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至仏山

標準和名 科・属名 漢字表記
シブツアサツキ ユリ科 ネギ属 至仏浅葱
尾瀬の至仏山系(至仏山〜小至仏〜小笠〜笠ヶ岳)のみに分布する蛇紋岩変形植物の多年草。

シロウマアサツキの変種。
私は至仏山東面道(山頂〜高天ヶ原〜尾瀬ヶ原:山ノ鼻)の登山をお勧めしておりませんので、東面道にある高天ヶ原のシブツアサツキ生育場所の詳細は記載しませんが、小至仏近くの生育場所については、詳細に記載します。
上の画像は、ベンチ&テラスから見た小至仏です。元画像を見ると19人の登山者が上り下りしています。ここは至仏山登山道の中でも有数な難所で、特に矢印の箇所が全くすれ違い不能な箇所ですが、この矢印の下のあたりにシブツアサツキは生育しています。ベンチ&テラスから階段状の木道を上の画像の方向に進んで行くと、突然に尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が見えてくる箇所があり、
燧ヶ岳と尾瀬ヶ原
そこから5mほど進んだ所が最難所で
これでも登山道です!
滑りやすい蛇紋岩だけの木道など全く無い(2005年)ところで、上の画像の右下隅とその左上に杭が立ててあるもののグラグラして、ロープはあるものの杭がグラグラ、倒れている杭もあり、ロープは引っ張るとズルズルと伸びてきて手助けとならず、全くの難所なんですが、そこの登山道脇50cmほどの所にシブツアサツキは生育していて、その辺り全体では7・8本の株が見られます。おおよそ7月下旬〜お盆の頃までが見頃のようです。