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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ミヤマアキノキリンソウ キク科 アキノキリンソウ属 深山秋の麒麟草  別名:コガネギク(黄金菊)
九州〜北海道の高原・山地・亜高山・高山に分布する多年草。

アキノキリンソウの高山型亜種で、高所の乾草原・砂礫混じりの草原に生える。

アキノキリンソウと混在するところも多い。
尾瀬ではほぼ全域の湿原と山道の両方に生えていて、燧ヶ岳頂上部にも、至仏山登山道にも生えていて、燧ヶ岳のお花畑(柴安グラ直下)では7月中旬に、燧ヶ岳登山道:長英新道の下の方では8月上旬に咲いている。

至仏山登山口のオヤマ沢田代田代手前では8月初旬に、笠ヶ岳に左折した先の小笠直下では8月下旬に咲いている。

湿原の方では、大江湿原(尾瀬沼沿岸)、小淵沢田代、白砂田代などでは9月になってから咲く。

尾瀬沼北岸道の浅湖湿原〜沼尻平湿原にはアキノキリンソウが木道に沿って小さな群落を形成しているので、ミヤマアキノキリンソウと見間違えないようにしたい。

直立する茎の先端部に丸まって花が付くのがミヤマアキノキリンソウで、茎全体の半分くらいから上に穂状に近い感じで花をつけるのがアキノキリンソウだが、中間型もあり、フィールドでの見分けに苦労することも多い。
深山秋の麒麟草 アキノキリンソウ