撮影地:ピナクルス(ピナクルズ)、西オーストラリア、ナンバン国立公園

●  黄昏迫る頃
黄昏迫る頃、石柱は昼間とは違う表情を見せる。この時間帯になると一部を除いてツアー客も家路についてしまい、周囲は静寂に包まれる。「荒野の墓標」という呼称がリアリティを帯びる。毎日何百人もの観光客が参加する現地発着ツアーの中でもピナクルスはウエーブロックと並んで高い人気を誇り、パースの観光案内所などでは両方面へのパンフレットが山のように並んでいる。両者は方角が全く違い、距離も離れているので、一日で両方を見ることは不可能である。さて、そこで旅人には大きな問題、パースからの一日観光、有名なウエーブロックとこのピナクルスどちらを取るか?これ以上はネタばれになるのでここでは記すまい。どうしても知りたい方はメールにてお問い合わせいただきたい。

Nikon F4 with MF-23,
Ai AF Nikkor 20mm F2.8S,
Fujichrome PROVIA ISO 100 (RDP II)
Aperture-Priority Auto @ F4
The Pinnacles, Nambung National Park, Western Australia
March, 2000

2003.05.22 掲載