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尾瀬の花図鑑 | 尾瀬の花 | 尾瀬自然保護ネットワーク |
標準和名 | 科・属名 | 漢字表記 |
ヤマドリゼンマイ | ゼンマイ科 ゼンマイ属 | 山鳥銭巻・山鳥薇 |
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九州:屋久島〜北海道の山地・亜高山の湿地・湿原に分布する夏緑性のシダ。 湿原に生えるといっても乾き気味の湿原に生え、低層湿原や高層湿原には生えない。 「ヤマドリ(雉の仲間)のいるような所に生えるゼンマイ」との意味らしい。 |
尾瀬では特に尾瀬ヶ原:中田代にある至仏ヶ淵(下ノ大堀川蛇行点)の周遊路入口付近の、周囲よりちょっと小高くて渇き気味の場所に大きな群落を形成している。 同じ尾瀬ヶ原:上田代の上ノ大堀橋の下流部左岸にもヤマドリゼンマイの大群落があります。 昔は尾瀬沼の水は全て沼尻川によって尾瀬ヶ原に流れ込んでいましたが、尾瀬沼西岸:沼尻に堰を作って尾瀬沼の水位を上げ、トンネル形式の放水路を作って尾瀬沼の水の一部を群馬県側の片品川に流すようになってから、沼尻川経由で尾瀬ヶ原に流れ込む水が少なくなり、尾瀬ヶ原の乾燥化が進んだため、ヤマドリゼンマイが増殖したので、「尾瀬にはヤマドリゼンマイが多い!」と喜んでばかりおられません。 |