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第82回全国高校野球選手権大会

全試合対戦予想と結果

勝敗的中率:73% 48 試合中 35 試合

学校名は勝利校, 学校名は敗退校,背景色    は勝利予想校

智弁和歌山が3年ぶり2度目の優勝!

大 会 の 展 望
 昨年同様,今年も本命なき戦いといわれている.確かに予想の難しいカードも多く,混戦が考えられる.
 今大会で最も激戦区になりそうなのが,明徳・PL・智弁和歌山らの属するゾーン. 優勝候補の筆頭である智弁和歌山は,初戦を勝てば中京大中京−郡山の勝者と対戦. さらに,順当にいけば3回戦で明徳−PLの勝者と対戦することになる. しかし,ここで勝つようであれば,そのまま一気に突き進む可能性も高い.
 次に注目すべきは,昨夏優勝の桐生第一が属するゾーンだ. 桐生第一は2回戦で選抜4強の鳥羽と対戦.初戦では屈指の好カードである. このゾーンのもう一方では,一昨年優勝の横浜が佐賀北と対戦. 横浜有利といわれるが,佐賀北も有力校を次々と倒して甲子園へ来ているだけに侮れない.
 筆者が優勝候補の2番手として考えているのは,好投手・香月良太を擁する柳川である. 最大の試練は,順当にいけば2回戦で対戦する浦和学院戦であろう.ここで勝てば,上位進出は固い.
 そのほか,選抜初戦敗退の屈辱を味わった育英,昨夏ベスト4の樟南,その樟南と対戦する山梨学院大付, 好投手・反動擁する九州学院,地方大会で2試合サヨナラ勝ちの延岡学園などに注目したい.
 初陣勢では,有力視されていた今治西と宇和島東を破った丹原. 帝京に圧勝し,早実・国士舘などに競り勝った日大豊山などが面白い.

回戦 対戦日 対戦カード 予 想 と 結 果
1回戦 第1日 第1試合 育英 8-1 秋田商 【予想】秋田商は強力打線で育英を苦しめるが,春の近畿大会を制した育英が,小技を絡めてセンバツ初戦敗退の雪辱を果たす
結果:育英は4回に3点を先制すると,その後も連打で小刻みに加点し,8回には大会第1号本塁打でダメ押し.秋田商は中盤に反撃を見せるが,育英・橋本が好投し強力打線を1点に抑える
勝敗は的中!
第2試合 福島商 2-10 徳島商 【予想】センバツ8強の福島商だが,組み合わせに恵まれた感は否めず.5点前後の勝負となるが,志摩−阿竹のリレーがタイミングを外さなければ徳商が逃げ切るだろう.先発は故障明けのエース・白石という可能性もある
結果:徳商は3回に阿竹の3ランで先制.4回に2点を返されると,先発の志摩から阿竹にスイッチし,それ以降は福島商打線をほぼ完璧に抑える.一方の徳商打線は勢いに乗り,細かいミスは多かったものの15安打10得点で大勝
まずまず的中!
第3試合 米子商 1-7 仙台育英 【予想】ともに好投手を擁するが,全体のレベルが高い仙台育英が,じりじりと点差を広げて貫禄勝ち
結果:仙台育英は敵失に乗じて初回に1点,4回に2点,5回に2点を奪うなど,ソツのない攻め.投げては村上が米子商を本塁打による1点に抑えての貫禄勝ち.守備力の差が明暗を分けた
ズバリ的中!
第2日 第1試合 益田東 3-5 酒田南 【予想】ともにやや決め手に欠けるが,昨夏経験者の多い酒田南が落ち着いた野球で甲子園初勝利
結果:益田東は初回にいきなり3点を先制.酒田南打線は中盤まで大振りが目立ち,益田東・百合野に抑えこまれる.しかし終盤,やや疲れの見え始めた百合野を攻め,7回2死満塁から捕逸と適時打で同点.8回には犠飛などで勝ち越した.1回途中から救援登板した酒田南・三浦の好投が光った
勝敗は的中!
第2試合 富山商 3-5 長崎日大 【予想】長崎日大は序盤から優位に試合を進め,終盤の富山商の反撃を食い止める
結果:長崎日大は初回のピンチを切り抜けると,2回に2点を先制し,その後も長短打に小技を絡めて着実に加点.富山商は8回に犠飛で1点,9回に相手のミスと四死球,安打などで2点を返すが,あと一歩及ばなかった
ズバリ的中!
第3試合 明徳義塾 3-0 専大北上 【予想】専大北上打線もなかなかに強力だが,相手が悪い.中盤以降,明徳の猛打が炸裂
結果:明徳は2回に本塁打で先制.その後は専大北上・梶本の力投の前になかなか得点できなかったが,7・8回と連続して犠飛で念願の追加点を奪って逃げ切った.明徳・三木田は被安打2で今大会初完封
勝敗は的中!
第4試合 札幌南 0-7 PL学園 【予想】札幌南は研究の甲斐あってPL相手に見事な戦いを演じるが,あと一歩及ばず
結果:初回,PLが敵失などで1点を先制.2回にも敵失と長短打などで4点を追加し,序盤で勝負を決めた.札幌南は初回の2死1・2塁のチャンスを生かせなかったのが最後まで響き,完封を喫した
勝敗は的中!
第3日 第1試合 郡山 0-12 中京大中京 【予想】投打にバランスの取れた中京大中京.郡山の継投をかわして,僅差で逃げ切り
結果:中京大中京は郡山・黒川の立ち上がりを攻め,序盤に3点を先制.5・6回には短打で出た走者を,7回には四死球で出た走者をいずれも長打で返し,郡山を突き放した.中京・高橋は毎回のように走者を背負うが,要所を締めて前日から3試合連続の完封劇に一役
内容は散々だけど勝敗は的中!
第2試合 新発田農 4-14 智弁和歌山 【予想】春準優勝で今大会優勝候補の筆頭でもある智弁和歌山が圧倒.新発田農の好投手・五十嵐卓を序盤から攻略
結果:新発田農は初回に先制,5・6・7回にも1点ずつを返すなど,中盤までは引けをとらない戦いぶりだったが,6・7回に智弁和歌山打線が爆発して試合を決めた.しかし,敗れた新発田農も攻守に持ち味を発揮した
ほぼ的中!
第3試合 丸亀 3-5 宇都宮学園 【予想】宇都宮学園は手堅いながらも豪快な野球で丸亀を一気に突き放す
結果:序盤から両チームともエラーを連発,それに乗じて共に得点する.前半は丸亀優位だったが,6回裏に宇都宮学園が逆転し,7回にも追加点をあげると,そのまま逃げ切った
勝敗は的中!
第4試合 松商学園 14-3 岩国 【予想】久々に「強い松商」が見られそう.最近の春の常連・岩国はまたしても初勝利ならず
結果:初回,松商学園は2死から四球・失策・長短打で一気に3点を先制,その後も2死から走者を出して返すというパターンで得点を重ねた.岩国は2点本塁打などで反撃したが,失策や四死球でリズムを乱してしまった
ズバリ的中!
第4日 第1試合 福井商 1-2 浜松商 【予想】浜松商は地方大会での準々決勝で,敗色濃厚だった試合が雨で中止.その再試合で勝って以降,乗っている.福井商の実力も侮れないが,勢いの差で浜松商
結果:今大会初めてといってもいい投手戦.先制したのは福井商.しかし,7回に浜松商が逆転し,接戦に強いところを証明した
ズバリ的中!
第2試合 山梨学院大付 1-4 樟南 【予想】タイプのよく似た投手同士の投げ合いは総合力で樟南
結果:4回表,樟南はそれまで無安打に抑えられていた山梨学院大付・玉山を攻め,4連打などで3点を先制し,5回にも敵失に絡んで1点を追加.山梨学院大付は1点を返し,9回にも走者を出して粘りを見せたが及ばなかった
まずまず的中!
第3試合 八幡商 1-2 浦和学院 【予想】前半から浦和学園が一気にスパート.今年の浦学は強い
結果:打線よりもエース・坂元の好投が光った.立ち上がりはやや乱れたものの,2回以降は抜群の制球で被安打1,奪三振19という驚異のピッチング.特に試合終了までは7者連続三振と,反撃の機会を与えなかった
得点差は予想外だが勝敗は的中!
第4試合 旭川大 0-7 柳川 【予想】優勝候補の一角・柳川が香月良太の好投で旭川大を完全に封じ込める
結果:柳川は初回から相手のミスを突いて大量5得点.2回にも連打に盗塁などを絡めて追加点をあげる.旭川大は7回と9回に3塁まで進んだ走者を暴投で返すが,反撃もそこまで.試合終了間際に大雨が降り出し,最後のアウトはセーフ臭かったが,審判も早く試合を終わらせたかったのだろうか?
ほぼ的中!
第5日 第1試合 岡山理大付 5-4 東海大菅生 【予想】5点以上での決着か.乱打線は岡山理大付に軍配
結果:岡山理大付は初回に先制.東海大菅生も追い上げを見せるが,理大付は取られたら取り返し,差を縮めさせない.9回裏には2点を奪った東海大菅生だが,あと一歩及ばなかった
乱打線まではいかなかったが,そこそこ的中!
第2試合 日生学園第二 4-5 瀬戸内 【予想】微妙なところ.瀬戸内は近年の広島勢の凋落を救うことができるか
結果:日生第二は初回に2点本塁打で先制し,2回にも1点を追加.瀬戸内はすぐさま1点差に追い上げるが,その後は両チームなかなか点が取れず.7回に日生第二が貴重な追加点をあげ,勝負あったかと思われたが,瀬戸内は土壇場の5連打で同点に追いつき,スクイズが相手のミスを誘って逆転.接戦に強いところを見せた
驚きの的中!
2回戦 第3試合 佐賀北 1-12 横浜 【予想】今大会最大の大胆予想.チーム力では横浜が上だが,勢いのある佐賀北の爆発力に期待(余談:4日目の途中まで全試合的中してる….ハズすとしたらこれか?)(さらに余談:マジで1回戦は全部当たってしまった….無難に「横浜」に変えたいが,ここは勝負!)
結果:横浜は初回に先制されたものの,その裏すぐに2点本塁打で逆転.その後は終始主導権を握り,6回には一挙6得点するなど佐賀北をまったく寄せ付けず.今の横浜に,松坂以前のもろさは見られなかった
予想通り(笑)ハズレ!
第6日 第1試合 鳥羽 5-1 桐生第一 【予想】選抜4強vsディフェンディングチャンピオンという,初戦としては屈指の好カード.一進一退の攻防の末,終盤に鳥羽が集中打を浴びせ逆転勝ち
結果:鳥羽は2回に3連打で1点を先制した後,暴投で一気に2点を加える.4・6回には6番・中井が2打席連続で本塁打して昨夏の覇者を突き放す.桐生第一は7回の三塁打で初めて外野に打球を飛ばすなどで1点を返すのが精一杯で,鳥羽が投打に圧倒した
勝敗は的中!
第2試合 水戸商 8-14 九州学院 【予想】水戸商の粘り腰に九学大苦戦も,反動の踏ん張りで競り勝つ.九学の課題は守り
結果:九州学院は2回までに8点を奪い,早くも試合を決めたかに思われた.しかし水戸商は中盤から反撃を見せ,8回にはついに2点差にまで追い上げる.しかし九州学院は8回裏に5連打などで4点を加え,粘る水戸商を振り切った
ほぼ的中!
第3試合 丹原 8-10 光星学院 【予想】光星・斉藤vs丹原打線が焦点.前半は光星が抑えるが,後半に丹原の打線が大爆発
結果:先制したのは光星だが,丹原はすぐに逆転し,序盤で3点差をつける.しかし光星学院は7回裏に3点本塁打などで4点を奪い,一気に再逆転.丹原は8回表に再々逆転に成功するが,その裏に光星が再々々逆転.9回にも丹原はチャンスを掴んだが,最後は犠飛のチャンスがライトの好返球に阻まれ万事休す
予想の完全に逆で大ハズレ!
第4試合 東海大浦安 2-1 延岡学園 【予想】延岡学園が地方大会でサヨナラ2試合という粘り強さを発揮,接戦だが終盤で勝負を決める
結果:予想通りの投手戦で,中盤までは0-0.試合が動いたのは8回で,延岡学園が2死から先制.しかしその裏,東海大浦安は暴投で同点とした後,適時打で逆転.最終回には2失策でピンチを招いたが,エース・浜名が踏ん張って延岡の粘りを断ち切った
惜しくもハズレ!
第7日 第1試合 中津工 0-6 日大豊山 【予想】実力的には大差ないと思われるが,東東京大会で強豪を次々と破った自信から日大豊山が落ち着いた野球でシーソーゲームを制する
結果:前半は投手戦.両チームともつなぐ野球で1点を狙うが,なかなか本塁が踏めない.均衡が破れたのは6回裏,日大豊山が2死から連打で先制.中津工は8回に1死2・3塁とようやく大きなチャンスを迎えるが,スクイズ失敗で結局無得点.その裏に日大豊山が一挙5点をあげて,勝負を決した
勝敗は的中!
第2試合 中京商 1-2 那覇 【予想】那覇打線を中京商の二枚看板が封じる
結果:第1試合に続く投手戦.中京商は5回に安打と盗塁などで3塁に進めた走者が敵失で生還し先制するが,那覇も7回に2塁打と敵失で3塁に進めた走者を適時打で返して同点.その後互いに譲らず,今大会初の延長となった11回表,那覇は2死2塁から内野安打を放ち,焦った遊撃手が悪送球する間に勝ち越して試合を決めた
ハズレ!
第3試合 小松工 6-11 育英 【予想】この日も橋本が好投,小松工に付け入る隙を与えない.打撃も好調で投打に圧倒
結果:育英は2回に先制するが,小松工にすぐに追いつかれ,4回には3点を奪われて逆転を許す.しかし6回に一挙6点で再逆転すると,終盤の小松工の反撃を1点に抑えて逃げ切った
勝敗は的中!
第4試合 徳島商 11-6 仙台育英 【予想】正直言って,かなり贔屓目に見た予想である(筆者は徳島出身).総合力では仙台育英がやや上回るかと思われるが,徳商は初戦で犯した数々のミスを反省し,勢いそのままに快進撃(してほしい/笑)
結果:仙台育英に2点を先制された徳島商は,3回に仙台育英・村上の制球難につけこみ,打者11人の猛攻で6点を奪って逆転.その後ジリジリと追い上げられ,1点差にまで詰め寄られたが,8回には長打攻勢で4点を奪って突き放した
歓喜の的中!
第8日 第1試合 酒田南 1-3 長崎日大 【予想】本来の野球を取り戻した酒田南は善戦するも,前半の失点が響いて惜敗.長崎日大は初戦のような終盤の崩れはないだろう
結果:序盤,両チームとも走者を出すが得点できず.4回に長崎日大は押し出しと適時打で2点先制.7回には2つの敵失などで1点を追加.酒田南は9回にようやく1点を返すが,反撃が遅く及ばなかった
勝敗は的中!
第2試合 明徳義塾 4-9 PL学園 【予想】2回戦最大の山場.打線に元気がない明徳とは対照的に,PLが好機を確実に得点に結びつけ快勝
結果:PLは2回に先制すると,3回には長短打や犠飛などで3点を奪った上,3点本塁打で一気に突き放す.明徳打線は前半元気が無く,5回に1点を返しただけ.後半に入るとようやく猛打に火がついて,7回に2本の三塁打などで3点を返したが,あまりにも点差が開きすぎていた
まずまず的中!
第3試合 中京大中京 6-7 智弁和歌山 【予想】激しい打ち合いになりそう.しかし智弁和歌山が徐々に点差を広げ,春準優勝の貫禄を示す
結果:中盤までは智弁和歌山ペース.初回に満塁から適時打で2点を先制.5回には三塁打と敵失で,6回には連続適時打でそれぞれ2点ずつを追加するなど,主戦捕手の後藤が初回に死球で退場したものの,中京大中京を圧倒するかに見えた.しかし中京は7回に持ち前の打線が火を噴き,一気に6点を奪って1点差を詰め寄る.しかしその後は智弁和歌山が踏ん張って辛うじて逃げ切った
そこそこ的中!
第4試合 宇都宮学園 4-5 松商学園 【予想】勝負強い松商学園が宇都宮学園のミスに乗じて点差を広げ逃げ切り
結果:3回に両チーム1点ずつを取った後の6回,松商学園は四球で出た走者を適時打で返して勝ち越し.さらに相手のミスで追加点をあげる.宇都宮学園は7回に安打や死球と犠飛などで3点を返すが,わずかに届かなかった
ズバリ的中!
第9日 第1試合 浜松商 0-3 樟南 【予想】樟南・青野がこの日も力投.浜松商に反撃の隙を与えず
結果:樟南が好機を確実に得点に結びつけ,青野は浜松商打線を完封した
ズバリ的中!
第2試合 浦和学院 1-5 柳川 【予想】坂元−香月良太の投げ合いで好試合となるが,浦和学院が惜しくもミスで自滅
結果:期待通りの奪三振ショー.試合は柳川が4点を奪った初回に決まったが,その後は坂元も立ち直って見事な投球を見せ,毎回の16奪三振.一方の香月良太も要所を締めて13三振を奪った
勝敗は的中!
第3試合 岡山理大付 1-10 瀬戸内 【予想】岡山理大付が中盤までにリードを広げる.瀬戸内は終盤追いすがるが,わずかに届かず
結果:瀬戸内が4回に大量8点を奪って勝負を決めた.岡山理大付はこの回,3失策など内野が乱れに乱れ,走者をためたところを痛打された.理大付はその裏,併殺の間に1点を返すにとどまるなど,攻守ともに精彩を欠いた.瀬戸内は浜崎−片山のリレーも決まり,昨年準優勝校を大差で破った
思いっきりハズレ!
3回戦 第10日 第1試合 横浜 2-1 鳥羽 【予想】鳥羽・谷口の制球がいまひとつで横浜が中盤までリードを奪うが,鳥羽が終盤に逆転
結果:予想とは裏腹に,鳥羽・谷口は見事なピッチングで横浜打線を6回まで無安打に抑える.鳥羽は4回に押し出しで1点を先制するが,その後は横浜・小沢に抑えられる.試合が動いたのは8回裏で,横浜が敵失で出した走者をチーム2本目の安打となる三塁打で返して同点に追いつく.そして9回裏,安打と犠打で無死2塁としたところで,6番・黒瀬がセンター前に運び今大会初のサヨナラ勝ち.鳥羽は谷口が好投するも打線の援護がなく,力尽きた
横浜と鳥羽が入れ替わってたらズバリ的中なのだが…とにかくハズレ!
第2試合 九州学院 3-4 光星学院 【予想】九州学院が中盤以降の猛打で快勝
結果:第1試合に続いての緊迫した接戦.光星学院は4回に1番・野里の本塁打で先制すると,5回には相手のミスなどで得たチャンスに頭脳的な重盗で追加点.6回にも1点を加える.一方の九学は,6回裏に2点を返した後,7回にエース・反動が本塁打を放ち同点とする.しかし9回,光星は1死2塁から適時打で勝ち越すと,裏のピンチを何とかしのいで東北勢唯一の8強進出
無念のハズレ!
第3試合 東海大浦安 6-2 日大豊山 【予想】東海大浦安が先制するが,日大豊山が逆転
結果:東海大浦安は初回に4安打を集めて2点を先制すると,2〜4回と毎回1点ずつを追加する.一方の日大豊山は4回に3番・桑原の本塁打で2点を返す.5回以降は両チームともなかなか得点できなかったが,8回に東海大浦安が駄目押しの1点を奪って試合を決めた
今大会初の4試合連続ハズレ!
第4試合 那覇 2-12 育英 【予想】初戦は投げ勝った那覇だが,育英打線につかまって大量失点.打線も沈黙
結果:育英は初回に3安打・2盗塁に2失策を絡めて3点を先制.その後も着々と追加点をあげて序盤から突き放しにかかる.那覇は5回に本塁打で1点を返し,7回にも1点を返した後無死満塁とするが,あと1本が出ず,逆に育英は終盤5点を追加した
久々にほぼ的中!
第11日 第1試合 徳島商 2-6 長崎日大 【予想】徳商打線は相変わらず活発で,前半から長崎日大を圧倒
結果:長崎日大は初回,2死から4連打で3点を先制.徳商も4回に代打・阿佐の3塁打などで2点を返して追撃する.初回からリリーフした阿竹を打ち崩せなかった長崎日大だが,6回に暴投などで1点を加えると,7回には阿竹とリリーフした白石を攻めて駄目押しの2点を追加.徳商は序盤,再三得点圏に走者を進めながら,浜口の外角いっぱいの直球に手が出ず無得点.好調だったクリーンアップもほぼ完璧に抑えられては,手も足も出なかった
無念のハズレ…
第2試合 PL学園 7-11 智弁和歌山 【予想】両チームとも打線は活発だが,智弁和歌山の守備が乱れて競り負け
結果:智弁和歌山は前半から持ち前の強力打線が火を噴き,山野の2打席連続本塁打などで5回表までに9-1とPLを大きくリード.しかしPLは5〜7回に2点ずつを返して9-7とし,さらに8回にも1死1・2塁と同点のチャンスを得るが,あと1本が出ず.逆に9回に柳川が2点を加え,PLに引導を渡した
やっぱり智弁は優勝候補だった…というわけでハズレ!
第3試合 松商学園 3-11 樟南 【予想】樟南・青野の力投はこの日も続き,やや苦しみながらも強力な松商打線を抑えきる
結果:1点を先制された樟南は3回,エース・青野の3ランで逆転すると,さらに2点を加える.松商学園もすぐに2点を返すが,樟南も後半に着々と追加点をあげる.青野は終盤には完全に調子を取り戻して松商学園に反撃させなかった
ほぼ的中!
第4試合 柳川 10-1 瀬戸内 【予想】2回戦で活発だった瀬戸内打線が香月良太に翻弄され,投手陣も柳川打線に打ち崩される
結果:柳川は序盤から相手のミスにつけ込んで4点を先制すると,5回には中押し,9回には駄目押しの5点を追加.香月良太は安定した投球で,7回の本塁打による1点に抑えての余裕の勝利
ズバリ的中!
準々決勝 第12日 第1試合 育英 8-7 長崎日大 【予想】連投で若干疲れの見える長崎日大・浜口を育英打線が攻略.打撃戦となるが育英が一枚上手
結果:序盤は投手戦だったが,中盤から激しい点の取り合いに.1-1で迎えた5回に長崎日大は3点を奪って逆転するが,直後に育英が同点に.そして7回には適時打に持ち前の機動力を絡めて2点を奪って勝ち越し.8回には3盗塁を決めるなどで駄目押しの2点を加えた.最終回,長崎日大も2点を返して最後の粘りを見せたが,わずかに及ばなかった
ズバリ的中!
第2試合 樟南 1-2 光星学院 【予想】樟南・青野は疲れが見えるもののなんとか光星打線を抑え,見方の援護で逆転勝ち
結果:初回,光星学院は樟南・青野の立ち上がりを攻めて1点を先制.さらに4回には敵失で追加点をあげる.光星・根市は樟南打線から12三振を奪い,8回までほぼ完璧なピッチング.9回,樟南は2死1塁からの3連打であわや同点かと思われたが,同点走者がホームタッチアウトで試合終了.激戦を制した光星は青森勢としてあの三沢高校以来31年ぶりの準決勝進出
青野も良く投げたが…ハズレ!
第3試合 東海大浦安 2-1 横浜 【予想】横浜が前半で一気に勝負を決める.東海大浦安の反撃も遠く及ばず
結果:横浜は初回にスクイズで先制するが,2回以降はなかなかチャンスらしいチャンスがつかめない.一方の東海大浦安は,5回に運も味方して逆転に成功すると,蔭のエース・浜名が奮投.結局,横浜打線をわずか3安打に封じた
浜名投手,想像以上にすごい…ハズレ!
第4試合 智弁和歌山 7-6 柳川 【予想】事実上の決勝ともいえる好カード.序盤は香月良太の好投で智弁打線を封じるが,最後の最後に力尽きる
結果:期待通りの大熱戦.柳川は2回に3連打と敵失などで3点を先制.智弁和歌山も香月を攻めて3,4回にそれぞれ1点ずつを返し,1点差に.しかし5回,柳川は4連打とボークで再び3点を奪い,智弁を突き放しにかかる.香月良太は7回まで好投して得点を許さなかったが,8回ついにつかまる.1死から武内にソロ本塁打を浴びると,走者を2人おいて山野に2試合連続の3点本塁打を喫し,一気に同点.9回,智弁はサヨナラのチャンスをつかむが,ここは辛うじて柳川が食い止めて延長へ.そして迎えた11回裏,2つの四球などで2死1・2塁となったところで,5番・後藤がライト線へサヨナラヒット.4試合連続の1点差ゲームとなった準々決勝最後の試合を制したのは,優勝候補の筆頭・智弁和歌山だった
ほぼ的中!
準決勝 第13日 第1試合 光星学院 5-7 智弁和歌山 【予想】光星・斉藤&根市vs智弁和歌山打線.中盤から火がつき始めた智弁打線が光星打線を上回る得点力で辛勝
結果:智弁和歌山は1〜3回に1点ずつを奪ってリードを広げるが,3回に光星は北川の3点本塁打で一気に同点.そして5回には内野ゴロの間に1点を勝ち越す.すると智弁は7回1死2・3塁とし,斉藤をリリーフした根市から山野が走者一掃三塁打を放ち逆転.光星はその直後,1死満塁からの犠飛で同点に追いつくが,8回に智弁が再び適時打と敵失で2点を勝ち越し,2転3転の白熱した試合は,打力の差で智弁和歌山に軍配が上がり,優勝した79回大会以来,3年ぶりの決勝進出となった
ぼちぼち的中!
第2試合 育英 7-10 東海大浦安 【予想】浜名の前に立ちはだかる,育英の機動力.わずかなチャンスにも盗塁でかきまわす育英が,僅差で逃げ切る
結果:東海大浦安は,序盤から育英の先発・馬場を攻め立てる.初回に3長短打と四球などで3点をあげると,3回にもスクイズなどで2点を追加するなど,6回を終わって9-0と一方的な展開.ところが育英は,7回にようやく浜名をとらえ,2本の2ランで4点を返すと,8回には代わった東海大浦安・井上を攻めてさらに3点を返し,9-7.試合は一気にわからなくなる.しかし東海大浦安は浜名が再びマウンドに上がると後続を断ち,さらに1点を追加する.機動力をほぼ完璧に封じられてしまった育英は,序盤の大量失点が響き,鋭い反撃もわずかに届かなかった
まったくもってハズレ!
決勝 第14日 第1試合 智弁和歌山 11-6 東海大浦安 【予想】序盤は浜名の力投もあって東海大浦安ペース.しかし中盤から智弁打線が浜名をとらえ始め,終盤の猛打で逆転し2度目の優勝
結果:先攻・智弁和歌山の先発は背番号11の中家,東海大浦安は浜名.
1回表 3番・武内が二塁打で出塁するが無得点(0-0)
1回裏 三者凡退(0-0)
2回表 浜名が乱調,3つの死球で2死満塁となったところで押し出し,さらに安打で計2点を献上(2-0)
2回裏 4番・森が二塁打で出塁,犠打で送って犠飛で1点を返す(2-1)
3回表 3連打で無死満塁とするが,山野・井口・青山が倒れ無得点(2-1)
3回裏 2四球で1死1・2塁とし,敵失で同点.さらに2死満塁から中家のエラーで逆転(2-3)
4回表 主将・堤野の本塁打で同点(3-3)
4回裏 2人の走者を出すが無得点(3-3)
5回表 2死2・3塁のチャンスも無得点(3-3)
5回裏 四球とエンドランなどで1死2・3塁とし,6番・藤岡の適時打で1点勝ち越し.さらに7番・伊藤のセーフティスクイズでもう1点(3-5)
6回表 堤野の2打席連続弾丸ライナー本塁打で1点差.続く池辺があわや本塁打という大きな三塁打を放った後,後藤の適時打で同点(5-5)
6回裏 智弁の投手が山野に交代.1死2塁から安打が出たものの本塁クロスプレーでアウト.しかし続く4番・森の打球が幸運な安打となり,再度勝ち越し(5-6)
7回表 2死満塁の場面で3番・武内の打球はバックスクリーンすぐ手前まで飛ぶが,わずかに届かず無得点(5-6)
7回裏 遊ゴロ3つで三者凡退(5-6)
8回表 1死2塁から山野がセンターフェンス直撃二塁打を放ち,みたび同点.そして8番・青山の適時打でついに逆転.さらに2死満塁から堤野の適時打で1点を加えると,武内の打球は風に流されて二塁打となり2点を加えて突き放す(10-6)
8回裏 三者凡退(10-6)
9回表 東海大浦安は浜名から井上にスイッチ.先頭の後藤がチームでの大会記録を塗り替える11本目の本塁打(11-6)
9回裏 クリーンアップが三者凡退,試合終了
激しい乱打線を制したのは,優勝候補の筆頭だった智弁和歌山だった.8回を投げた東海大浦安の浜名も,本調子ではなかったがよく投げた
まずまず的中!


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