青森・雲谷(もや)高原、カワヨ牧場(2000/09) 戻 る
写真もちょっとあります 2000/9/29 - 10/1 (編集中) この文章は、旅行中に、カシオの電子手帳カレイド(XM-700)の 手書き認識メモ機能で書き留め、帰宅後 編集したモノです。 青森市郊外の雲谷(もや)高原YHに来ている。 ペアレントの高塚氏がバリバリのサイクリストで、 ニューサイやらサイスポの投稿記事が陳列してあった。 ちょうどぼくが現役だった1980年代と重なっているので、なおさら懐しかった。 事前の期待通り、好い気分転換、あるいは大袈裟にいえば、人生を考え直す機会になると思う。 そもそもここの管理人氏こそ趣味を仕事にしてしまっているではないか。 **************** [ゲリラキャンプ] モヤスキー場の人工空間からちょっと下った道端に 整地されて砂利の敷かれた資材置場のようなスペースがあった。 スキー場の放送を除けば[ゲリラキャンプ]にちょうど好さそうだった。 やはりキャンプは[ゲリラキャンプ]に限る。 **************** 雲谷ユースのペアレント 高塚氏: サイクリストがこうじてユースのペアレントになってしまったという人。 この宿には早く着いたので 談話室のアルバムなどをめくっていたら、 世界中を自転車でまわっていた人だということがわかった。 サイクルスポーツやらニューサイクリングやらの雑誌に寄稿した資料もあって、 ちょうどぼくが学生で自転車乗りも現役の時期だったので、とても懐かしかった。 上田まほろばユースでも感じたが、ユースとは ぼくにとってとても郷愁を思い起こさせる場所なのだ。 今は40代だろうか、アルバムの中面影がすっかり、みごとに白髪になっている。眉毛まできれいに。 その高塚氏にしても、永遠のツーリストでいるわけにはいかず、 横浜のユースを経て、カワヨグリーンユースでヘルパーを長期間やって、 この4月に青森市郊外に雲谷高原ユースを開設し、初代ペアレントに収まったというわけだ。 その高塚さんがいちばんきにいったという国がアイルランドである。 石ころと海風の国。アイルランドのパブで出されるギネスビールをここでも飲める。 ギネスビールといったら、あの焦げ臭いスタウトだけかと思ったら ここで供されるのはドラフトなのだった。 炭酸はそんなに強くなくて、アルコールも4.2%と まるでコーヒーのような飲物だ。 このドラフトを1リットルくらいのジョッキで2時間くらいかけてちびちび飲むんだろうなあ。 アイルランドのパブの片隅に沈澱していく感覚だろうか? **************** [青森公立大学] モヤ高原に登って来る途中、ずい分立派な学校があった。 かなり山の中だが学間に励もむには絶好の環境だろう。 まだできたばかりのせいで、人工的な雰囲気がぷんぷんしている。 **************** 今回の旅行で不思議に思ったのは、 ユースに何連泊も、いや何十連泊もしている人々の存在だった。 ー泊二食¥5、O0Oの安宿とはいえ、 車で移動したり、ビールを呑んだりしていれば、一日一万円の生活になることはた易い。 「ユースホステル」と称しているけれど 利用者の年齢層は30代以上だと感じた この施設あるいは制度が過去のものになりつつあるのではないか と **************** [八甲田山] モヤYHの人に勧められて、八甲田山に来てしまった。 「こんな上天気の日に、八甲田に登らないなんて(反語)」というわけだ。 %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% [カワヨグリーンYH] すばらしい光景だが、H“が圏外だ。 これは大問題。DDIのエリアマップには下田町はばっちり圏内のはずだっだのに。 明日は月曜だから、早々に八戸あたりに出なければならないだろうか? よく刈り取られた芝生。ゴルフ場の勾堅のきついやつとでむもいえばいいのか? しかし、牛も馬も見えない。 頭上を軽飛行機が飛んでいる。 3時半、日が陰って急に涼しくなってきた。 この草原のどこもがキャンプ適地である。 しかし何故、人はこれだけ偏って住んでいるのだろうか? いや、人間だけが固まって住んでいるだけなら構わないのだが、 人間の数だけ自動車もそこにあるということになると、途端に欝悼しくなってくるのだ。 十和田市(=三本木)ヘの交通手段が鉄道だけだっだら、 どんなに静謐な町だっただろうかと想像する。 そこの住人にとっては迷惑なことだろうが。 しかし、そういう、他の町との差達こそが特徴あるいは観光資源になるのだと思う。 **************** 刺戟が少いので筆が進むのは大変好いこと。 久振りに静かなユースに来たと思う こういう環境を求めていたはずだったのに 西日の差し込む二階の一室に押し込められると 途端に滅入ってくるから 人の心理は難しい この木造の二階屋が なんとも懐かしくもうら淋しい雰囲気を釀し出しているからだろう 少なくとも20年ほどは設備を更新していないだろうと思われる(布団は新しかった) 部屋の中にカメムシが2.3匹飛び回っていたのはご愛敬だ 実害はなかった (つづく) 戻 る