撮影地:ファニーベイ(ダーウイン、ノーザンテリトリー)イーストポイント
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● ファニー・ベイの落陽
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今回もダーウインは暑かった。雨期の到来を感じさせる湿った空気の中を太陽が南洋に沈む。400mmの超望遠を通して覗く太陽はとても大きい。夕陽にしても朝陽にしろ、太陽そのものを被写体にする場合、撮影できる時間は驚くほど短い。うかうかしているとあっと言う間に太陽は沈んでしまう。恐らく5分あるかないかだろう。当然、撮影は非常に慌ただしい。露出を変え、構図を変え、その5分に勝負をかける。しかも、見事な落陽を目にすると気持ちも高ぶって、5分間は夢心地のように過ぎて行く。これまで何度も日没に立ち会ったが、ワシは未だに平常心を保てない。「ファインダーの中で地球の自転を感じながら撮りました」、などとかっこいいことを言いたいが、その実は無我夢中で写したカットである。
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Nikon
F5A with MF-28,
Ai AF VR Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D, Fujichrome PROVIA 100F (RDP III) Aperture-Priority Auto @ F8 Fannie Bay, Darwin, Northern Territory October, 2001 |
2001.12.17
掲載
2002.11.06 アクセス解析対応 |