、ごめんなさい。あなたの力を完全に見誤っていました。尽誠の打線を沈黙させたのはお見事。和田投手の乱調も予想外
完全にハズレ!
第4試合 十日町 0-10 明徳義塾 【予想】小刻みな打撃で粘り強い戦いをしてきた十日町も、桁違いの破壊力を持つ明徳打線が相手では分が悪い。明徳は不安要素が少なく、例年以上の仕上がり具合で、上位進出に期待がかかる
明徳が初回に勝負を決めた。1死後、四球をはさんでの5連打で5得点。鮮やかな先制だった。十日町も打っては7安打、守っては無失策と奮闘したが、明徳・田辺の前に14三振。完封を喫してしまった
ズバリ的中!
第4日 第1試合 波佐見 1-4 佐野日大 【予想】接戦になると予想。波佐見は若いチームだけに、肝心なところで痛いミスが出て勝敗に影響しそう
予想どおりの接戦となったが、佐野日大は先制・中押し・だめ押しと効果的に得点し、波佐見の追撃を許さなかった。波佐見は序盤から再三チャンスをつかんだが点に結びつかなかった
まずまず的中!
第2試合 聖光学院 0-20 明豊 【予想】両チームとも3投手を擁しており、大崩れはしないだろう。しかし聖光学院は守備面でのもろさが目立つ。堅い守りの明豊相手では、1点が命取りとなる可能性も十分にある。明豊は打線のつながりがポイント
明豊の強力打線は想像以上。聖光学院の3投手をことごとく打ち崩し、打撃戦の多い今大会でも最多の20得点。投げては波多−嶋田と余裕の4安打完封リレー
試合内容は全然違ったが…勝敗は的中!
第3試合 玉野光南 8-0 帯広三条 【予想】玉野光南は県大会で左投手を攻略しており、帯広三条のサウスポー・島田を苦にしないだろう。球威はさほどでない分、勝負球が甘く入ったところを痛打されてしまうのはないか。玉野光南はバランスが良くまとまりのあるチーム。藤本の投球にも期待
玉野光南は中盤に先制すると、手堅く追加点をあげていき、終盤の集中打で突き放した。帯広三条は打線に元気がなかった。藤本は8回に制球を乱したものの、要所を締めて完封達成
まずまず的中!
第4試合 四日市工 1-8 日南学園 【予想】日南はメジャーも注目する豪腕・寺原だけでなく、控え投手も十分な力を持つ。過去のチームと変わらぬ強力打線に加え、緻密な野球ができるようになったのも強み。四日市工もかなりの力を持っているが、投手力・打力とも日南に分がありそう。寺原をとらえはじめる頃には、差がついてしまっているだろう
寺原のけが(中指の捻挫?)が伝えられて心配されたが、先発して8回を投げ1失点。MAX151kmの速球で、初回から2回にかけて5者連続三振を奪うなど、見事な投球だった。四日市工も序盤投手戦を演じ、終盤には打線も寺原のストレートを打ち返すなど底力を見せたが、後半に安田が日南打線につかまってしまい差が広がってしまった
ズバリ的中!
第5日 第1試合 如水館 8-4 金足農 【予想】投手力では間違いなく金足農だが、打力にやや不安が。接戦になると如水館・迫田監督の術中にはまる可能性もある
先制したのは金足農だったが、如水館はしたたかな攻めですぐさま同点に追いつくと、一気に中林を攻略。金足農は9回に瀬王から代わった上谷を攻めて2点を返すなど粘ったが、再度瀬王がマウンドに上がって万事休す
勝敗は的中!
第2試合 岐阜三田 4-9 東洋大姫路 【予想】派手さはない両チーム。話題の東洋大姫路1年生投手・アンの潜在能力に賭けてみたい
東洋大姫路は岐阜三田・青木の立ち上がりを攻めて先制。1点差に追いつかれるが、中盤すぐに突き放す。再び詰め寄られかけると先発のアンから畑山にスイッチし、これが功を奏して点差をほとんど広げることなく逃げ切った
勝敗は的中!
2回戦 第3試合 金沢 13-4 滑川 【予想】春は力を出し切れずに敗れた金沢だが、現在の状態は非常に良い模様。滑川は金沢と比べると投打とも水を開けられている感がある。序盤に金沢を乗せてしまうと、大差の展開となるかもしれない
金沢は右腕・坂井が先発、中盤に追い上げられるも後半なんとか踏ん張って完投。打線は序盤なかなかチャンスに得点できなかったが、5回に一挙7点をあげ、その後もじわじわと差を広げていった
そこそこ的中!
第6日 第1試合 平安 4-2 酒田南 【予想】平安はバランスのとれた好チーム。酒田南は昨年ほどの力が感じられない。守りにも課題があり、大差となるかも
前半は酒田南ペースで試合が進むが、平安は6回に敵失と安打で追いつくと、7回にはスクイズで逆転、8回には長打で追加点と、効果的に得点を重ねた。高塚も的を絞らせない投球で、反撃を1点にくい止めた
勝敗は的中!
第2試合 盛岡大付 1-4 近江 【予想】攻撃力では盛岡大付が上。近江は投手力でこれを封じることができるか、が焦点となるだろう。そうなると難しいのが3投手の継投のタイミング。これを誤ると、強力打線に火を付けてしまうことになる。盛岡大付は投手力に不安を残すが、打線でこれをカバーしたい
近江の継投は完璧だった。4回に2点を先制した近江は、その裏1点を返されると、次の回に先発・竹内から島脇にスイッチ。7回までを完全に封じる。8回に2安打され、盛岡大付打線のタイミングが合ってきたと思うと、最終回は清水がリリーフし、きっちりと3人で打ち取った
内容は的確だったが勝敗はハズレ!
第3試合 八頭 7-8 塚原青雲 【予想】塚原青雲の長谷川はなかなかの好投手。一方の八頭はエースの不調が気がかり。振りの鋭い塚原青雲打線に連打を許すと苦しくなる
先制したのは八頭だったが、中盤までは塚原青雲ペース。6回を終わって6-2となり、そのまま逃げ切るかと思われた。しかし7回、塚原青雲は失策や野選などミスを連発して2点を失い、なお1死満塁のピンチ。ここで長谷川から浜地にスイッチするが、八頭は6番・小林の走者一掃の三塁打でついに逆転。ところが塚原青雲は9回1死から3連打で再逆転。二転三転のゲームは、初出場の塚原青雲に軍配があがった
勝敗は的中!
第4試合 光星学院 9-2 初芝橋本 【予想】4強入りした昨夏ほどの強さは感じられない光星学院だが、それでも打線の破壊力は十分。初芝橋本も実力校だが、地区大会では有力校の潰し合いに助けられた感も否めない。経験豊富な光星に、あと一歩及ばないか
光星学院は初回に5長短打などで4点を奪って波に乗ると、2点を返された3回には機動力を駆使して追加点をあげた。初芝橋本は4回までに5四球を選んだが、散発の3安打では強打の光星に及ばなかった
勝敗は的中!
第7日 第1試合 神埼 4-2 城東 【予想】接戦が予想されるが、神埼がやや優勢か。「都立の星」のエース・小松崎は打たせて取るタイプだけに、大事な場面で集中力を欠くプレーが出てしまうと、敗戦に直結するだろう。神埼は出塁率の高い先頭の野中を返せるかがカギ
神埼はチャンスを確実に得点に結びつけた。先発・黒田は何度も走者を許したが、要所を締めて2失点完投。一方の城東・小松崎は無四球ピッチングで、定評どおりの制球力を発揮した
接戦という点だけは的中!
第2試合 横浜 10-1 開星 【予想】横浜は甲子園経験者が多いのが強み。春夏連覇を果たした3年前ほどのずば抜けた力はないが、投打のバランスが良い。一方の開星は、一昨年秋の「公式戦記録抹消」という屈辱からはいあがり、圧倒的な打撃力で堂々の代表となった。しかし実力的には横浜が上手。締まったゲームが期待されるが、中盤以降で横浜の地力が発揮されるだろう
横浜の投打が噛み合って完勝した。3回に3点を先制すると、4回にも5連打などで追加点。終盤になっても攻撃の手を緩めず、2桁得点した。開星は初回に2安打などで先制したが、2回以降は最終回に敵失で出塁した以外パーフェクトに抑えられ、手も足も出なかった
勝敗は的中!
第3試合 秀岳館 3-0 常総学院 【予想】常総は春以上に力を付けている印象がある。1回戦ほどの大差にはならないと思うが、持ち味を十分発揮できるだろう。初出場校には厳しい相手だ
どちらが初出場校かわからない内容だった。秀岳館は初回に相手のミスで先制すると、2回、7回にそれぞれ1点を追加。投げては先発・山田が初戦で20安打した常総打線を散発の5安打に抑え、二番手の山口も無失点で切り抜けた
秀岳館、お見事! ハズレ!
第4試合 花咲徳栄 4-11 日大三 【予想】打ち合いになれば日大三だろう。花咲徳栄は継投が決まれば自分たちのペースに持ち込めるだろうが、日大三を抑え込むのは難しいかもしれない
予想どおりの打撃戦。花咲徳栄は2回までに8安打で4点を奪う。一方の日大三は3回までに5点を取って逆転。中盤以降も着実に得点し、じわじわと差を広げた。花咲徳栄は継投時期がやや遅れたのに対し、日大三は4回に近藤から清代にスイッチ。これが見事に決まり、追加点を許さなかった
ズバリ的中!
第8日 第1試合 宜野座 1-4 日本航空 【予想】宜野座は春から一回りも二回りも成長している。初戦で火を噴いた日本航空の打線も、そう簡単には得点できないはず。中盤に宜野座が勝負を決める
日本航空は、選抜で活躍した宜野座先発の比嘉裕を攻め、代わった仲間芳からも小刻みに得点を重ねる。投げては八木が9安打を浴びながらも1失点に抑えた。宜野座は要所でのバントミスが目立った
ハズレ!(日本航空、思わぬダークホース!?)
第2試合 九産大九州 6-8 松山商 【予想】前半はシーソーゲームで、中盤から後半にかけて九産大九州がじわじわと差を広げていく
松山商・阿部は6回途中までノーヒットピッチング。味方も7点を奪い、あとは大記録達成か…と思われた。しかし1本ヒットが出ると、緊張の糸が切れてしまった。九産大九州は本塁打などで一挙6点をあげて追い上げたが、終盤に1点を追加した松山商を追いかけきれず惜敗
ハズレ!
第3試合 智弁学園 3-0 前橋工 【予想】投手戦は智弁・秦が一枚上手か
予想どおりの息詰まる投手戦となった。智弁・秦、前橋工・江原の両投手とも立ち上がりがやや不安定だったが、ここで智弁は1点を先制。結局これが明暗を分けた。9回には2死からラッキーなヒットなどで追加点。がっくりと膝をつく江原投手が印象的だった
ズバリ的中!
第4試合 習志野 2-1 明徳義塾 【予想】これも投手戦が予想されるが、終盤に明徳打線が底力を発揮して突き放す
習志野が神懸かり的な強さを見せた。エース・佐々木はフォークが冴え、強力な明徳打線に付け入る隙を与えない。守っては外野が超ファインプレーを連発し、1点差を守りきった。明徳の2年生投手・田辺は足にデッドボールを受けながらも完投。ゆっくり休んで来年を目指してほしい
習志野強いなぁ…ハズレ!
第9日 第1試合 佐野日大 3-4x 明豊 【予想】初戦大勝の明豊、苦しみながらも堅守と巧打で逃げ切る
取られたら取り返す、まさにシーソーゲーム。佐野日大は8回に勝ち越し、そのまま逃げ切るかと思われたが、詰めが甘く最終回に明豊の猛反撃を食らい、今大会初のサヨナラで幕
そこそこ的中!
第2試合 玉野光南 4-6 日南学園 【予想】日南・寺原が初戦を上回るピッチング。玉野光南はあと一本が出ず及ばないか
日南の先発は片山。しかし同点で迎えた5回から寺原がマウンドへ。この日は球速こそ甲子園最高の154kmを記録したが、かなりの乱調。玉野光南のシュアなバッティングも光り、一進一退の攻防は今大会初の延長戦へ。しかし10回、疲れの見えた玉野光南・藤本がつかまり、痛恨の2失点。だが玉野光南は優勝候補相手に一歩も退かず、見事な戦いぶりだった
勝敗は的中!
第3試合 如水館 3-4 東洋大姫路 【予想】如水館・瀬王の前に東洋大姫路打線が沈黙。如水館は少ないチャンスをものにできれば十分勝機あり
如水館は柳瀬を先発にもってくるが、3回までに2点を失うと瀬王にスイッチ。打っては相手のミスなどに乗じて追いすがる。しかし終盤に手堅い攻めを見せた東洋大姫路がかろうじて逃げ切った
惜しくもハズレ!
3回戦 第10日 第1試合 金沢 1-3 平安 【予想】昨日に続いて投手戦が予想される。金沢の左腕・中林を平安打線は攻めあぐねるが、終盤のワンチャンスで勝負を決する
平安は打線が低調だったが、少ないチャンスを確実に生かして先制、中押し、だめ押しと効果的に加点。金沢も終盤好機を作ったが、あと1本が出なかった
まずまず的中!
第2試合 近江 11-1 塚原青雲 【予想】近江が効果的に得点を重ね、塚原青雲は終盤追い上げるが届かず
近江は2回に塚原青雲・長谷川の乱調などもあって一挙7点をあげ、勝負を決めた。3投手の継投も見事に決まり、滋賀県勢久々のベスト8入り
勝敗は的中!
第3試合 光星学院 3-2 神埼 【予想】中盤までは投手戦で、後半に光星学院の打線が爆発
中盤まではまさに投手戦。先手を取ったのは神埼で、6回に4本の長短打で2点を奪う。しかし光星学院は1点を返した後の8回、神埼の先発・納富をリリーフした黒田から、1番の池田が逆転ツーランを放ち、劇的な勝利を収めた
そこそこ的中!
第4試合 横浜 5-0 秀岳館 【予想】実力的には横浜だと思うが、常総を食った勢いで番狂わせを起こすかも
実力の差は想像以上に大きかった。秀岳館・山田は再三のピンチにもよく粘って失点を最小限に抑えたが、打線は横浜・畠山に完全に抑えられてしまった
やっぱりなハズレ!
第11日 第1試合 日大三 7-1 日本航空 【予想】大会前なら絶対に日大三と予想しただろうが、日本航空は一戦ごとに成長の跡が伺える。今大会一のダークホースかも
日大三が投打に圧倒。4番・原島の3試合連続などの3本塁打とスクイズなどで7得点。投げては近藤が1失点で9回途中まで投げ、最後のピンチを清代が締めた。日本航空はわずか3安打。立ち上がりの悪かった近藤を攻めきれず、最終回の無死満塁のチャンスにも得点できなかった
日大三は強かった…ハズレ!
第2試合 松山商 4-3 智弁学園 【予想】投打とも智弁が一枚上手。松山商はもつれる展開になればおもしろいが、中盤までに差が開くと苦しいか
序盤に1点ずつを取り合ったあとの5回、松山商は6番・伊藤章が二塁打と敵失で一気に生還し勝ち越すと、さらに2点を追加。智弁は7回無死1・2塁をトリプルプレー、8回無死1塁をダブルプレーで潰したのが響き、最終回に2点を返して粘ったものの、わずかに及ばなかった
今大会2度目の3試合連続ハズレ!
第3試合 習志野 5-6 明豊 【予想】総合力で習志野。明豊は習志野の大魔神・佐々木をいかにとらえるかが課題
両チームとも失策やミスが多く、やや大味な試合展開となった。習志野はわずか5安打で5得点。四死球は何と8つだった。最終回にも死球からチャンスを作ったが、走塁ミスもあり得点できなかった。明豊は持ち前の集中打に相手のミスを絡めて初出場ながらベスト8進出となった。準々決勝では制球が課題か
うむむ…4試合連続のハズレ!
第4試合 日南学園 15-0 東洋大姫路 【予想】日南・寺原はケガのせいか調子がいまひとつ上がらない。畑山・アンの継投で東洋大姫路が日南打線をかわす
先発は日南・片田と東洋大姫路・アン。日南は初回に先制すると、代わった畑山も攻めて大量得点。投げては甲子園初登板の片田が好投して東洋大姫路を無得点に抑えた
ワースト記録の5試合連続ハズレ!
準々決勝 第12日 第1試合 日大三 9-2 明豊 【予想】打撃戦になるだろう。明豊は守りや投手の制球に課題が多い。一方の日大三は、近藤の調子次第では明豊打線に付け入る隙を与えないことも可能。終盤までに差を付けておけば、逃げ切れるだろう
ひさびさの的中!
第2試合 光星学院 6-8 近江 【予想】光星学院の強力打線を、近江の3投手がいかに抑えるかがポイント。光星が常に先手先手を取れば、近江は苦しくなる
近江の打力は思っていたよりも凄い。光星と十分に張り合えるだけの力を持っていた。近江はいつもより継投時期の見定めが難しかっただろうが、すばらしい守備にも助けられた。光星は守りの差で敗れた
またまたハズレ!
第3試合 横浜 4-2 日南学園 【予想】日南・寺原は休養十分か? 本来のピッチングができれば、横浜とて簡単には連打が出ないだろう
あそこまで寺原にこだわる必要はあったのだろうか? 本調子にはほど遠い出来で、終盤球数は160球を超えていた。誰が見ても抑えるのは難しい状況での続投には、疑問を感じた。対する畠山は相変わらず絶好調で、日南打線を完全に翻弄。本塁打と風にあおられた二塁打で2点を失ったが、打たれたヒットはその2本だけ。最後も4者連続三振で切り抜けるなど、堂々のピッチングだった
ハズレ!
第4試合 松山商 4-3 平安 【予想】戦前からの甲子園常連校同士の対戦。松山商は先制すれば自分たちのペースに持ち込めるはず。後半の平安の反撃を2〜3点に抑えれば十分に勝機はある。逆に序盤から平安が攻勢に出れば、そのまま逃げ切るかもしれない
1点を争う好ゲームとなった。特にホーム上でのクロスプレーが何度もあったり、キャッチャーがけん制で走者を刺すなど、非常に見応えのあるシーンが数多く見られた。得点の面では松山商が常に先手を取っていたが、平安も負けじと追いすがり、最後の最後までどちらが勝つかわからない展開だった
両チームに拍手。そして嬉しい的中!
準決勝 第13日 第1試合 近江 5-4 松山商 【予想】ともに継投と堅守が持ち味のチーム。締まった好試合になるだろう。四国勢ということで、若干ひいき目もあるのだが、ここまで接戦を勝ち抜き、甲子園で成長しつつある松山商に賭けてみたい
近江は序盤からヒットを重ねるが、なかなか得点できない。一方の松山商はヒットこそ少ないが、3回に先制し、6回にも1点を加えてリードを広げる。しかし6回から阿部をリリーフした稲垣がつかまり、8回に逆転を許す。近江は9回にも内野安打などで1点を追加する。その裏松山商は驚異的な粘りを発揮し、1点差まで追いつめたが、あと一歩及ばなかった。近江は滋賀県勢として初の決勝進出
ハズレ!
第2試合 日大三 7x-6 横浜 【予想】打力では日大三だが、畠山が前日の日南戦並のピッチングをすれば、打ち崩すのは難しい。怖いのは一発ということになるだろう。横浜は好機を確実にモノにしたい
横浜の先発は福井。前半に6点を失うが、後半はなんとか日大三の強力打線を抑え込む。すると9回、連続三塁打などで土壇場で同点に追いつく。なおも走者3塁のチャンスだったが、スクイズに失敗し勝ち越しはならず。9回裏、マウンドには畠山が上がる。しかしいきなり二塁打を浴び、次の打者の犠打を間に合わない三塁へ送球してしまいオールセーフ。この無死1・3塁の場面で、8番・諸角が見事ライト前に運び、熱戦に幕を下ろした
ハズレ!
決勝 第14日 第1試合 近江 2-5 日大三 【予想】日大三の先発投手にもよるが、派手な打ち合いになるかもしれない。しかしそうなると日大三の得意な展開で、大きな差をつけての勝利となるかもしれない
雨で1日順延となった決勝は、近江・竹内、日大三・近藤の先発で始まった。両投手とも持ち味を十二分に発揮し、試合は投手戦となった。竹内は2回に2点を失ったものの、緩急をうまく使って日大三の強力打線に的を絞らせない。一方の近藤も安定したピッチング。日大三は終盤、近江の二番手・島脇を攻めて突き放したが、近江も最終回に1点を返して粘りを見せるなど、最後まで力を振り絞って戦った。日大三に長打を1本も打たせなかったのはすごい。初戦から決勝まで、3投手の継投という自分たちのスタイルを崩さず貫いたのも見事だった。日大三は、昨年の智弁和歌山のチーム打率.413を上回る.427を記録し、2年連続で大会記録更新となった。
有終の美を飾る的中!


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