おやぢサルの日記

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5月27日 趣味


「まじしゃんず・あかでみいT&U」

まじしゃんず・あかでみいT
女神光臨!?

榊 一郎 著
ファミ通文庫
ISBN4-7757-0985-4

 

まじしゃんず・あかでみいU
聖母抹殺!?

榊 一郎 著
ファミ通文庫
ISBN4-7757-1319-3

うわわわわっ。なんとちょうど7ヶ月ぶりの更新ですよここ(^^;;

「神曲奏界ポリフォニカ」が、クリムゾン・シリーズを元にアニメ化して4月から放送(でも東京大阪名古屋だけの放送なんだよね。ガッカリ)ってことで、ポリフォニカのクリムゾン・シリーズの文庫本が書店にたっくさん並んでる今日この頃。
いやまぁ、ポリフォニカも、特に赤はそのうち手を出したい作品の一つなんですが。でも最初はキネティックノベルの方にするかも。

で、まぁそこはひねくれてる私のこと(苦笑)、書店に並ぶポリフォニカを横目で見つつ、う〜ストジャが読みたいんじゃー最近榊一郎分が不足なんじゃーデスパレイト!やフェイク・フェイクは何が違う感じがするんじゃーとか勝手なことを考えつつ、手に取ったのがこの「まじしゃんず・あかでみい」通称“まかでみ”です。(“まじあか”だとクイズマジックアカデミーになるので注意、笑)

第1巻が2003年1月発売なわけで、もちろんず〜っと前からこの作品の名前だけは知ってたんですが、どうにも読む気がしなかったというか。
コミカルな中にも必ず重苦しい材料を混ぜ込んでくれる榊さんの小説は好きなわけで、というかそういう成分は「ストレイト・ジャケット」で十分満足してたわけですよ。

・・・でも、ストジャが最近出ない(T_T)
んで、とうとう堪えきれなくなって〜・・・でも、ポリフォニカで良かったんじゃないの? てか、イラストはあっちの方が好み(^^;

 
ですが、ハマっちゃいました。あう〜(^^;;
1巻の第1章だけは、携帯で配信されてるラノベのお試し版で読んでいたんですが、これに挿絵が付いて、さらに第2章以降の展開が付いたら、なんかもう止まらなくなっちゃって。

話としては、軽いです。ラブコメです。萌えです。第1巻のあとがきで作者が“萌え萌えでベタベタな話をあざとくやる”のがもともとのコンセプトとか書いてます。
まぁでもそこは、榊さんの書く小説だし。萌えだけでも軽いだけでもないものがやっぱり混ざってます。

時代は現代、所は日本。世間一般からは秘匿された魔術師の学校に通う主人公と、主人公の周囲の奇特な人(?)たちの繰り広げるドタバタ劇、っていうところ。
主人公(羽瀬川拓人、男)に幼馴染のいとこ(羽瀬川鈴穂、女)に妹(の立ち位置だよなぁタナロットは。一応女の子の姿の使い魔)が主要登場人物ですが、ほら、萌え材料はそろってるでしょ? でもあんまりベタな感じがしないのは、あんまりそういう作品に私自身が触れてないからなのかどうなのか?

あーそうそう、榊さんの大好きなメイドさん、萌えの話に出ないわけはありませんので。しかも獣耳+しっぽ付きです(^^;

んでまぁ、私がハマった原因っていうのが、萌えの方じゃなくて、この世界の大きな謎に興味を持ってしまったからなんですよね(^^; 萌えはあくまで風味として楽しんでおります。
だって、先輩が実は魔王だったり、学長が某ポピュラー宗教の始祖にして神のお方だったりするんですよ、この世界。

 
第1巻は、タナロットと鈴穂が拓人を取り合ってケンカして引き分けるって話。
第2巻は、神や悪魔に殺されそうになりながら、拓人の秘密(と先輩の秘密)が明かされる話。
まぁ2巻まで読まないと、1巻の序章に書かれてる意味がサッパリわからないわけですよ。

なんかもう、2巻まで一気読みしちゃったんで、今晩3巻読んじゃうような勢い(^^;;