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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ノウゴウイチゴ バラ科  オランダイチゴ属 能郷苺
山陰〜北海道の低山・山地・亜高山のやや湿った場所に分布する多年草。

小粒ながら市販のイチゴに似た実を付け、甘くてジューシーなので、登山者に人気のあるイチゴとなっている。

ノウゴウイチゴはシロバナヘビイチゴにそっくりですが、ノウゴウイチゴの花弁が7枚ほどなのに対して、シロバナヘビイチゴは花弁が5枚なので、見分けは難しくありません。
尾瀬ではアチコチの登山道脇で見られ、沼山峠から大江湿原に下る途中の木道の間、尾瀬ヶ原林道(沼尻〜見晴)の登山道脇などで多く見かけられる。

一番確実なのは、三平下のベンチの下、三平下から三平峠に向かう登山道の尾瀬沼山荘前の木道の間などに、多くのハイカーに気づかれないままにノウゴウイチゴは生育・開花・結実しております。

図鑑・資料などには「能郷白山で発見されたことからこの名がある」とあるが、能郷白山は石川県と岐阜県の県境にある有名な白山より西南にあり、
能郷から見た能郷白山
岐阜県と福井県の県境にある約1,600mほどの山で、山野草の宝庫でもある。
能郷にある白山神社
白山信仰の神社があり、麓の集落では古くから能が舞われていて、
そのために「を舞う白山信仰の山」から能郷白山となった。