040:沼尻〜白砂田代〜白砂峠〜見晴新道分岐〜見晴(下田代十字路)
このコースの見所と撮影ポイントは、白砂田代・白砂峠です。
このコースには、起点と終点に公衆トイレとベンチが、白砂田代に2ヶ所のベンチがあります。湧き水は豊富にあります。
尾瀬沼西岸の沼尻平にある
沼尻休憩所を左手に見ながら進み、
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左:休憩所、右の2棟は男女のトイレ |
休憩所から続く木道を合流して直ぐ、コースは左に曲がりますが、
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休業中の沼尻そば屋 |
曲がった途端に、休憩所・沼尻平の湿原からは全く見えなかった建物:沼尻そば屋が見えてきますが、ここ数年は休業中です。
最近は地図も読めない、或いは地図を見ないで進むハイカーも多いようで、尾瀬沼を一周するコースを進んでいる気持ちで尾瀬ヶ原への尾瀬ヶ原林道(見晴〜白砂峠〜沼尻)を進む人も多く、そば屋の前に注意書きの看板があります。
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そば屋の先の森の中 |
コースは全て木道が敷かれていますが深い森の中を進み、5月の残雪期には迷い易い箇所で、そこを通り過ぎると前方に
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アヤメ橋(白砂橋) |
白砂川に架かるアヤメ橋(白砂橋)が見えてきて、通称の通り上の画像で2本の木道の間にアヤメ(ヒオウギアヤメ)が7月中旬には咲いています。
アヤメ橋を渡った先はオオシラビソ・コメツガ・ハクサンシャクナゲなどの背の低い疎林地帯ですが、かなり遅くまで深い雪が残っている箇所です。
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5月下旬でも相当な残雪があります |
疎林地帯は直ぐに終わり、前方に森の中にぽっかりと開いた湿原:白砂田代が見えてきます。
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木道は湿原の中を左カーブ |
白砂田代は周囲360度の全てを森に囲まれ、入口付近の右手と、出口付近の左手のベンチ&テラスがあり、
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進行右手(北)の池塘 |
2つのベンチ&テラスの間の左右に池塘があります。白砂田代の中を通り、左手のベンチ&テラスを見送って進むと、やがて前方に白砂峠への悪路(岩がゴロゴロ、雨が降ると沢になります)が見えてきますが、その手前:右手にミジバショウの群落とタネツケバナが生えています。
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白砂峠への悪路 |
白砂峠への悪路は急坂ですが短く、
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白砂田代から進んだ白砂峠 |
直ぐに白砂峠に出て、右手に標識が見えてきます。尾瀬沼が1,665m、白砂峠が1,713m、見晴(下田代十字路)が1,400m、尾瀬沼から進むと50mほどの登りで済みますが、逆は313mの登りで、結構辛いものがあります。
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白砂峠の先 |
白砂峠の先は横木を渡した単線の木道が暫くは続きますが、直ぐに終わって、岩がゴロゴロした悪路となり、雨の時は水路となっています。
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木道が終わった先は悪路 |
悪路が終わるとまた単線の木道が始まりますが、直ぐに山道となり、ぬかるんでいたりする箇所を過ぎ、一旦は上りとなりますが、やがて急激に下る箇所が出てきて、そこは5月には残雪の多い急坂となっています。急坂が終わると平坦な木道、山道が交互に続き、段小屋坂と呼ばれる湧き水からの小川が多い箇所に差し掛かり、
6月には早春の花:エゾエンゴサク、キクザキイチゲ、ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)、エンレイソウ、オオウバユリ、スミレサイシン、ミヤマスミレ、ニリンソウなどが咲き乱れています。
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イヨドマリ沢 |
やがて前方に沢音が聞こえてくると、そこがイヨドマリ沢です。
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イヨドマリ沢 |
イヨドマリ沢から先は全線に木道が敷かれ、緩やかな下りを楽しんで進むと、右手から燧ヶ岳登山道の1つ:見晴新道が合流してきますが、
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降雨時の見晴新道 |
雨の時には水路となっている悪路です。やがて前方に分岐点が見えてきて、
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単線を左折すると公衆トイレ |
単線を左に曲がると公衆トイレ・無料休憩所(04年新設)・燧小屋・キャンプ場への近道で、複線を直進すれば見晴銀座に至り、左手に原の小屋(その次が桧枝岐小屋、続いて弥四郎小屋)、
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第二長蔵からの尾瀬小屋 |
右手に第二長蔵小屋(続いて尾瀬小屋)があり、そのまま進むと左手に弥四郎清水、
前方に尾瀬ヶ原の下田代、右手には赤田代・三条ノ滝・御池への燧裏林道が始まります。
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