撮影地:シャーク湾(シャーク・ベイ)ペイロン半島, シエルビーチ, 西オーストラリア

● 足跡

カナーボンからパースへ戻るフライト、眼下にシャーク湾(ペーロン半島 Peron Peninsular)の大パノラマが広がった。当然のことであるが、地図で見たままの海岸線に深く感激する。老婆心ながら補足すると、右手が北になる。アボリジニの言葉で"巨人の足跡"(birridah)と呼ばれる塩湖が印象的に並ぶ。画面中央よりやや左上に見える入り江が有名なシェル・ビーチである。ビーチで嘆息した海の透明度は上空からも変わりない。これだけの高度から眺めても海の底まで見えそうだ。この海に最古の生物ストロマトライトが息づき、ジュゴンが繁殖し、イルカが遊ぶ。いつまでも大切にしたい我らの世界遺産である。


Nikon F4,
Ai AF Zoom Nikkor 28-85mm F3.5-F4.5S
Fujichrome PROVIA ISO 100 (RDP II)
Aperture-Priority Auto @ F5.6
The skies of Shark Bay, Western Australia
December, 1997

2001.04.19 掲載
2002.06.21 写真拡大・レイアウト変更
2003.03.22 アクセス解析対応