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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
トガクシショウマ メギ科  トガクシショウマ属 戸隠升麻  別名:トガクシソウ
中部山岳地帯〜東北の積雪が多い深山・亜高山の沢沿い分布する日本特産の一属一種の多年草。

発見されたのが長野市郊外の戸隠であったので、トガクシショウマと命名されたが、戸隠周辺では乱掘・盗掘などで自生株は絶滅した。

山野草としては最も気品のある美しさに魅了される人も多い。5月6月に咲き、丸っこい実をつけます。
尾瀬はトガクシショウマの日本最大の自生地で、数箇所で群落形成・自生していますが、発見地:戸隠での盗掘による絶滅の事実を考慮し、詳細な場所は秘匿させていただきますが、一箇所だけはコッソリとお教えします。

御池駐車場から燧裏林道を進んで、御池田代・上田代(うわたしろ)・横田代・西田代などを通り過ぎて先に進むと、最初の分岐点:天神田代分岐があります。

そこを右折して渋沢温泉小屋の方向に進み、一時間ほど下っていくと登山道は右から流れる小さな小川を渡り、直ぐ先で渋沢の深い谷に向かって急激に降りる狭い登山道に変わります。

左手が崖下になった狭い登山道の崖側に、6月にはトガクシショウマの花が何箇所かで咲いていますが、土日祭日でも他のハイカーと出会うことはまず考えられない寂しいコースですから、クマへの対処、急激な下りで道も狭く荒れていますので転倒・滑落に、ご注意願います。

なお、私自身は花を見ていませんが、「燧ヶ岳登山道:見晴新道にもトガクシショウマが自生している」との情報がありますから、燧ヶ岳に登られる時にでも探してみて下さい。