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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ウワバミソウ イラクサ科  ウワバミソウ属 蟒蛇草
九州〜北海道の山地・低山・亜高山の湿った林下・林縁・沢沿いなどに分布する雌雄異株の多年草。

雄花には花柄があり、雌花には花柄がない。

山菜ではミズ・ミズナと呼ばれ、油炒め・和え物などで食べられ、東北で特に人気がある。

秋になると節々が膨らみ茶色のムカゴができて、やがて倒伏して、それが地面に落ちて苗となる。

落語:そば清(蕎麦の羽織)に出てくるウワバミがこの草を食べて消化薬としたのを見た清兵衛さんが、たくさんのソバ(蕎麦)を食べた後にこの草を食べ、自分が消化されて羽織だけ残った話で有名。
雌花 雄花
茶色くなったムカゴ 茶色くなったムカゴ
尾瀬では、湿った山道の登山道脇で数多く見られ、特に鳩待峠〜山ノ鼻、竜宮小屋〜竜宮沼尻川橋、平滑ノ滝〜三条ノ滝、道行沢(沼山峠〜七入り)などで、7月初旬に白っぽい花を咲かせ、9月には茶色のムカゴをつけた姿が多く見られる。