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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
キヌガサソウ ユリ科  キヌガサソウ属 衣笠草
中部山岳地帯〜北海道の日本海側の山地・亜高山・高山の湿った林内・林縁に分布する多年草。

白馬岳などではよく見かける花ですが、尾瀬では極めて珍しい花となっています。

花も大きいが葉はもっと大きく、株全体ではかなりの大型な植物となる堂々とした山野草で、咲き始めの花は純白ですが、徐々に赤みを帯びてきます。
尾瀬でキヌガサソウに出会うのは容易ではない。何箇所かの自生地はあるのだが、その大半はきつい登りを終えてから見られる場所にあり、ミズバショウ・ニッコウキスゲ・エゾリンドウのように楽をして見られる花ではない。

お教えできる一番確実な場所は、燧ヶ岳登山道:長英新道を登って行き、ミノブチ岳を通り過ぎて、ナデックボからの登山道を左から合流させて、更に俎グラに向かって進んだ100mほど先の右手に大きな株のキヌガサソウがあり、7月初旬〜下旬が見頃となっている。
ミノブチ岳からの尾瀬沼 右上隅の俎グラに向かって この株の200mほど先に
尾瀬全体でのキヌガサソウは、6月下旬〜8月下旬の長い期間、見られる。