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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
カキラン ラン科  カキラン属 柿蘭
九州〜北海道の平野部・山地・亜高山などの日当たりの良い湿原・湿地に分布する多年草。

花色はカキ(柿)の実の色に似ていることからカキラン(柿蘭)と名づけられた。割と珍しいランで、群がって咲くことはなく、ポツンポツンと離れて咲いている。
尾瀬でも比較的珍しいランで、尾瀬ヶ原:赤田代分岐(東電小屋分岐)から20mほど東電小屋に向かった左手、同じく赤田代分岐から見晴(下田代十字路)に向かった左手、同じく赤田代分岐から赤田代に向かった左手、つまり全て赤田代分岐近くで7月中旬・下旬に私は見た経験があるだけです。

赤田代分岐には2つのベンチがあり、東電小屋・赤田代の2軒の山小屋・見晴の6軒の山小屋から近いせいか、このベンチで休む人は比較的少なく、たいがいは空いているので、ここにリュックを下ろして、付近の山野草を観察・撮影することをお勧めします。

赤田代方向にはトキソウの群落が、東電小屋方向の複線木道の間にはシラタマノキ、ヒカゲカズラなどが、見晴(下田代十字路)方向にはミズバショウ・コアニチドリなどが数多く見られ、尾瀬でも隠れた山野草の撮影ポイントです。