おやぢサルの日記

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10月28日 趣味


「紅牙のルビーウルフ」

紅牙のルビーウルフ

淡路帆希 著
富士見ファンタジア文庫
ISBN4-8291-1751-6

10月21日、秋葉原エンタまつりに行った際。ゲーマーズ本店で購入。翌日にサクッと読み終わりました。

すごく読みやすくて、頭の中に自然と情景が浮かんできて、終始飽きが来ない、そんな文に、うわこの書き手さんホントに新人?とか思っちゃったり。
第17回ファンタジア長編小説大賞に準入選した作品です。

赤ん坊の頃の政争によって城から逃がされ、盗賊に育てられた王女様のお話・・・っていうと、ああ、それでお城からの突然お迎えがあって自分が王女だって初めて知らされていろいろとドタバタがあるお話かな?なんて思っていたんですが。
でも私は、物語の初めの頃におもいっきりどんでん返しをくらいました。ライトノベルというか、小説で一旦登場して詳細に描写された人物とか組織って、やっぱりそれから大活躍するよね、って思ってましたし。
それがあった直後から、私はルビーウルフという主人公のファンになりました(^^ゞ

いやまぁ、ドラゴンマガジンに掲載された短編で、ルビーウルフのお話はちょっと読んでましたから、面白いってのは知ってたんですけどね。でもあんなものを背負っていたとは。そんなこと微塵も感じさせないから。

王道ファンタジーなんですけど、なんかくだけちゃってるっていうか。
重いものを背負ってるくせに、あっけらかんとしてるというか。
ルビーウルフ、15歳の女王陛下だけど・・・盗賊だし。

 
元気をもらえるお話です(^^) こういうのいいね〜。