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湿原10:鳩待通り アヤメ平


鳩待通り:アヤメ平
中原山方向からアヤメ平に入る箇所。 左の画像の一番奥に見える木道箇所。
アヤメ平は大きな湿原で、結構アップダウンがあります。 尾瀬ヶ原側には多くの池塘と至仏山 
お盆過ぎ、池塘の周りにはサワギキョウが多い 秋には北東方向に燧ヶ岳が良く見えます。
12月6日、富士見峠方向からの西:鳩待峠方向 流石に12月ともなるとハイマツに樹氷が
アヤメ平はかって、天井の楽園と呼ばれた美しい湿原でしたが、昭和30年代の第一次尾瀬ブームで踏み荒らされて、環境破壊の象徴となり、今でも「アヤメ平は酷い状態でしょう?」と聞かれますが、関係者の修復作業が実を結び、裸地はほとんどなくなり、高山植物も戻りつつあります。
標高:1,969m

アヤメ平の標高は1,969mで、尾瀬ヶ原の1,400m、尾瀬沼の1,665mより遥かに高く、付近の林の中には遅くまで雪が残っていますし、逆に草紅葉は早く、9月の土日には訪れるハイカーが多いですが、普段はあまり多くありません。

アヤメ平との地名は、キンコウカの芽をヒオウギアヤメの芽と見誤った方が命名されたそうですが、キンコウカとヒオウギアヤメの芽がソックリかどうかには触れません(^^♪

アヤメ平を訪れる方のコースは、鳩待峠〜鳩待通り〜アヤメ平〜富士見峠〜富士見下(その逆周りも)、鳩待峠〜鳩待通り〜アヤメ平〜富士見峠〜尾瀬ヶ原竜宮(その逆周りも)が大半ですが、私はよく、富士見下〜富士見峠〜アヤメ平を往復します。この場合、富士見下の駐車場は無料で、富士見下から歩きますのでバス代も掛からず、サイフが寂しい時にはありがたいのです(^^♪

アヤメ平の富士見峠側にはベンチがあり、ここで休むことをお勧めします。

ベストシーズンは、7月中旬〜下旬(イワカガミ・イワショウブ)と、9月下旬〜10月初旬(草紅葉)です。


鳩待通りには小田代アヤメ平中原山頂上近くにベンチが設置されています。公衆トイレと水場は鳩待峠と富士見小屋にあります。