リンク
尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ミツガシワ ミツガシワ科   ミツガシワ属 三柏
九州〜北海道の主に山地・亜高山・高山の湿原に分布する多年草。

かっての氷河期の残存種として、平野部の湧水池などに隔離分布していて、東京都練馬区の三宝寺池にも生えています。
尾瀬ではミズバショウの多い湿原に生えていますが、例外的にミズバショウが殆ど生えていない白砂田代の池塘の中にも数多く生えていました。

尾瀬では今、シカ(鹿)の食害が問題となっていて、奥日光のシカが尾瀬まで進出して、ミツガシワなどを食べ荒しておりますので、ミツガシワの群落は急速に減少しています。

尾瀬ヶ原を貫くメーンルート(山ノ鼻〜牛首三叉〜竜宮十字路〜見晴)の上田代(旧川上川拠水林〜上ノ大堀川)・中田代(上ノ大堀川〜竜宮十字路)の複線木道の間には、燧裏林道の御池田代などには数多くのミツガシワが生えていて、6月中は白い花を咲かせております。