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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
オオカメノキ スイカズラ科  ガマズミ属 大亀樹 別名:ムシカリ
九州〜北海道の山地・亜高山に分布する落葉小高木。

ミズバショウの咲く6月にアジサイのような白い花を咲かせるが、アジサイと同様に外側の大きな花弁は装飾花で、本来の花は中央にある。

やがて9月になると実が赤く色づき、やがて黒い実に色が変わり、しばらくは赤と黒の実が混在し、9月末にもなると葉は紅葉し、紅葉時も楽しめる。

10月も中旬を過ぎると葉を落とし、可愛らしいウサギのような冬芽をつける。

尾瀬には多い植物で、尾瀬のどこの登山道でも見られます。沼山峠から尾瀬沼に向かう時に、本来の沼山峠は展望の利かない森の中にありますが、そこの進行右手に数本のオオカメノキがあり、私は通る度に定点観測をしております。

鳩待通り(鳩待峠〜横田代〜あやめ平〜富士見峠)のアヤメ平から富士見小屋に向かうとき、右下の富士見林道(富士見峠〜富士見下)、正面に富士見小屋が見えてきた辺りの左手にもオオカメノキが多く、紅葉狩りのシーズンには、赤と黒の実と、紅葉した葉が楽しめます。