リンク
尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
クガイソウ ゴマノハグサ科  クガイソウ属 九蓋草
中国地方〜東北の山地・亜高山の草原・湿地・湿原に分布する多年草。

葉は通常4〜6枚が輪生して複数の層となっていて、ちょうど九層ぐらいあるので、九階草(クガイソウ)と呼ばれるようになりました。ちなみに「蓋」とは笠とか蓋(フタ)との意味です。
尾瀬のクガイソウはあまり群落を形成してないようで、尾瀬ヶ原などの湿原にポツンポツンと咲いていますが、桧枝岐小屋前の植え込みには、立派なクガイソウの群落があり、7月中旬過ぎのニッコウキスゲの見頃に合わせるかのように咲いていますが、植栽されたのでしょう。

自生株が必ず見られるのは中田代A地点で、牛首三叉から向かって小川(竜宮出口の下流)を渡った直ぐ右手で、7月中旬〜下旬には紫色の花を咲かせています。