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湿原27:上田代(うわたしろ)


燧裏林道 上田代
5月中旬、越後の山並みが直ぐそばに見られます。 6月も中旬近くなると湿原の上の雪は殆ど残っていません。
6月下旬、ワタスゲの綿毛も目立ってくる上田代です。 かなりの傾斜湿原であることが分かります。
木道近くには池塘はありませんが、離れた所にはあります。 秋には紅葉の見事な上田代です。
上田代という名の湿原は尾瀬に2ヶ所あります。1つは尾瀬ヶ原にあり川上川上ノ大堀川に囲まれた池塘の多い平坦な湿原で「かみたしろ」と呼びます。もう1ヶ所が燧裏林道の姫田代ノメリ田代の間にある傾斜湿原で「うわたしろ」と呼びます。

燧裏林道にある湿原には御池田代を除いてベンチ&テラスは殆どありませんが、上田代(うわたしろ)には2ヶ所のベンチがあり、距離的にも休憩したい地点ですから、なるべくここで休憩します。

上田代は燧ヶ岳の山裾にある広々とした傾斜湿原ですから、晴れ上がった日には遠くまで見通せ、越後の山並みを直ぐそばに見えます。

上田代には紅葉する落葉樹と、針葉樹が混在していますので、秋には尾瀬でも一番紅葉の美しい所と私は思っており、上田代を訪れるベストシーズンは秋、例年では10月初旬です。