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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
エゾエンゴサク ケシ科  キケマン属 蝦夷延胡索
中部北部〜北海道の日本海側気候の雪深い山地・深山・亜高山の湿った林下・林縁などに分布する多年草。

仲間にはヤマエンゴサク、ミチノクエンゴサク、ジロボウエンゴサクなどがある。

本州のエゾエンゴサクは真っ青ではなく少し赤味も差しているが、北海道の平野部では真っ青なエゾエンゴサクが絨毯のように群生していている。

花は早い箇所では4月中旬、遅い箇所でも6月中旬には咲く。
尾瀬では珍しい花となっていて、限られた山道(大清水〜一ノ瀬、三平下付近、尾瀬ヶ原林道、平滑ノ滝〜三条ノ滝)でのみ5月下旬〜6月初旬の残雪期に見られ、尾瀬に入山する多くの人が通る5月末〜6月初旬の鳩待峠〜山ノ鼻〜上田代〜竜宮小屋〜ヨッピ橋では見ることができない。

なお、標高の低い大清水〜一ノ瀬休憩所は、4月下旬〜5月上旬に咲く。