越後の石打−直江津(1990/07)
梅雨も明けましたね. みなさん 海に山に足を伸ばしておられることでしょう.
週末しか自転車に乗らない私も行ってきました.
〔石打纈シ江津 東頸城丘陵(国道353・253号 旧・県道 浦川原・大島線)〕
景勝地ではないが,昔住んでた直江津に行くのが目的です.
ルートは100メートル以下のアップダウンを繰り返す丘陵地帯です.
車は少なく,周りの山の緑は濃く,素晴らしいところでした.
天候がよすぎて,ジュースをばか飲みしてしまいました.
(350×6 + 250×2 + 500×1 = 3,100CC)
いつもは上越市から車で帰京するとき,高速代金を節約するために関越道の
湯沢石打インターまでの近道として,夜通ったことしかなかったのでした.
中越から上越に抜ける裏街道とでも言えましょう.
清津峡では,路上にカモシカが出てきました.
石打繽\二峠トンネル辮エ津峡繪z後田沢繼{中繙繙纈Cの口纐L原トンネル繽シ之山 13.1 KM ←艨ィ 2.7 ←艨ィ6.1 ←艨ィ 9.0 ←艨ィ 瘋国道353号→
繙纈r尻繽シ代(まつだい)繩乱カ繼V明峠トンネル繿蜴R温泉繿蜩村・大平 5.1←艷 2.6 ←艨ィ 8.2 ←艨ィ 瘋国道253号→
繪Y川原繻ァ道新井柿崎線・青野十文字繙纃蒼ケ8号・三ツ屋交差点
9.1←艨ィ 7.1 ←艨ィ 7.1 ←艨ィ
繽t日新田辮M越本線・直江津駅 72.1キロ
2 ←艨@ (道のりはマップルによる)
コースタイム:
7月21日(土) 晴れ
目黒 4:33
山手線(池袋回り)
上野 5:08
5:13
高崎線・普通
高崎 6:57
7:14
上越線・普通
石打 9:04
9:30 (200M)
==サイクリング開始==
国道353号 舗装良好
〔十二峠トンネル西出口〕10:05 (400M)(トンネルは西に向け登っている) 魚沼スカイライン入り口あり
〔葎沢(むぐらさわ)〕 左に降りると清津峡.温泉あり
〔清津峡トンネル脇旧道〕 カモシカと遭遇.黒くて大きかった 距離,30Mくらいか
左は清津川,右は草の茂る急斜面.
手を振ると,右の山に消えてしまった
清津峡ユースホステルはトンネル西出口から見えるが,目立たない.
国道117号・飯山街道出合い 山崎まで緩い下り.
今回,ブレーキの必要な下りは殆どなかった
〔JR飯山線・越後田沢駅〕10:45〜11:00 あまりの暑さに牛乳500CC をいっき飲み
〔信濃川・宮中橋,養魚場〕
鷹の巣ダム北西岸を南下する.林道である.舗装が進んでいるが,途中,土主体の
ダートが1キロほどあり.今回はチューブラーでしたが,大丈夫でした.
ダムと林道(国道353号)の間に飯山線・越後鹿渡(しかわたり)駅が見える.
〔辰の口〕まっすぐ行くと津南. 上越に抜けるため右の松之山方面に折れる.
豊原トンネルまで +100M
〔豊原トンネル〕 11:40 1キロほどのフラットなトンネル
〔東川〕(300Mほど) 一度,谷に降りる.
〔五十子平〕 12:00 8%の勾配が続く.
〔松之山〕 12:15 松之山温泉への分岐 温泉はここから3キロ南
公衆浴場(無料あり)
兎口温泉(西へ1.5キロ)
露天風呂・『庚申の湯』あり
他,坂口安吾の碑等
〔池尻〕 国道253出合 東は十日町市,西は上越市
〔蒲生〕 松代町の西の中心地. 早稲田大学のセミナーハウスがある.
豪雪地帯である.
〔儀明峠トンネル〕 蒲生からほとんど登らずにトンネル入り口.旧道も+100M
〔大山温泉〕 13:15 トンネルを抜けると大島村.村営『あさひ荘』は
トンネル出口の左側.100台くらい停まれそうな駐車場があるが……
住所:〒942繧P1 新潟県東頸城(くびき)郡大島村字田麦2807繧X0
電話:02559繧S繧R046
直江津より車で40分,六日町より60分(夏道・4〜11月,冬季は要問合せ)
宿泊室 9室, 宴会場104畳, 食堂, 結婚式場あり
名物 山菜釜飯 舞茸
※『大山温泉の由来』:この温泉は,昭和49年6月,国道253号線儀明トンネル掘削中,湯花が付近の岩盤に付着している地点で,天然ガスの噴出,硫黄のにおいが一帯に立ち込める中,穣々と涌きいずる温泉が発見された.この地点は儀明薬師の垂直下に当たり,誰言うことなく薬師様から授けられた霊泉であると語り広がり信仰に結びつくようになった.
儀明峠は,魚沼郷・松之山郷と柏崎など日本海側とを結ぶ街道の難所であり,
旅人は頂上に安置されている薬師如来に道中の安全無事を祈願し,旅を続けたと
いう.側に弘法の井戸もあり渇を癒したことであろう.
近くにも自然の池がある.ある夏の日,浜から数十頭の牛を連れての帰り道,
ほとりにあるブナ林で休んでいるうち,牛も暑さのため塩を積んだまま池に入り
塩が水浸しになったとの逸話も言い伝えられている.
この道は塩の道であり,穀物を運ぶ重要なルートだったのである.
(『あさひ荘』パンフレットより)
※大島村の見所:菖蒲高原,鼻毛ケ池,板山不動尊,大安寺・木喰仏上人自身像.
虫川の大杉,日本一のトコロテン,小海の池
※方言:1)じょんじょん(副詞) = しっかり,大丈夫,悠々
文例)「冬囲いも済んだし,雪が降ってもじょんじょんだ」
『あさひ荘』の広告コピー ┳ 「じょんのび気分,味わえます」
2)〜こてね(強調の語尾)= 当然〜である
文例)「石打から上越なら,2時間で行かれるこてね」
〔大平〕 大島村中心地への分岐. 12月に車で来て,積雪のため立往生したところ ここから保倉川沿いにひたすら西進する.
〔虫川〕 安塚町への分岐. 豪雪の安塚町は発泡スチロールの箱に雪を詰めて
東京に『輸出』している.
〔浦川原〕 頸城自動車(マルK)のバス営業所がある.
目黒区民センターより立派な村民会館がある.ナイターの野球場もある.
〔青野十文字〕 県道・新井柿崎線と交差.交通量増える.浦川原方面からの
土砂・建設資材を運ぶダンプが多く怖い.
〔三ツ屋〕 国道8号と交差.海水浴の車で渋滞している.
帰路: 直江津 17:43
信越本線・普通
長野 19:32
19:35
信越本線・普通
高崎 22:04
22:08
高崎線・普通
上野 23:52
帰宅 0:30
感想:電車に乗っている時間が長く,疲れた.直江津日帰りは相当きつい.
東頸城丘陵はもっとじっくり走りたい.西上州と同じくらいのウエイトを置いてもいいと思った.そのためには,定住することが必要と思われる.