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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
シラネアオイ シラネアオイ科  シラネアオイ属 白根葵
中部山岳地帯〜北海道の多雪地帯の深山・亜高山に分布する一属一種の多年草。

日光白根山で最初に発見され、タチアオイ(立ち葵)に似た花の形をしているので、シラネアオイ(白根葵)と名づけられましたが、シカ(鹿)の食害で絶滅状態にあるそうです。美しい花で、大きな独特の雰囲気を持った花ですので、一度見たら忘れない花となります。

花が終わった後にできる実の形も変わっていて、何となくクツワムシに似ている感じがしていますが、皆さんには何に見えるでしょうか?
尾瀬でも木道・登山道などの人が歩くことを許されるコースを外れて探せば、まだまだ生えている箇所が増えるとは思いますが、鳩待峠〜山ノ鼻、鳩待峠〜至仏山の2コースでしかシラネアオイの自生株は見られません。

見晴(下田代十字路)の桧枝岐小屋前の植え込み&第二長蔵小屋横の笹薮、尾瀬沼東岸の長蔵小屋裏にもシラネアオイはありますが、植栽された株と思います。

鳩待峠〜山ノ鼻で咲くのは6月初旬〜中旬、鳩待峠〜至仏山は標高が高いので咲くのは7月上旬です。